• 作成日 : 2024年9月9日

イオンカードの審査は通りづらい?通過しやすいケースや落ちた場合の対策を解説

イオンカードは、イオングループの系列店での利用がお得になるクレジットカードです。「イオンカードの審査は通りやすい」と言われることがある一方で、「カードの審査が通るか不安」と感じている方も多いでしょう。

本記事では、イオンカードの審査で見られるポイントや審査が通りやすい属性を解説します。審査落ちの対策も併せて参考にしてください。

イオンカードの審査で見られるポイント

クレジットカードの発行には必ず審査が伴います。カード会社は、審査を通して申請者の支払い能力を調査し、カード発行の可否を見極めます。カード会社は利用者の購入金額を一時的に立て替えるため、申請者の収入状況や過去の支払いなどの情報を細かく精査する必要があるのです。

審査の難易度は、カード会社やカードの種類によって異なります。一般的に、ゴールドカードやプラチナカードの審査は厳しい傾向があります。しかし、どのカードを申請するにしても必ず見る項目がいくつかありますので、詳しく解説します。

申込条件を満たしているか

イオンカードの申込条件は、次の通りです。

  • 18歳以上(高校生は卒業年度の元旦以降に申し込み可)
  • 国内の電話で連絡可能な方

職業や国籍による制限がないため、専業主婦やアルバイト、外国籍の方も申請できます。また高校生でも卒業年度の1月1日〜3月31日に満18歳になっていれば、申し込み可能です。

申込条件を満たしていない場合、審査以前の段階で申込が却下される可能性が高いため、必ず確認しておきましょう。きちんと条件を満たしていれば、次の与信審査に進むことができます。

与信審査の内容は明かされていない

与信審査は、クレジットカード会社が申込者の支払い能力や信用度を評価するための調査です。一般的に以下の項目がチェックされるといわれています。

  • 年収や職業などの属性情報:年齢や職業、勤務形態など
  • 過去の支払い履歴などのクレジットヒストリー:支払いの延滞、カードローン、多重債務など

しかし、イオンカードを含むほとんどのカード会社は、具体的な審査落ちの理由や基準を公開していません。

申込者は自身の経済状況を客観的に把握しつつ、良好なクレジットヒストリーを維持すれば、審査が通る可能性も高まるでしょう。

なお、人気のイオンカードについてさらに知りたい方は、次の記事も参考にしてください。

イオンカードの審査に通りやすいケース

イオンカードは、比較的審査が通りやすいといわれている「流通系カード」の1つです。審査が厳しい銀行系や航空系のクレジットカードと比べると、審査基準はやや緩やかな傾向にあります。

ここでは、イオンカードの審査に通りやすいと思われるケースを見ていきましょう。

一定額の安定収入がある

イオンカードの審査で、安定した収入の有無は重要な判断要素の1つです。大切なのは、収入が少なくても、継続して安定収入が得られているかどうかです。パートやアルバイトでも長期間勤務している場合は、安定収入があると判断される可能性が高くなります。

またイオンカードの場合、一定額の収入がある方だけではなく、専業主婦や学生、アルバイトでも申込が可能です。安定して継続的な収入があれば、誰でも申し込みやすいカードといえます。

ここ6ヶ月以内に他のカードに申し込んでいない

短期間に複数のクレジットカードに申し込むと、審査に不利な影響を与える可能性があります。特に、前回の申請から6ヶ月以内に他のカードに申し込んでいると、審査に通らない可能性が高まります。なぜなら、信用情報機関はクレジットカードの発行を申し込んだ記録を6ヶ月間保持するからです。

複数のイオンカードを持ちたい方は、申請の間隔を6ヶ月以上空けましょう。ただし、期間を空けたからといって、すべての審査が通るわけではありません。あくまでも、他のクレジット会社にも申込をしている事実が調べられる期限であることを念頭に置いておきましょう。

現在借入金がない、もしくは少ない

現在、借入金がない、または少ない場合、イオンカードの審査に通る確率は高くなります。貸金業法の規定により、年収の3分の1を超える借入は原則禁止されており(総量規制)、年収の3分の1以内であれば、返済能力に余裕があると判断される可能性があります。例えば、年収300万の方であれば、総額100万円までの借入が1つの目安となります。

自身の収入に見合った借入額を考慮し、返済を滞りなく行うことが重要です。

過去に滞納や債務整理をしていない

過去のクレジットカードなどの支払い履歴も、審査における判断材料の1つです。特に重要視されるのは「異動情報」の項目です。

異動情報は、金融取引において深刻な問題が発生した際に記録される情報を意味します。異動情報の具体例として以下の項目が挙げられます。

  • 3ヶ月を超える支払いの遅れ
  • 保証会社が借り手の代わりに返済を行った取引(代位弁済)
  • 自己破産や任意整理などの債務整理
  • クレジットカードの強制解約

上記の記録がある方は、カード会社からリスクが高いと見なされ、イオンカードの審査通過は困難です。逆に異動情報の記録がない方は信用度が高いと評価され、イオンカードの審査に通る可能性が高くなるでしょう。

イオンカード発行を申し込む手順

イオンカードの新規発行を申し込む手順を紹介します。申込には「店舗の申込」と「オンライン申込」の2つの方法があるため、それぞれの手順を解説します。

【ステップ1】店舗やオンラインでイオンカードの発行を申請する

店舗申込の流れは、次の通りです。

  1. イオンカードのカウンターに行き、カードを選ぶ
  2. 担当者の案内に従い専用タブレットに必要事項を入力する
  3. 本人確認書類を提出する

オンライン申込の流れは、次の通りです。

  1. イオンカードの専用サイトでカードを選ぶ
  2. 「オンライン申込」を選択する
  3. フローに従い必要事項を入力する
  4. 本人確認書類を提出する
  5. 最終確認を行い、利用規約に同意後、申請する

店頭申込は、スタッフのサポートを受けながら申込書を入力できるメリットがあります。

一方、すぐにカードを取得したい方は、24時間いつでも申請できるオンライン申込がおすすめです。オンラインであれば、時間や場所の制約がなくスムーズに手続ができます。

自分の必要性を考慮して、適切な申込方法を選びましょう。

【ステップ2】審査が完了するのを待つ

通常の審査結果は、カードが自宅に届くかどうかで確認できます。審査が通らなかった場合は、イオンの店頭申込は封書、オンライン申込ではメールで通知がきます。

イオンカードの入会審査から完了までにかかる期間は、申込から約1〜2週間です。カードが発行されて申請者の自宅に届くまでには、申込から約2〜3週間を要します。

ただし、上記のスケジュールは、あくまでも目安です。審査が長引いている場合は問い合わせてください。

ほかには最短5分で審査が完了する、即時発行サービスもあります。専用アプリ「イオンウォレット」をダウンロードすれば、クレジットカード番号が入手できます。

さらにオンラインで申請後、店頭でカードを受け取れるサービスもあります。最短30分で審査が完了し、当日にカードが受け取れる点が大きなメリットです。

【ステップ3】カード受け取り後の設定を行う

カード受け取り後の設定は次の通りです。

イオンウォレットのダウンロードと会員登録

イオンウォレットは、カードの請求書やポイントを確認できるスマホ専用アプリです。イオンウォレットをダウンロードしたら、そのまま会員登録も行ってください。

3Dセキュアの登録

3Dセキュアは安全性の高い本人認証サービスです。イオンウォレットの中にある「べんりなサービス」の「すべてをみる」をタップすると、「3Dセキュアの登録」が表示されます。案内に従って行えば、簡単に登録可能です。

イオンカード発行を申し込む際の注意点

イオンカードを申し込む際の注意点は、次の通りです。

個人情報を正確に記入する

申請書の記載項目に記入漏れや誤りがあると、意図せずに審査に影響を及ぼす可能性があります。記入ミスに気づいたら、カード会社に連絡し訂正を依頼してください。

ただし、審査を有利にするために虚偽の情報を記載することは厳禁です。調査の上虚偽であることが判明し、かえって不利な状況を招くリスクがあります。

決済方法を確認する

申込時にリボ払いなどの支払い方法が自動設定されているケースがあります。リボ払いは手数料がかかるため、不要であれば設定を変更する必要があります。必ず確認しておきましょう。

短期間に複数カードの申込はしない

複数カードを短期間に申し込むと、カード会社に「お金に困っているリスクの高い人」と判断される可能性があります。ETCカードや家族カードなどが必要であったとしても、最低1ヶ月以上の間を空けることをおすすめします。

イオンカードの審査に落ちた場合の対処法

イオンカードの審査に落ちてしまった場合の主な対処法をまとめました。

収入を安定させる

安定した収入はクレジットカードの審査対象の最も大きな確認項目です。収入の不安定な自営業やフリーランスであれば、安定的な収入源を見つけ、十分な収入を確保しましょう。

消費者金融からの借入を返済する

消費者金融などから既存の借入があれば、計画的に返済を進め、残高を減らしてください。ただし、遅延・滞納などが過去にあった場合、信用情報機関に一定期間、情報が残る可能性があります。

プリペイドカードやデビットカードを検討する

プリペイドカードやデビットカードは、基本的に与信審査がありません。特にプリペイドカードは即日から利用できるため、急にカードが必要になった方におすすめです。

6ヶ月後、他のクレジットカードに申し込む

前回の申請から6ヶ月の期間を空けて、他カードへの申込をおすすめします。クレジットカードの申請履歴は、信用情報機関に約6ヶ月間保管されるため、保管期間が終わると審査が通りやすくなります。

ただし、同じイオンカードに申し込むと、イオン独自に管理する申請者情報により審査が難しくなる可能性もあるため、他社のカードに申し込むことが得策でしょう。

イオンカードは審査に通りやすいクレジットカードの1つ

イオンカードの審査は誰でも通るわけではなく、申請者の属性や過去のクレジットヒストリーが必ず確認されています。イオンカードの審査通過が心配な方は、今回ご紹介した「一定額の安定収入がある」「現在借入金がない」などの通りやすい要素があるかどうかを、自身の状況と照らし合わせてみましょう。

もしイオンカードで審査落ちした場合は、プリペイドカードやデビットカードの利用を検討する、他社のクレジットカードにチャレンジするといった選択肢もあります。クレジットカードの審査通過の可能性を高めたい方は、自分の属性や信用情報の状態を良好にしてからの申込がおすすめです。


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