• 作成日 : 2024年9月9日

楽天カードの申し込みで審査落ちする理由は?再申請のポイントや対策を解説

楽天カードは、比較的審査が通りやすいクレジットカードといわれています。しかし対策をせずに申し込むと、審査落ちしてしまい、カードを発行してもらえないケースもあります。

本記事では、楽天カードの申し込みで審査落ちする主な理由や、再申請する前の確認ポイントを解説します。審査落ちする理由をクリアにし、カードをスムーズに発行しましょう。

楽天カードの申し込みで審査落ちする主な理由

クレジットカードによる審査落ちの理由は、申請内容の不備や収入の状況などが考えられ、主な原因は人それぞれです。

クレジットカードの発行を申請すると、カード会社は信用情報機関で管理されている申請者の信用情報にアクセスし、支払い能力を審査します。

審査の難易度は各カード会社やカードの種類によって異なり、審査落ちの理由は公開されていません。しかし、一般論として審査落ちにつながりやすいる共通の要因はあるため、ここでは考えられる主な理由を4つ紹介します。

申込内容に不備があった

必要事項に誤りやミスがあると、申請者のステータスが確認できず審査ができません。例えば、勤務先住所の記入ミスや印鑑の間違い、指定の本人確認書類がないケースなどが該当します。これらの場合、カード会社から連絡をもらった際に修正を行えば、問題ない場合もあります。

安定した収入を証明できない

クレジットカード会社の審査に通るには、安定した収入が必要です。カード会社は、職業や勤務形態、勤続年数などの情報を参考に収入の見込み額を予測し、審査を行います。

特にフリーランスや転職したばかりの人は、安定した収入を証明しにくいため、正社員と比べると審査が通りにくい傾向があります。また、貯金があっても定期的な収入が少ない方や申請者と配偶者ともに無職の場合も、審査に通らない可能性が高いといえます。

クレジットヒストリーが審査基準に満たなかった

クレジットヒストリーとは、過去の支払いや借入の利用状況などクレジットカードに関する履歴を指します。略して「クレヒス」とも呼ばれ、クレジットカードの未払いなどを含んだ支払い状況やローンの契約など、個々の信用に関わる過去の情報が登録されています。

クレジットヒストリーの状態が悪いと、カード会社から「支払い能力に不安がある」「誠実な対応をしない人」と判断されてしまい、審査落ちする可能性が高まります。

短期間で複数枚のクレジットカードに申し込んだ

短期間で複数枚のクレジットカードを申し込むのはおすすめしません。クレジットヒストリーには、支払い状況やローン契約などのほか、他社カードの申し込み状況も記録されます。短期間に複数のカードを申し込みがあると、何かしらの疑惑をもたれ、審査に影響を及ぼす可能性があります。短期間で複数枚のクレジットカードに申し込むことは控えるのが賢明です。

楽天カードの申し込み前に確認すべきポイント

楽天カードを含めて、クレジットカードの審査を通りやすくするために、確認すべきポイントがいくつかあります。ここでは、申し込み前に押さえておきたい内容を解説します。

自分の収入額を確実に把握する

申請書の収入欄には、手取り額ではなく税金などが引かれる前の額面の収入額を記載します。手取り額が20万円として、12ヶ月の240万円と記入すると、実際の収入よりも少なく申請してしまう可能性があります。

手取り20万円であれば、実際の収入は約25万円、年収は約300万です。ボーナスがある場合は、それも含めた総年収額を記載してください。なお、給与明細には「支給額」と記載されるため、実際に確認しておくとより安心です。

数ヶ月以内に審査落ちしたカードがないか確認する

数ヶ月以内に審査落ちしたカードがあるか確認するのも大切です。カード会社は、他社の申請履歴を信用情報機関で閲覧できるため、「短期間に複数カードの申し込みがあった」「審査落ちした」などの記録が残っていると、リスクが高いと判断される可能性があります。

もし数ヶ月以内に審査落ちしたカードがあれば、申請のタイミングを少し遅らせましょう。申請までに、借入を返済したり収入を安定させたりすると、信用情報が改善するケースもあります。

他社カードの滞納がないか確認する

楽天カードの申し込み前に、他社のクレジットカードの滞納がないか確認してください。他社カードや消費者金融の借入などの延滞があると、審査に通りにくくなります。滞納していること自体の問題に加えて、収入に見合わない支払総額になっているのではないかと判断され得るからです。

特に気をつけたい支払いは、以下の通りです。

  • 既存のクレジットカード
  • 消費者金融の借入(カードローン)
  • 携帯電話の割賦払い
  • 車やバイクのローン

ただし、支払いの遅れを解消したとしても、しばらくは審査に影響が残る可能性は高いと考えられます。毎月の支払いをきちんと行い、新たな滞納を増やさないことが大切です。

楽天カードに再申請する際のポイントは?

楽天カードの審査に落ちてしまっても、諦める必要はありません。再申請の際に注意すべきポイントを押さえれば、審査通過の可能性を高めることができます。

クレジットヒストリーの状態を確認する

再申請の前に、信用情報機関に問い合わせて、自身のクレジットヒストリーを確認するといいでしょう。クレジットヒストリーは、次の信用情報機関で管理されています。

  • 株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社 日本信用情報機構(JICC)
  • 一般社団法人 全国銀行個人信用情報センター

信用情報を開示し、自分の支払い履歴や延滞などのネガティブな情報がないか把握できれば、申請に関するマイナス要素を排除できます。他社からの借入や支払いの状況も見直し、信用情報を良好な状態に保つよう心がけてください。

正しい情報を記入する

過去の審査落ちを振り返り、申込情報の記載内容を丁寧に記入しましょう。

よくある事例では、引っ越しに伴う住所記載のミスなどがあります。引っ越したばかりの方は、新しい住所を入力しているか慎重にチェックしてください。

さらに、本人確認のための書類がそろっているかどうかも把握しておきましょう。細心の注意を払って情報を記入すれば、審査通過が近づくかもしれません。

6ヶ月以上経過後に再申請を検討する

楽天カードで審査落ちした場合、すぐに再申請することは得策ではありません。審査落ちには何らかの理由があり、主な要因を改善しない限り通過する可能性は低いままと言えます。

クレジットカードの申請履歴は、審査結果にかかわらず、信用情報機関に約6ヶ月間保管されます。約6ヶ月を過ぎれば、信用情報機関から「申請した記録」が消え、審査に落ちるとされる要因が1つ改善されます。

ただし、これはあくまでも信用情報機関での保管期間です。楽天カード側では独自に申請者情報を保管していると考えられるため、6ヶ月の経過は信用情報の保管期間とはあまり関係がないといえます。

6ヶ月という期間は、あくまで与信審査の基準を改善するための目安期間と考えた方が良いでしょう。

すぐにクレジットカードが必要な場合は?

楽天カードは即日発行できず、審査から発行まで7日から10日程度かかります。即日発行できるクレジットカードが必要な場合は、次のカードを検討すると良いでしょう。

プリペイドカード

事前にお金をチャージするタイプのカードです。利用前にお金をチャージする手間はありますが、審査もなく、即時発行できるプリペイドカードもあります。例えば、Visaの「バンドルカード」は携帯電話の番号があれば、アプリから簡単に発行できます。年齢制限もなく、支払いはコンビニやネット銀行から行います。

ネットショッピングなど、クレジットカードと同様の使い方ができるため、クレジットカードの審査通過が難しい人には便利なカードです。

デビットカード

デビットカードは、銀行口座の預金から直接引き落としされる仕組みの、買い物用のカードです。

利用代金が口座から同時に引き落とされる仕組みであり、クレジットカードのような支払い能力の審査は不要のため、即日発行できるカードもあります。

他社の即日発行のカード

一部のカード会社では、即時発行・即日発行できるクレジットカードを提供しています。例えば、JCB CARD WやPayPayカードが該当します。

ただし、即時発行・即日発行できるクレジットカードは、プラスチックカードではなく、スマホを用いたオンライン決済・キャッシュレス決済がメインです。その後、1週間ほどしてプラスチックのカードが自宅に届くという流れです。

カードの特徴を理解し、自分のニーズにあったものを選びましょう。

楽天カードで審査落ちしたら原因を調べることが大切

楽天カードの審査落ちは、安定した収入の証明ができないことや、クレジットヒストリーが審査基準に満たないことなどが主な理由として挙げられます。また、他社カードの滞納や短期間での複数カードの申請も個人の信用度を下げる要因になります。

審査落ちを避けるには、収入を正確に申告し、支払いの遅延をすぐに解消するなどの対策が必要です。

審査に自信がない場合やすぐにカードが必要な場合は、プリペイドカードやデビットカード、他社クレジットカードも選択肢として考えられます。特に、プリペイドカードは審査不要で即日利用可能なため、急ぎの場合におすすめです。

カード会社に「この人は誠実な人だ」と思ってもらえるように、きれいな信用情報を積み上げていきましょう。

 


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