- 更新日 : 2023年12月8日
最新デビットカード5選!おすすめの選び方や還元率の比較
デビットカードは、決済時に口座から料金が引き落とされるため、支払管理をしやすいカード決済です。しかしカードの種類が多すぎて、どのデビットカードを選ぶべきか迷っている方も多いかもしれません。
そこで今回はデビットカードの特徴や、デビットカードの選び方、おすすめのデビットカードを紹介します。
デビットカードとは?
デビットカードはカード決済のひとつで、レジなどで料金を決済すると、即座に銀行口座からお金が引き落とされる決済方法です。デビットカードは普段のショッピングの支払いに利用できます。
デビットカードは、買い物をする際に銀行口座から現金を引き出さずに支払えるカード決済のメリットと残高以上に使いすぎる心配がないので、安心してショッピングに利用できるため人気を集めています。
プリペイドカードのようにお金をチャージする手間がないので、利便性が高く使いやすいカードといえます。
クレジットカードとの違い
クレジットカードとデビットカードの主な違いを表にまとめました。
項目 | デビットカード | クレジットカード |
---|---|---|
支払いタイミング | 即時払い | 後払い(カード会社が指定する日) |
支払回数 | 一括のみ | 一括払い 分割払い リボ払いなど |
デビットカードとクレジットカードの主な違いは、支払いのタイミングです。デビットカードは、その場ですぐに口座から利用料金が引き落とされます。一方、クレジットカードは、カード会社が指定する日にまとめて支払います。
また、デビットカードの支払いは原則一括払いですが、クレジットカードは分割払いやリボ払いなど支払回数の選択ができます。
プリペイドカードとの違い
デビットカードとプリペイドカードの主な違いは、次の通りです。
項目 | デビットカード | プリペイドカード |
---|---|---|
支払うタイミング | 即時払い | 前払い |
ポイント還元 | あり | カード次第 |
プリペイドカードは、お金を事前にチャージして使うタイプのカードです。チャージした利用金額の範囲で利用するため、使いすぎ防止に役立ちます。
また、デビットカードの利用金額は、ポイントが還元されるのに対し、プリペイドカードはカードによって異なります。
それぞれの特徴を理解し、用途に合ったカード選びをしましょう。
デビットカードのメリット
利便性の高いデビットカードですが、他のカード決済と比較したメリットは下記の3点です。
- お金を支払いすぎる心配がない
- 原則、与信審査なしで発行できる
- 高校生(満15歳以上)から発行できる
それぞれのポイントを、詳しく見ていきましょう。
お金を支払いすぎる心配がない
お金を支払いすぎる心配がないのは、デビットカードの大きなメリットです。デビットカードは、支払いと同時に指定口座から料金を引き落とすため、使いすぎを防止できます。
残高以上の買い物はできませんが、予算の範囲でお金を管理したい方にとっては、使いやすいカードといえます。
原則、審査なしで発行できる
クレジットカードと異なり、原則として銀行に口座があれば、審査なしでデビットカードを発行できます。デビットカードは、支払いの度に引き落とされる仕組みであるため、カード会社がカード保持者の支払能力を審査する必要がないからです。
同様の理由から、デビットカードにはキャッシング機能も付帯しておりません。キャッシングの機能が必要な方は、クレジットカードを検討してください。
高校生(満15歳以上)から発行できる
多くのデビットカードの発行条件は、15歳または16歳以上と規定されています。カードの審査が不要で、利用限度額を設定できるため、高校生以上の子どもに持たせるカードとしては最適です。
高校生からデビットカードを持たせることで、実践的な経済感覚を身につけられるかもしれません。
デビットカードのデメリット
デビットカードを使用する上で注意しておきたいデメリットもあります。
分割・リボ払いによる後払いができない
クレジットカードとは異なり、デビットカードは分割払いやリボ払いによる後払いはできません。
デビットカードは予算内の支出を管理するのには便利ですが、予算を超える大きな支出には対応しにくいため注意が必要です。
支払いに対応していない店舗・サービスもある
デビットカードは、多くの店舗・サービスで使えますが、一部対応していないところもあります。
支払いに対応していない可能性のある店舗やサービスは、次の通りです。
- 高速道路の通行料金
- ガソリンスタンドの給油代
- デビットカードを利用した電子マネーへのチャージ
- 海外加盟店の一部
- 電気代など公共料金
- 携帯電話の料金
- 飛行機などの機内販売
デビットカードの選び方
デビットカードを選ぶ際は、次の6つのポイントを参考にするといいでしょう。
Visaなど国際ブランド付きかどうか
デビットカードを選ぶ際は、国際ブランド付きかどうかに注目しましょう。
デビットカードには、VisaやMastercardなどの国際ブランドが付帯したカードと、ブランドではない「J-Debit」が付帯したカードの2種類があります。
J-Debitは、所有しているキャッシュカードを直接店頭で提示し決済する方法です。しかし、国際ブランドと比較すると対応店舗が少ないといったデメリットがあります。J-Debitよりも多くの店舗で利用したい方は、国際ブランド付きのデビットカードを選びましょう。
ポイント還元率が高いかどうか
ポイント還元率の高さも見逃せないポイントです。デビットカードには、利用した金額に応じてポイント還元やキャッシュバックを受けられる特典があります。
還元率が高いほど、利用に応じてポイントが戻ってくるため、貯まるスピードが早くなります。例えば、1万円の利用金額に対して、0.5%では50ポイント、1%なら100ポイント付与されます。
ポイントを効率的に貯めたい方は、還元率の高いデビットカードを選択してください。
公共料金・税金の支払いに対応しているか
デビットカードが公共料金や税金の支払いに対応しているか確かめましょう。
例えば、楽天銀行の「楽天銀行デビットカード」やソニー銀行の「Sony Bank WALLET」は公共料金や税金の支払いに対応しています。
公共料金や税金の支払いにデビットカードを使えば、ポイントが獲得できて経済的にもお得です。
スマホ決済、タッチ決済の対応をしているか
デビットカードには、スマホ決済やタッチ決済に対応しているカードがあります。
基本的には、iPhoneユーザーはApple Pay、AndroidユーザーはGoogle Payに対応しているデビットカードを選んでください。また、PayPayやd払いなどのスマホ決済と連携できるカードもあります。
デビットカードでスマホ決済やタッチ決済を利用できれば、スマートに支払いが完了します。
海外でお得に利用できるか
海外留学や海外出張で長期間海外に滞在する方は、海外でお得に利用できるデビットカードが最適です。
とくに、海外事務手数料やATM手数料が無料のデビットカードであれば、コストを抑えられます。できるだけ費用のかからないデビットカードを検討してください。
即日発行できるかどうか
デビットカードの即日発行ができるかどうかも大事なポイントです。通常、デビットカードの発行は郵送で1週間から2週間程度かかります。
しかし、デビットカードの中には即日発行できるものもあり、急ぎで使いたい方は、チェックしてみるといいでしょう。
デビットカードのおすすめ5選
厳選したおすすめのデビットカードを5つ紹介します。
Sony Bank WALLET(ソニー銀行)
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド | Visa |
海外事務手数料 | 無料(対象10通貨の外貨普通預金口座が対象) |
ポイント還元 | 0.5% |
利用限度額(国内・国外) | 1日あたり50万円 |
保険・補償 | ショッピング保険、不正利用補償 |
利用条件 | ソニー銀行の銀行口座をもつ15歳以上 |
スマホ決済 | タッチ決済、Google Pay |
Sony Bank WALLETは、デビットカードとキャッシュカードが一体になったカードです。月末時点の残高や取引に応じて、最大2%のポイント還元が享受できます。
タッチ決済機能も搭載し、忙しい日常を過ごす方の助けになるでしょう。
楽天銀行デビットカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
国際ブランド | Mastercard、JCB、Visa |
海外事務手数料 | 3.08% |
ポイント還元 | 1% |
利用限度額(国内・国外) | 1日あたり100万円 |
保険・補償 | 盗難保険 |
利用条件 | 楽天銀行口座をもつ16歳以上 |
スマホ決済 | タッチ決済 |
楽天銀行デビットカードは、楽天銀行が発行する年会費無料のデビットカードです。基本還元率は1%で、毎月3万円利用すると、年間で3,600ポイントも獲得できます。
公共料金の支払いでもポイント還元があり、ポイントが貯めやすいカードといえます。
PayPay銀行 Visaデビットカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
国際ブランド | Visa |
海外事務手数料 | 3.08% |
ポイント還元 | 0.2% |
利用限度額(国内・国外) | 1日最大500万円 |
保険・補償 | × |
利用条件 | PayPay銀行の普通預金口座をもつ15歳以上 |
スマホ決済 | タッチ決済 |
PayPay銀行 Visaデビットカードは、キャッシュカードとデビットカードが1枚になったカードです。PayPay銀行 Visaデビットカードを利用すると、500円につき1円のキャッシュバックサービスがあります。
現金と同じような感覚で使いたい方は、PayPay銀行 Visaデビットカードがおすすめです。
セブン銀行 デビット付きキャッシュカード
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド | JCB |
海外事務手数料 | 3.0% |
ポイント還元 | 0.5% |
利用限度額(国内・国外) | 1日あたり50万円 |
保険・補償 | 不正利用補償 |
利用条件 | セブン銀行口座をもつ満16歳以上 |
スマホ決済 | 電子マネーnanaco |
セブン銀行デビットプラスは、セブン銀行が発行しているデビットカードです。年会費無料で、国際ブランドのJCBが利用できます。カードの不正利用補償も付帯し、万が一盗難やスキミング被害に遭っても安心です。
りそなデビットカード
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド | Visa |
海外事務手数料 | 2.5% |
ポイント還元 | 0.5% |
利用限度額(国内・国外) | 海外:年間50万円 |
保険・補償 | ショッピング保険、不正利用補償 |
利用条件 | 15歳以上 |
スマホ決済 | Google Pay、タッチ決済 |
りそなデビットカードは、りそな銀行が発行しているデビットカードです。りそなデビットカードは、海外事務手数料が2.5%と低く設定されているので、海外旅行や海外オンラインショッピングでの利用に便利です。スマホ決済にも対応し、迅速に支払いが行えます。
デビットカードの作り方
ほとんどのデビットカードは、金融機関で公式ホームページや専用アプリから申し込めます。
一般的なデビットカードの作成手順は、次の通りです。
- 申し込むデビットカードを決める
- 既存の銀行口座とひもづけるか、必要であれば新規口座を開設する
- 必要な情報を記載し、デビットカードを申請する
- カードが発行され、郵送で自宅に送付される
クレジットカードとは異なり、デビットカードには与信審査が不要です。申請からカードが届くまでの日数は異なりますが、一般的に1週間から2週間程度かかります。
注意したいのは、新規口座を開設する際、運転免許証や健康保険証など本人確認書類が必要となります。あらかじめ書類を準備しておくと、スムーズに手続きができるでしょう。
使う目的に合わせてデビットカードを選ぼう
口座残高からその場で引き落としできるデビットカードは、ネットショッピングにも毎日のお買い物にも使える便利なカードです。メリットとして、お金を使いすぎる心配がないこと、原則審査なしで保持できること、15歳から所持できることの3つが挙げられます。
デビットカードを選ぶ際は、国際ブランドの有無やポイント還元率の高さ、海外でお得に利用できるかなどの項目にも注目し、ご自身の目的やシーンに合わせてデビットカードを選ぶことをおすすめします。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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