dポイント投資とは？始め方や運用のコツを解説

dポイント投資とは、通常のdポイントを利用して行う投資方法です。現金を使わず、気軽に投資が始められます。ポイントで本格的な投資を学びたい方は、現金と併用可能な「THEO+ docomo（テオプラスドコモ）」や「日興フロッギー」の利用もおすすめです。

本記事では、dポイントを使った投資の始め方や運用のコツを解説します。

dポイント投資とは

dポイント投資とは、ドコモが提供しているポイント投資サービスです。通常のdポイントを運用ポイントに変え、簡単に投資体験が始められます。dアカウントをもっていれば、100ポイントから利用可能で、手数料も必要ありません。運用中も1ポイントからdポイントを引き出せます。投資初心者や使う予定のないポイントの活用を考えている方におすすめです。

dポイント投資は、大きく分類すると「おまかせ運用」と「テーマ運用」の2種類があります。

「おまかせ運用」は、さらに株式中心の高リターンを求める「アクティブコース」と、債券中心の安定リターンを求める「バランスコース」から選べます。

一方の「テーマ運用」は、米国大型株や日経平均株価などのテーマから投資先を選択できます。

「おまかせ運用」と「テーマ運用」は組み合わせて運用することもでき、途中でコースを変えることもできます。

ただし、ポイントはすぐに反映されないため、運用スケジュールを確認しておきましょう。

THEO+ docomoとdポイント投資の違い

「THEO+ docomo（テオプラスドコモ）」は、株式会社お金のデザインが提供しているおまかせ投資サービスです。

THEO+ docomoとdポイント投資の違いを表にまとめました。

THEO+ docomoでもdポイントを利用して運用することはできますが、主に現金で運用するか、dポイントで投資体験をするかがTHEO+ docomoとdポイント投資の違いといえるでしょう。

なお、THEO+ docomoについて詳しくは下記記事でも解説しています。

dポイント投資の始め方

dポイント投資は、dアカウントがあれば誰でもすぐにスタートできます。

dポイント投資を始めたい方は、まずはdポイントクラブの公式サイトでdアカウントを作成します。

dポイント投資の始め方は次の通りです。

1. dポイント投資の公式サイトにアクセスする
2. dアカウントでログインする
3. 通常のdポイントを運用dポイントに変換する
4. 運用コースを決定する
5. 運用dポイント数を入力する
6. 運用を開始する

運用dポイントは、100ポイントから20万ポイントの間で投資可能です。

なお、投資したdポイントは、すぐに更新されません。とくに土日祝日は反映されず、ポイントが表示されるまでに市場価格が変わる可能性があるため、注意してください。

dポイント投資での運用のコツは？

投資である以上、必ず得をするとはいえませんが、ある2つのポイントを知っておくと、ポイントを運用する上で役立ちます。この項目では、上手にdポイント投資を運用するためのポイントを2つ解説します。

dポイントを多く貯める

投資の元手になるdポイントを多く貯めれば、さまざまなコースに投資できます。

ポイントを貯めるには、現金や他のクレジットカードでの決済をdカード払いに変更したり、ポイント還元率がアップする特約店で買い物をしたりすることが効果的です。

投資できるポイントが多ければ選択できるコースが広がり、大きなリターンを狙える可能性があります。

ただし、投資には元本割れのリスクが伴うことも忘れないでください。

時事への意識を高める

dポイント投資をする場合、新聞やニュースを細かくチェックし、社会で注目されている話題や将来性が期待される産業への投資が重要です。

適切なテーマに早く投資することで、市場が動く際に利益が得られます。

長期的で広い視野をもって運用することが重要です。

dポイントでの投資先の選び方

dポイントの投資先をどこにしたらいいのか悩む方も多いでしょう。

ここでは、投資先の選び方のポイントを2つ紹介します。

大きな利益を目指す場合はアクティブコース

dポイント投資で積極的なリターンを目指す方は、おまかせ運用のアクティブコースを選びましょう。アクティブコースは、価格の変動が大きく利益が見込める株式を80%に設定し、株式よりも価格変動が少ない債券を20％組み合わせることで、株式で大きな利益を狙いつつ債券でリスクを分散しています。大きな収益を狙いたい方は、アクティブコースを選ぶといいでしょう。

いろいろな金融商品を組み合わせたい場合はTHEO+ docomo

金融商品を組み合わせて資産形成したい方は、THEO+ docomoのおまかせ資産運用が最適です。5つの質問に答えると、約70カ国の20,000銘柄から最適な資産商品を組み合わせてくれます。どのような商品を組み合わせて資産形成したらいいのか悩んでいる方は、THEO+ docomoのおまかせ資産運用を検討してください。

dポイント投資を行うメリット

dポイント投資を行う主なメリットを3つ紹介します。

口座開設が不要

通常、投資を始めるには証券口座が必要ですが、dポイント投資は専用の口座を作る必要はありません。すでにあるdアカウントを使い直接投資を始められるため、本人確認書類などの手続きも不要です。

投資初心者にもハードルが低く、簡単に投資が開始できます。

投資の勉強になる

「投資を本格的にしてみたいが、実際の運用には不安がある」と考えている方は少なくありません。

そんな方には、無料の投資記事を読んで学び、株を購入できる日興フロッギー+ docomoというサービスがあります。dポイントを使いつつ投資の知識を楽しく実践的に深められます。

AIによる自動運用

dポイント投資のメリットとして、AIによる運用代行サービスも利用できます。本格的に投資しようとすると、毎日の情報収集や株価の動きに時間を使う必要が出てきます。例えばTHEO+ docomoはプロとAIによる自動運用で、時間と労力が節約できます。

とくに、忙しくて運用に時間をかけられない方や投資知識が十分でない方におすすめです。

dポイント投資での注意点

dポイント投資をする前に押さえておきたい注意点を2つ紹介します。

期間・用途限定ポイントは利用できない

dポイントには、買い物などで貯まる通常のdポイントとは別に、期間や用途が限定されたdポイントがあります。dポイント投資で利用できるのは、通常のdポイントのみです。期間や用途が限定されたdポイントは利用できません。

dポイント投資を考えている方は、2種類のdポイントがあることを把握しておきましょう。

大きなリターンは難しい

dポイント投資は簡単に投資できるのが魅力ですが、現金投資と比較すると高いリターンは困難です。

基本的には通常のdポイントを運用するため使うポイントが少なく、利益も小さくなります。

一方で、投資リスクが小さくなるのは、投資初心者にとって安心だともいえます。

他のポイント投資サービスとの比較

この章では、dポイントと、その他の代表的なポイント投資サービスを比較し、どのようなユーザーにお得か考えてみます。

dポイント投資とPontaポイント投資のサービス比較

dポイント投資とPontaポイント投資を比較すると、最低投資金額や投資対象、売買手数料無料など共通点が多いことがわかります。貯めたポイントを利用して、どちらに好みの投資対象があるかが重要な選択基準となります。

dポイント投資と楽天ポイント投資のサービス比較

楽天ポイント投資もdポイント投資と同様で、売買手数料がかからず、投資が始めやすい点は同じです。楽天ポイントは、1ポイントから利用できるため（最低買付単位は100円～）、少額で投資信託やバイナリーオプションを運用したい方に適しています。

一方、dポイント投資は、ドコモユーザーやdカードをメインに使っている方に最適です。100ポイントから投資を始められるので、投資がはじめての方や少しずつ資産形成したい方にも向いています。

最終的には、どのポイントを主に貯めているかによって、利用するポイント運用サービスを決めるといいでしょう。

dポイントで投資を体験してみよう

dポイント投資は、 手軽に始められる投資です。投資対象は、株式投資、上場投資信託（ETF）で、dポイントは100ポイントから投資できます。

少額から投資を始めたい方や、投資がはじめての方にとって、口座開設が不要でAIの自動運用もできるdポイント投資は最適な選択肢だといえます。

ポイント投資の成功のコツは、新聞やニュースを細かくチェックし、投資のタイミングを見極めることが重要です。dポイントを賢く運用し、適切な資産形成にチャレンジしましょう。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。