- 作成日 : 2024年4月26日
おすすめのキャッシュレス決済手段は?それぞれの特徴や活用方法を解説
キャッシュレス決済は、クレジットカードやプリペイドカード、電子マネーなど現金を使わず支払う方法です。近年、決済のキャッシュレス化が進み、私たちの生活に欠かせない存在になっています。一方で、キャッシュレス決済の種類が多く、何を目安に選べばいいのかわからない方もいるでしょう。
本記事では、おすすめのキャッシュレス決済の種類や選び方を詳しく解説します。
目次
おすすめのキャッシュレス決済
キャッシュレス決済は、現金を利用せずに支払いを完了させる決済方法です。財布を取り出す必要がなく、お釣りのやりとりもいらないため、スムーズに支払いを済ませられます。ここでは、使いやすさやお得さの観点から厳選したキャッシュレス決済を紹介します。
おすすめのキャッシュレス決済
三井住友カード(NL) | PayPay | |
---|---|---|
おすすめの人 | ・海外旅行やビジネス出張が多い人 ・オンラインショッピングの利用が多い人 | ・スマートに支払いを済ませたい人 ・個人間で送金がしたい人 |
キャッシュレス決済の種類 | クレジットカード | QRコード決済(バーコード決済) |
基本ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
利用審査 | 〇 | △(出金が可能なPayPayマネーを利用するには、本人確認が必要です) |
国際ブランド | Visa、Mastercard | 登録できるクレジットカードは、Visa、Mastercard |
ポイント名 | Vポイント | PayPayポイント |
使い方 | スマートフォンのタッチ決済、もしくはカードをスキャンして決済する | スマートフォンのアプリに表示してあるバーコードを提示・読み取りしてもらい決済する |
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、Visaのタッチ決済とMastercardのコンタクトレス決済に対応しているクレジットカードです。支払いの際、店頭でお店の端末にかざすだけで、すぐに決済が完了します。基本的に、サインや暗証番号の記入も不要で、ストレスなく買い物が楽しめます。
またVisaとMastercardは、世界的にシェア率の高い国際ブランドです。国内外で使える店舗数も多く、とくに海外での利用に強みを発揮します。
PayPay
PayPayは、国内でトップシェアを誇るQRコード決済です。スマートフォンにアプリをダウンロードしお金を入金すると、QRコードをスキャンすれば簡単に支払いができます。
さらに、コンビニやドラッグストアなどの実店舗だけでなく、PayPayフリマやヤフオクなどのオンラインサービスにも使えるため、生活のさまざまなシーンで活躍します。手軽にキャッシュレス決済を始めたい人にとって、魅力的なサービスといえるでしょう。
キャッシュレス決済の主な種類
キャッシュレス決済の種類はたくさんあり、大きく分けると「カード決済」「スマホ決済」に分類できます。どのようなキャッシュレス決済があるのか、詳しく見ていきましょう。
カード決済
カード決済は、主に「プリペイドカード」「デビットカード」「クレジットカード」に分けられます。
プリペイドカード
プリペイドカードは、事前にお金をカードにチャージし、残高から支払われる「前払い」タイプの決済方法です。一部のプリペイドカードは有効期限があり、期限が切れると入金したお金が使えなくなる場合があるので注意が必要です。
デビットカード
デビットカードは、連携させた銀行口座から支払時に即時引き落とされる「即時支払い」タイプの決済方法です。口座の残高がなくなると、カードの利用はできなくなります。
クレジットカード
クレジットカードは、買い物などでの利用後に支払いを請求される「後払い」タイプの決済方法です。クレジットカードは一括払いだけでなく分割払いも選べます。
スマホ決済
スマホ決済は、主に「QRコード決済(バーコード決済)」、「非接触決済」の2種類に分類できます。
QRコード決済(バーコード決済)
QRコード決済(バーコード決済)は、スマートフォンに表示されるQRコードを専用の機械に読みこませて、支払いを完了させる決済方法です。基本的には、あらかじめお金を入金し利用する「前払い」タイプを採用しています。ただし、専用アプリにクレジットカードを登録することで、通常のクレジットカードのように「後払い」タイプに変更もできます。
非接触決済(電子マネー)
非接触決済は、店舗の専用端末にスマートフォンを近づけるだけで支払いが完了する決済方法です。スマートフォンの中にあるICチップを通して支払う方法もあります。カード決済とは異なり、バスや電車などの公共交通機関での利用が可能です。非接触決済は、お金をカードやアプリに入金する「前払い」タイプと、クレジットカードを登録し後からまとめて請求される「後払い」タイプの2種類があります。
代表的なキャッシュレス決済サービス
キャッシュレス決済サービスの具体的なサービス例を紹介します。
dカード プリペイド
dカード プリペイドは、年会費無料のプリペイドカードです。dカード プリペイドで買い物をすると、利用金額200円につきdポイントが1ポイント付与されます。さらに、全国のid加盟店やMastercard加盟店でプリペイドカードを利用する場合、通常よりもお得にdポイント還元が受けられます。
楽天銀行デビットカード
楽天デビットカードは、登録した口座から即時支払われるデビットカードです。利用金額100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まります。
国際ブランドはMastercard、JCB、Visaの3種類からお好きなブランドが選べます。貯まったポイントは、1ポイント1円として、買い物や食事に利用可能です。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、高級感のあるデザインが人気のクレジットカードです。年会費は永年無料で、利用金額200円ごとにVポイントが1ポイント還元されます。セブン-イレブンやマクドナルドなどの対象コンビニや飲食店でスマートフォンのタッチ決済を行うと、最大7%のポイントがもらえるお得なカードです。
PayPay
PayPayは、スマートフォンのアプリを利用してQRコードやバーコード決済ができる非接触決済型のサービスです。PayPayを使えば、支払いだけではなく、PayPayの利用者同士でお金の送金も可能です。例えば、友人と食事をした際の割り勘や、現金が手元にない時の支払手段として便利に活用できます。
Suica
Suicaは、JR東日本が発行している電子マネーです。バスや電車など全国の交通機関で利用可能で、駅の売店やコンビニでも決済できます。
定期券の機能も兼ね備え、記名があればカードの再発行や利用停止もでき、安全性の高さも人気の1つです。さまざまなクレジットカード会社からSuica付きのクレジットカードが発行されています。
自分に合ったキャッシュレス決済の選び方
キャッシュレス決済には種類が多く、どのように選んだらいいのかわからない方も多いでしょう。そこで、以下の3つのポイントを参考に選んでみてください。
- 自分の身近な場所で利用できるか
- ポイント還元率は高いか
- 普段から貯めているポイントとの組み合わせはよいか
ポイント還元率は、単純に還元率が高いほどポイントは貯まりやすくなります。基本の還元率は0.5%が標準で、1.0%以上は高還元です。しかし、ポイント還元率が高くても、自分が使う店舗で利用できなければ、メリットはありません。自分の身近な場所で利用できるかも確認しておくと安心です。
また普段から貯めているポイントとの組み合わせも重要です。例えば、楽天ポイントを貯めている人は、楽天ペイを使うと効率的にポイントが貯まります。3つのポイントを考慮して、自分に合ったキャッシュレス決済を選びましょう。
複数のキャッシュレス決済を使うメリットはある?
キャッシュレス決済は、シーンに合わせて使い分けることでポイントを効率的に貯められるのが魅力です。リスク分散やお得度の観点から見ても、利用するキャッシュレス決済は1つに絞らない方がおすすめです。ここでは、複数のキャッシュレス決済を使う3つのメリットを紹介します。
1.決済方法が限られている店舗やサービスでも決済しやすい
店舗の決済端末やスマートフォンの通信状況によって、決済方法が限られている場合があります。店舗のレジでクレジットカードは使えなくても、キャッシュレス決済は利用できる店舗が多いようです。複数のキャッシュレス決済を利用できるようにしておけば、店舗ごとに使い分けることも可能です。
2.決済方法を使い分けることでポイントを効率的に貯められる
クレジットカード会社やキャッシュレス決済の会社は、それぞれ独自のポイント還元プログラムやキャンペーンを実施しています。決済方法を使い分けることでポイント還元を受けやすくなり、ポイントを効率的に貯められます。
3.使い分けによって家計管理がしやすくなる
キャッシュレス決済は、すべての利用明細がデジタルで自動的に記録されるため、家計管理がしやすくなります。例えば、地元スーパーの買い物はプリペイドカード、コンビニはスマートフォンの決済サービスを利用するなどのように、用途に合わせて使い分けると、毎月の家計管理が楽です。さらにアプリやインターネットから取引履歴を見ると、お金をいつどこで使ったのか可視化され、家計簿を書く手間も省けます。
お得なキャッシュレス決済を選ぼう
キャッシュレス決済は、現金を使わずに、電子マネーやクレジットカードで利用金額を支払う決済方法です。キャッシュレス決済の選び方がわからない方は、「自分の身近な場所で利用できるか」「ポイント還元率は高いか」「普段から貯めているポイントとの組み合わせはよいか」の3点を軸に選ぶと、自分にあった決済方法に出会えるでしょう。
キャッシュレス決済の種類は多様化していますが、自分の生活スタイルに合ったものを見極めることが大切です。キャッシュレス決済を上手に活用して、快適でお得な生活を送りましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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