• 更新日 : 2023年11月24日

おすすめのETCカード7選!年会費無料・還元率、クレジットなしの作り方

クレジットカードによっては、ETCカードを発行できるものがあります。ETCカードを発行する前提であれば、どのクレジットカードを選ぶべきか、すぐに使えるETCカードはどれか、カード選びの際に比較したい方も多いでしょう。

そこで今回は、年会費無料のETCカードの中から厳選した7枚を紹介します。

ETCカードとは?

ETCカードは、高速道路に設置されたETCシステムを利用するための専用カードです。車に搭載されたETC車載器にETCカードを挿入すると、料金所のETCレーンを通過できます。

ETCカードを持っているだけでは、ETCシステムの利用ができない点に注意が必要です。

ETCカードの種類

ETCカードの種類は、次の3つです。

  • クレジットカード会社が発行するカード
    クレジットカードに付帯して発行されるETCカードです。年会費や発行手数料などの有無は、クレジットカード会社によって異なります。
  • ETCコーポレートカード
    NEXCOが発行するETCカードで、年会費が629円かかります。大口・多頻度割引が利用できます。
  • ETCパーソナルカード
    クレジットカードが不要で発行できるETCカードです。発行会社の高速道路会社に保証金(デポジット)を預けることで、カードが発行されます。

ETCカードを利用するメリット

ETCカードを利用するメリットは主に2つです。

  • 利用料金の割引がある
    ETCカードには、深夜割引などの豊富な割引制度があります。深夜割引が適用されると、毎日0時から4時までの料金が最大30%安くなります。曜日や時間帯をうまく利用すれば、通常よりも大幅に利用料金の節約が可能です。
  • スマートICの利用ができる
    スマートICは、ETC搭載車両のみが通過できるインターチェンジです。通常の料金所とは違って、現金やクレジットカード払いでは利用できません。ETCカードを持っているだけで、スマートICの利用ができるのは大きなメリットといえます。

ETCカードを利用できる車両

ETC車載器が設置された車両であれば、ETCカードを利用して料金所を通過できます。

ETC車載器が設置されていない場合は、料金所入口で通行券を受け取り、出口で係員のいるレーンまたは料金精算機で通行券とETCカードを差し出して料金を支払います。ただし、この利用方法だとETCカードの割引が適用されない場合があるので、気をつけましょう。

ETCカードのおすすめクレジットカード7選

おすすめのクレジットカードと、付帯するETCカードを7つ紹介します。

カード名年会費基本ポイント
還元率
国際ブランド付帯サービス
JCB カード W永年無料1%※JCB海外旅行保険
海外ショッピングカード保険
三井住友カード
(NL)
永年無料0.5%Visa、Mastercard選べる無料保険
ライフカード永年無料0.5%Visa、Mastercard、JCBカード会員保障制度
エポスカード永年無料0.5%Visa紛失・盗難時の補償
イオンカード永年無料0.5%Visa、Mastercard、JCBクレジットカード盗難保障
ショッピングセーフティ保険
Tカード Prime永年無料1%Mastercardカード盗難保険
国内旅行損害保険
海外旅行損害保険
楽天カード永年無料1%Visa、Mastercard、JCB、
American Express
カード盗難保険
海外旅行傷害保険

※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」または「nanacoポイント」に交換した場合の還元率。

JCB カード WのETCスルーカード

JCB カードWのETCスルーカードは、年会費と発行手数料が無料のカードです。基本ポイント還元率も1%と高く、さらにETCカードの利用でも1,000円ごとに1ポイントが貯まります。またタイムズパーキングを利用すると、2倍のポイントがもらえるメリットもあります。

三井住友カード(NL)のETCカード

三井住友カード(NL)から発行されているETCカードは、初年度の年会費が無料で、年に一度でも利用すれば翌年も無料になります(一度も利用がない場合は翌年の年会費は550円)。三井住友カードは、高校生を除いた満18歳以上の方であれば誰でも申し込み可能で、とくに若者の支持が高い1枚です。

ライフカードのライフETCカード

ライフカードのライフETCカードは、初年度の年会費はかからず、年に1回でも利用すれば次年度も無料になります。ライフETCカードだけではなく、クレジットカードを利用した場合にも適用され、日常で車を利用しない方もキープしやすいカードです。なお、まったく利用しない場合は1,100円の年会費がかかります。

エポスカードのエポスETCカード

エポスカードのエポスETCカードは、紛失・盗難時の補償が付帯しているカードです。急にカードが紛失・盗難された場合、その日を含む61日前までの被害を全額補償してもらえます。万が一の紛失・盗難時の補償サービスは、エポスETCカードを選ぶ大きなメリットといえます。

イオンカードセレクトのETC専用カード

イオンカードセレクトのETC専用カードは、ETC開閉ゲートへの衝突で車が被害にあった場合、お見舞金5万円が受け取れます。また、発行手数料も無料でお財布にも優しいカードです。

Tカード PrimeのETCカード

毎週日曜日にTカード PrimeのETCカードを利用すると、通常よりポイント還元率が高く、1.5%のポイント還元が獲得できます。効率的にTポイントを貯めたい方におすすめです。

楽天カードの楽天ETCカード

楽天カードに付帯している楽天ETCカードは、利用料金100円で1ポイントが貯まるお得なカードです。また個人名義で2枚目のカードを作成すれば、さらに追加で2枚目のETCカードを発行できます。例えば、1枚目のETCカードはプライベート用、2枚目はビジネス用など目的別で使い分けることが可能です。

ETCカードを選ぶポイント

自分に合ったETCカードを選ぶポイントを5つ紹介します。

年会費無料のカードを選ぶ

クレジットカードを発行する会社によって、ETCカードの年会費は異なります。ETCカードを選ぶ際は、年会費無料、または条件付きで無料になるタイプがおすすめです。

ポイント還元率で選ぶ

ETCカード利用時のポイント還元率にも注目してみましょう。

クレジットカード会社が発行するETCカードは、ETCマイレージポイントとは別に、ETCカードのポイントがダブルでもらえます。高還元率のETCカードを選べば、お得にポイントが貯められます。

ガソリンスタンドでのポイント優待で選ぶ

ETCカードが付帯したクレジットカードの利用によって、ポイント優待やガソリン料金の割引を受けられる場合があります。

例えば、ENEOSで楽天カードを利用すると、ガソリン2リットルにつき1ポイント付与されます。とくに車をよく運転する方は、ポイントが付くETCカードを検討してください。

発行スピードで選ぶ

ETCカードの発行スピードで選ぶのも1つの方法です。

ETCカードの発行にかかる時間はカード会社によって異なり、審査完了後、すぐに使えるものから数週間かかるものまであります。

ETCカードをすぐに利用したい方は、審査と発行が短いカード会社を選ぶと良いでしょう。

レジャー施設の優待で選ぶ

ETCカードを選ぶ際の重要なポイントの1つが、提携したクレジットカードに付帯されているレジャー施設の優待サービスです。

例えば三井住友カードの場合、ミュージカルやコンサートなどの先行販売や優待割引公演のチケットを取り扱っています。優待サービスの利用でお得にレジャー施設を楽しめるでしょう。

ETCカードの作り方

ETCカードの作り方には、次の3パターンあります。

  • 新規クレジットカードと同時に手続きする場合
  • 手持ちのクレジットカードに追加カードとして発行する場合
  • ETCカードだけで作る場合

それぞれ詳しく解説していきます。

新規クレジットカードと同時に手続きする場合

新規クレジットカードと同時に手続きする場合は、次の通りです。

  1. 新規クレジットカードとETCカードを同時に申し込む
  2. 審査に合格したら、新規クレジットカードとETCカードが発行される
  3. 新規クレジットカードとETCカードを郵送で受け取る

新規クレジットとETCカードを同時に手続きした場合は、カード会社の審査が必要です。審査に合格しなければ、ETCカードは発行されませんので注意してください。

手持ちのクレジットカードに付帯するETCカードを発行する場合

手持ちのクレジットカードに付帯するETCカードとして発行する場合は、次の通りです。

  1. 会員専用サイトまたは電話でETCカードを申し込む
  2. ETCカードが発行され、郵送で受け取る

ETCカードを発行できる手持ちのクレジットカードがある場合は、新規クレジットカードと同時に手続きする場合よりも早く発行されます。

その際気をつけたいのは、ETCカードの年会費と発行手数料の有無です。

クレジットカードによって異なりますので、事前に調べておきましょう。

ETCカードだけ作る場合

ETCカードだけ作る場合は、NEXCOなどの高速道路会社が発行しているETCパーソナルカード(パソナ)を作成します。

ETCパーソナルカードは、利用見込み料金の4ヶ月分、最少金額3,000円分を保証金として預ければ、カードが発行されます。ETCパーソナルカードを申し込む手順は次の通りです。

  1. 専用ホームに必要事項を記載し、ETCパーソナルカード事務局に郵送する
  2. 払込用紙で、保証金を振り込む
  3. カードを郵送で受け取る

ETCパーソナルカード事務局に書類を郵送する際は、車の運転免許証のコピーなど本人確認書類を忘れずに同封してください。ETCカードは約2週間で手元に届きます。

高速道路はクレジットカード払いできる?ETCカードとどちらが良い?

ETCカードを利用せずに高速料金をクレジットカードで支払うことは可能ですが、ETCカードを利用した方が経済的にお得です。ETCカードの場合は、深夜割引など高速料金の割引が使え、結果的に安くなります。

ETCカードで利用できる割引は下記の通りです。

名称対象条件割引率
平日朝夕割引
(地方部)
  • 平日6時〜9時と17時〜20時に利用可能
  • 地方部区間の最大100キロ相当分
最大50%
深夜割引
  • 0時~4時の間に通行
  • NEXCO3社および宮城県道路公社が管理する割引対象道路
30%
休日割引
(地方部)
  • 普通車、軽自動車等(二輪車)
  • 土曜・日曜・祝日
30%

デポジット型のETCカードもありますが、クレジットカードに付随したETCカードはポイントが貯まるなどのメリットもあります。結論として、クレジットカードに付随したETCカードで支払うのが最もお得といえます。

ETCカードを上手に選んでお得に利用しよう

ETCカードは、深夜割引や平日朝夕割引などお得な割引を受けられ、高速料金を節約できるカードです。また、高速道路などの料金所でスムーズな支払いが可能で、現金がいりません。

ETCカードは、年会費が無料でポイント還元率の高いカードを選ぶと、より節約につながるでしょう。また、カードの発行スピードの速さやレジャー施設優待の充実、ガソリンスタンドのポイント優待なども考慮すると良いでしょう。

とくに車の利用が多い方にとって、ETCカードは便利な1枚です。年会費が抑えられて、ポイントも貯まりやすいカードを選び、お得に活用してみてください。


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