• 作成日 : 2024年7月19日

専業主婦のお小遣いの金額は?どうやったら稼げる?

専業主婦のお小遣いの平均金額は、7,000円台後半から1万5,000円前後が一般的な金額と言われていますが、調査を行った対象や母数などによって金額は異なります。

この記事では、専業主婦のお小遣いの平均金額やお小遣いの使い道、節約方法や稼ぎ方について解説していきます。できる範囲から始めて、無理をせず着実にお小遣いを増やしていきましょう。

専業主婦のお小遣いの平均金額

トイントが運営するWebメディア「トインク(TOINK)」が2024年3月に行ったインターネットの調査では、専業主婦の1カ月のお小遣いで最も多かった回答は「10,000円」(58人/19.33%)、次いで「0円」(50人/16.67%)という結果でした。30万円という高額なお小遣いを持つ専業主婦もいることも明らかになりました。

これらの金額を平均すると、専業主婦のお小遣いの平均金額は「15,207円」という結果になりました。

この調査は、18歳以上専業主婦300人を対象に、インターネットを用いて行われました。年代別にみると、30代の144人(48%)が一番多く、次いで40代72人(24%)、20代の46人(15.3%)です。

また、今のお小遣いに満足している専業主婦は135人(45%)で、不満だという方が少し多く165人(55%)でした。お小遣いが足りないときには、「我慢する・節約する」が約6割となり、旦那さんに相談する人は19.5%でした。

参考:トイントトインク(TOINK)

株式会社ビズヒッツが実施した調査データによると、専業主婦全体の約8割を占める層のお小遣い平均額は7,876円でした。この調査は、全国の既婚女性1,000人を対象に、インターネットを用いて行われ、年代別にみると、30代の465人(46.5%)が一番多く、次いで40代223人(22.3%)、20代の220人(22%)という内訳になります。

専業主婦全体の平均額は13,391円ですが、この金額は10万円や15万円といった高額のお小遣いがある人が含まれているので、全体の平均値を引き上げている数値になっています。

よって、全体の約8割を占めるボリュームゾーンは0円から2万円の範囲となっており、これらの層の平均額である7,876円を参考値にしています。

お小遣いが0円という人の割合も全体の約15%を占めているというデータもありますが、前述の通り、調査対象などによって数値が異なるので、あくまでも参考として捉えた方がよいでしょう。

参考:妻のお小遣い額とその使い道についてのアンケート調査|株式会社ビズヒッツ

専業主婦のお小遣いには大きな個人差があり、7,000円台後半から1万5,000円前後が一般的な金額といえるでしょう。一方で、お小遣いがない専業主婦も全体の15%程度存在するなど、大きく変わります。

専業主婦のお小遣いの使い道

専業主婦のお小遣いはどのように使われているのでしょうか。
ビズヒッツが行った調査によると、専業主婦のお小遣いの使い道の上位3つは「服飾品」「化粧品・美容院代」「交際費」でした。

項目人数割合
服・靴・バック・アクセサリー274人27.18%
化粧品・美容院246人24.40%
交際費(ランチ・飲み会)200人19.84%
自分用カフェ・スイーツ代112人11.11%
趣味(手芸・映画・ゲームなど)73人7.24%
子どものもの・子どもとの外出費40人3.97%
書籍代39人3.87%
エステ・マッサージ・ネイル24人2.38%

出典:妻のお小遣い額とその使い道についてのアンケート調査|株式会社ビズヒッツをもとに表作成

1位 服飾品

専業主婦のお小遣いの中で最も多く使われるのが服飾品です。これには、服や靴、バック・アクセサリーなどが含まれます。季節に応じた服やアクセサリーなど身だしなみに気を使う傾向があるため、お金がかかりがちです。また、家族のためのプレゼントや子どもの服などにも使われることがあります。

2位 化粧品・美容院代

専業主婦の中には、スキンケアやメイクアップといった日々の美容維持のために、化粧品にお小遣いを使う方が多い傾向です。なお、ここでの化粧品は、クレンジングや洗顔料、化粧水や乳液、美容液、日焼け止め、ファンデーション、口紅、アイシャドウなど、さまざまな種類のアイテムのことを指します。

また、季節の変化や肌の状態に合わせて、新しい化粧品を試すこともあります。さらに、友人からのおすすめや、雑誌、インターネットで見つけた新製品を試すためにも、化粧品にお小遣いを使うことがあるようです。

加えて、髪のカットやカラーリング、パーマなどの美容院代も含まれます。特に、季節の変わり目や特別なイベント前には、新しいヘアスタイルを試すための美容院代が増える傾向にあります。

3位 交際費(ランチ・飲み会)

友人とのランチや飲み会などの交際費にも使われます。これは、人とのつながりを大切にし、社交活動を楽しむための出費と言えます。専業主婦の方々が、自分のためだけでなく、人間関係を維持するための出費にもお小遣いを使っていることがわかります。

友人と一緒にランチを楽しんだり、飲み会に参加したりすることで、ストレス解消やリフレッシュにもつながります。また、そうした交流の場は、情報交換や日頃の悩みの共有など、専業主婦同士のサポートにもなっています。

また、4位は「自分用カフェ・スイーツ代」、5位が「趣味(手芸・映画・ゲームなど)」という結果になっています。

専業主婦がお小遣いを増やすための節約術

お小遣いを増やすための一つの方法は、日々の生活での節約です。専業主婦の方々がお小遣いを増やすための具体的な節約術をいくつかご紹介します。

食費の節約

食費は家計の中でも大きな部分を占めます。スーパーマーケットでの買い物を計画的に行い、無駄な出費を抑えていきましょう。例えば、一週間分の献立を事前に考え、必要な食材だけを買うようにすると、無駄な食材を買わずに済みます。

また、スーパーのチラシやクーポン、ポイントサービスなどを活用して食材を安く購入することも重要です。チラシを入念に確認し、お得な商品をチェックしましょう。さらに、大容量パックを選べば1品あたりの単価を下げることも可能です。

光熱費の節約

光熱費は日々の生活に欠かせない支出ですが、無駄な使用を抑えることで大幅なコストダウンが可能となります。まずは、電気やガス、水道の使用量を抑える工夫をしてみましょう。こまめにスイッチを切る、冷暖房の設定温度を適切に調整する、無駄な換気を避けるなど、日々の生活習慣を見直すことで、無駄な光熱費を削減できます。小さな積み重ねが、光熱費の大幅な節約につながるのです。

また、省エネ性能の高い家電製品の買い替えも効果的でしょう。古い家電から最新の省エネ機種に変更すれば、大幅な電気代の削減が可能です。不要な家電の使用を避けることで、無駄な電気代を抑えられるでしょう。

衣料品の節約

洋服やアクセサリー、靴などを購入する場合、セールやバーゲンなどの販売促進イベントを上手に活用しましょう。必要な商品を狙って購入することで、通常時よりも割引が期待できます。特に季節外れの服は大幅な値引きがされる場合があるので、次の年に備えて活用するのがおすすめです。

また、着なくなった服の下取りや知人へ譲ることも検討するとよいでしょう。衣替えの際に不要になった服を、下取り店やフリマサイトなどに出品すれば、多少の収入を得られる可能性があります。さらに、知人と服を交換し合うことで、お互いの節約につながります。

家計の収支をつける

家計の収入と支出を把握するために家計簿をつけることで、お金の使い道を把握し、無駄な支出がないかを可視化できます。

家計簿をつける際は、家計管理アプリを活用すると便利です。例えば「マネーフォワードME」を使えば、銀行口座やクレジットカードと連携して自動的に収支を記録し、カテゴリ別の分析も行えます。さらに月ごとの予算設定も可能です。

そして、把握した収支情報をもとに、無駄な出費を削減する方法を検討しましょう。例えば、外食費が多い場合なら自炊に切り替える、娯楽費を抑えるなど、状況に応じた対策を立てることが重要です。

専業主婦の方は日々の生活の中で取り組める節約のチャンスを逃さないようにしましょう。食費や光熱費、衣料品費などの節約方法を実践することで、無理なく確実にお小遣いを増やせます。

専業主婦がお小遣いを稼ぐ方法

専業主婦の方は、家事や育児で多忙な毎日を送るため、お小遣いを稼ぐ機会が限られてしまいますが、さまざまな方法を活用することで、無理なく収入を得られます以下を参考にしながら適切な方法を見つけてみましょう。

ポイ活をする

ポイントサイトやクレジットカードのポイントを活用する「ポイ活」は、日常の買い物やサービス利用を通じてポイントを貯め、それを現金や商品券に交換することでお小遣いを増やす方法です。

  • ポイントサイトを利用する:ポイントサイトでは、ショッピングだけでなくアンケート回答やゲーム、新規登録などでもポイントを獲得できます。これらのポイントは、現金やギフト券などに交換したり、特定のサービスの支払いに利用したりすることができます。
  • クレジットカードのポイントを活用する:クレジットカードのポイントもポイ活の一部です。カードでの支払いごとにポイントが貯まり、これらのポイントを商品の購入やサービスの利用に使えるでしょう。
  • キャッシュレス決済のポイントを活用する:キャッシュレス決済サービスもポイントを提供しているので、利用し、その都度支払うとポイントが貯まります。

在宅ワーク

在宅ワークは、自宅で仕事をすることで収入を得る方法です。人気の在宅ワークは、以下の通りです。

  • データ入力:データ入力は、文字や数字を指示に従って入力する仕事であり、基本的なパソコン操作ができれば未経験でも応募可能です。
  • 在宅事務:メールやチャットツールで企業から指示を受けて、資料作成やスケジュール管理などを行う仕事です。企業によっては電話対応も任されるため、対応が苦手な方は依頼を受ける前に募集要項をきちんと確認し、業務範囲をしっかり確認しましょう。
  • 採点・添削:採点・添削はテストの採点や添削をする在宅ワークで、模試や小論文、検定試験などさまざまな答案を扱います。採点はパソコンで行うケースと直接書き込んで行うケースがあり、どちらの場合も用意された採点基準に沿って作業を行います。
  • Webライティング:Webライティングとは、Webサイトに掲載される文章を書く仕事のことです。テーマや文字数が指定された記事を書き、決められた期日までに納品することで報酬が発生します。
  • 文字起こし:会議やインタビュー、セミナーなどの音声データを聞いてパソコンで文字に起こす仕事です。聞きながら文字を打つシンプルな作業なので未経験でも応募でき、タイピングが得意な方には特に向いている仕事と言えるでしょう。
  • SNS運用:企業の広報活動の一環として依頼されたコンテンツをSNSに投稿したり、投稿用に編集したりする仕事です。普段からSNSに慣れ親しんでいる方は作業しやすく、隙間時間を活用した副業としても向いている在宅ワークです。

これらの在宅ワークを行うことで、専業主婦の方々は自分のペースで働き、お小遣いを増やせます。自分自身のライフスタイルに合った、無理なく続けられる働き方を見つけましょう。楽しみながら取り組むことが重要です。

フリマアプリの活用

フリマアプリは、初心者でも簡単に始められる副業の一つであり、スマートフォンさえあれば、自由な時間に出品作業ができるのも特長です。不要になった家電や服飾品、雑貨などを整理しながら、無理なく続けお小遣いを得られるのが、大きなメリットといえます。

ただし、フリマアプリに出品する際は、商品の状態を丁寧に撮影し、わかりやすい説明文を書くことが重要です。さらに、適切な価格設定をすることで、スムーズに売却できます。値引き交渉にも柔軟に対応し、買い手との信頼関係を築いていくことが成功のカギとなるでしょう。

こまめに出品を続けることで、継続的な収入源にもなります。子どもの成長に合わせて洋服を入れ替える際など、定期的な整理と出品を行えば、コンスタントにお小遣い稼ぎができるようになるでしょう。

副業・スポットワーク

副業やスポットワークに挑戦するのも一つの手です。ちなみに、スポットワークとは、短期間で完結する一時的な仕事のことを指します。面接や選考も不要であり、アプリをダウンロードし、必要の情報を入れるだけで、仕事探しから報酬の受け取りまでが完結するのが特徴です。スポットワーク専門のサービスもいくつかあるので、興味のある方は確認しておきましょう。

副業やスポットワークは、自分のスキルを活かせる仕事や、短期間で終了する仕事など、自分のライフスタイルに合った働き方を選べるでしょう。専業主婦の方でも、空き時間を有効活用してスポット的に仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。


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