- 作成日 : 2024年7月5日
プライオリティ・パス付きクレジットカードのおすすめは?比較表から解説
本記事ではプライオリティ・パス付帯カードの申し込みを検討している人向けに、各種クレジットカードを比較し、使い方やおすすめカードを紹介します。
目次
プライオリティ・パス付帯のおすすめクレジットカード
プライオリティ・パス付きのクレジットカードを一覧表にて比較します。サービス内容や年会費などをチェックして、自分に合ったカードを選びましょう。なお、プライオリティ・パスが付帯されているカードは、総じてハイステータスなものになるため、審査には一定の収入や信用が求められる可能性があります。
カード名 | 国際 ブランド | 年会費 | ポイント 還元率 | 付帯 サービス | 電子マネー 対応 | 発行 スピード |
---|---|---|---|---|---|---|
Visa、Mastercard、JCB、American Express | 11,000円 | 基本1.0% | プライオリティ・パス、国内空港ラウンジ、海外・国内旅行傷害保険など | American Express以外で可 | 約1週間~10日 | |
American Express | 22,000円 | 1.125%(JALマイル還元率) | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、コンシェルジュサービス など | あり | 最短3営業日 | |
American Express | 22,000円 | 0.5% | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、ハイクラスホテル優待 など | あり | 最短3営業日 | |
Visa、Mastercard | 55,000円 | 0.5% | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、ゴルフ優待 など | あり | 最短3営業日 | |
American Express | 165,000円 | 1% | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、トラベルクレジット など | あり | 約3週間 | |
American Express | 165,000円 | 1%~2.5% | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、ANA利用優待 など | あり | 約3週間 | |
American Express | 34,100円 | 1%(マイル) | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、JAL利用優待 など | あり | 約4週間 |
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは年会費を抑えてプライオリティ・パスを利用したい人におすすめのカードです。優待サービスは3つのコースに分かれていて、「トラベルコース」を選べば楽天トラベルの決済でポイントが最大3倍になります。旅行や出張の機会にポイントを貯めたい人にもぴったりです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、ビジネスカードでプライオリティ・パスを利用したい人におすすめのカードです。
なお、ビジネスカードではありますが、会社員が個人で申し込むことも可能です。プラチナカードの中では珍しく、初年度の年会費が無料になる点も魅力といえるでしょう。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードはコンビニ利用や外食が多い人におすすめのカードです。各種条件を達成のうえ、対象店舗を利用すれば最大19%ものポイント還元を受けられます。
プラチナカードの中では比較的安価な年会費でありながらも、グルメ、ホテルの優待が充実しているバランスの良いカードです。
三井住友カード プラチナ
三井住友カード プラチナは、プライオリティ・パスはもちろん、幅広いジャンルの特典や優待に魅力を感じる人におすすめのカードです。グルメ、ホテルの優待だけでなく、ゴルフや宝塚観劇、ヘリコプタークルーズまで、あらゆるサービスがそろっています。
他社のようなポイント還元率アップの特典は少なめですが、サービス重視の人には満足度の高いカードです。
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カードは、ステータスの高さを重視したい人におすすめのカードです。カードはプラスチック製とメタル製の2枚が発行されます。メタル製のカードの重さや手触りはプラスチック製とはまったく異なるため、特別感や高級感を味わえるはずです。充実したホテルやグルメの優待はもちろん、HuluやDAZNといったデジタル・エンターテイメントのキャッシュバック特典もあります。
ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードはANAマイルを貯めたい人におすすめのカードです。アメックスのポイントとANAマイルの二重取りができ、貯まったポイントはマイルに交換できます。旅行や出張でANAに乗ることが多い人が使えば、快適かつお得な空の旅を楽しめることでしょう。
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナはJALマイルを貯めたい人におすすめのカードです。JALカードの最上位カードとなります。年会費は34,100円で、ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードの5分の1程度です。
航空会社のプラチナカードでプライオリティ・パスを利用したいけれど、年会費は抑えたいという場合、こだわりがなければJALを選んでみてもいいかもしれません。
そもそもプライオリティ・パスとは?クレジットカード付帯のメリットはある?
プライオリティ・パスとは、イギリスのプライオリティ・パス社が提供する空港ラウンジサービスです。プライオリティ・パスの会員になれば、世界中の1,500ヶ所以上の空港ラウンジで、軽食を食べたり、アルコールを飲んだり、ゆったりと優雅な時間を楽しめます。
プライオリティ・パスはクレジットカードの付帯サービスとしてではなく、単体で申し込むことも可能ですが、コストパフォーマンスを考えるとクレジットカード付帯がおすすめです。
プライオリティ・パスのランク
プライオリティ・パスには3つのランクが用意されています。
ランク | 年会費 | ラウンジ料金(本人利用) |
---|---|---|
スタンダード | USドル99 | 各回USドル35 |
スタンダード・プラス | USドル329 | 年10 回無料、11回目以降USドル35 |
プレステージ | USドル469 | 無制限で無料 |
クレジットカード付帯ではなく、単体でプライオリティ・パスの申し込みを検討する際は、自分の旅行頻度や予算を考えてランクを選びましょう。プランごとに空港ラウンジの無料利用回数が異なります。
クレジットカード付帯の場合、カードの種類によって付与されるランクが決まっているため、自分で選択する必要はありません。どのランクのプライオリティ・パスが付帯されているのかは、事前に確認しておきましょう。
他の空港ラウンジサービスとの違い
プライオリティ・パスと他の空港ラウンジサービスとの違いは、ステータスの高さと利用可能な空港にあるでしょう。
空港ラウンジサービスは主に3種類あり、「カードラウンジ」と「航空会社ラウンジ」、そして「プライオリティ・パス・ラウンジ」です。カードラウンジなら一般的にゴールドカード以上、航空会社ラウンジなら一般的にビジネスクラス以上の搭乗で利用できます。
一方、プライオリティ・パスのラウンジはプライオリティ・パス保有者しか利用できません。プライオリティ・パスのクレジットカード付帯は一般的にプラチナカード以上となるため、最上級クラスのラウンジサービスといえるでしょう。
また、プライオリティ・パスは世界中の1,500ヶ所を超える空港で利用可能です。日本で利用できる空港は限られるものの、多くの主要海外空港でハイクラスなサービスを受けられます。
クレジットカード付帯をおすすめする理由
クレジットカード付帯のプライオリティ・パスをおすすめする理由は、プライオリティ・パスの年会費がかからないからです。ランクにかかわらず年会費が無料になるため、最大でUSドル469(約72,000円相当/2024年4月現在)のコストカットになるでしょう。
なお、年会費は無料となりますが、ラウンジ料金や同伴者の利用料金が別途かかる可能性があります。条件はランクによって異なるため、付帯されているランクを確認しましょう。
コンビニ利用でお得になるプライオリティ・パス付きのクレジットカード
コンビニ利用でお得にプライオリティ・パス付きのクレジットカードを使いたい人には、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードがおすすめです。
カード名 | 国際 ブランド | 年会費 | ポイント 還元率 | 付帯 サービス | 電子マネー 対応 | 発行 スピード |
---|---|---|---|---|---|---|
American Express | 22,000円 | 0.5% | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、ハイクラスホテル優待 など | あり | 最短3営業日 |
通常は1,000円で1ポイント貯まり、 1ポイントは最大5円相当に交換できる、還元率0.5%の「永久不滅ポイント」ですが、セブン-イレブンやローソン、松屋、ピザハットなどの身近なお店を利用することで最大19%還元に大幅アップします。
平日のランチはコンビニで買ってポイントを貯めつつも、旅行・出張時にはハイクオリティなおもてなしを受け、賢くメリハリのついたクレジットカードライフを送りましょう。
プライオリティ・パスで同伴者も無料利用できるクレジットカード
プライオリティ・パス付帯カードには、同伴者も無料利用できるものと、できないものがあります。無料での利用ができない場合は、別途の利用料金が必要です。同伴者との利用を前提とするなら、同伴者も無料になるクレジットカードの中から選びましょう。
カード名 | 国際 ブランド | 年会費 | ポイント 還元率 | 付帯 サービス | 電子マネー 対応 | 発行 スピード |
---|---|---|---|---|---|---|
Visa、Mastercard、JCB、American Express | 33,000円 | 1% | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、コンサートチケット手配 など | 楽天Edy | 不明 | |
JCB | 55,000円 | 0.5% | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、厳選アイテムプレゼント など | 不明 | 不明 | |
American Express | 550,000円 | 1% | プライオリティ・パス発行無料、国内・海外旅行保険、担当制コンシェルジュ など | 不明 | 不明 |
楽天ブラックカード
楽天ブラックカードは楽天の最上位カードです。プライオリティ・パスを利用する場合は同伴者2名まで無料です。33,000円という年会費はブラックカードにしては手頃であり、同伴者が2名も無料になるのは非常にコストパフォーマンスが高いカードといえるでしょう。
招待制のため、いきなり楽天ブラックカードに申し込むことはできません。同伴者特典に魅力を感じる人は、楽天プレミアムカードの利用から始めてみましょう。
JCB THE CLASS
JCB THE CLASSはJCBブランドの最上位カードです。こちらも招待制で、インターネットからの申し込みはできません。
プライオリティ・パスを利用する場合は同伴者1名まで無料です。他にもゴルファー保険やスマートフォン保険など、JCB THE CLASS会員ならではのサービスラインナップが充実しており、ハイクラスな生活にぴったりのカードといえるでしょう。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードはアメックスブランドの最上位カードです。申し込みが招待制なのはもちろんのこと、保有者が少ないことや経営者、資産家、著名人などが多いことからか、インターネット上にも確かな情報が公開されていないカードです。
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カードでプライオリティ・パスを利用する場合で同伴者1名まで無料となるため、センチュリオン・カードでもそれ以上の同伴者が無料になると考えられます。
プライオリティ・パス付きのクレジットカードの選び方
プライオリティ・パス付きのクレジットカードを選ぶ際は、以下のポイントに気をつけましょう。
年会費や入会費
プライオリティ・パスが付帯するようなハイクラスなカードは、年会費や入会費が高額になる場合があるため、自分の予算に見合ったカードを選びましょう。
プライオリティ・パスのランク
どのプライオリティ・パスのランクが付帯されているのかはクレジットカードによって異なるため、プライオリティ・パス特典を重視する場合は確認しましょう。
同伴者無料特典や家族カード無料発行の枚数
プライオリティ・パス付帯カードの中には同伴者無料のものや、家族カードを持っていれば無料で利用できるものもあります。特典を有効活用しましょう。
日本でプライオリティ・パスが使える場所
日本でプライオリティ・パスが使える空港は現在5つです。
- 羽田空港
- 成田国際空港
- 福岡国際空港
- 中部国際空港
- 関西国際空港
各空港によってサービスは異なりますが、軽食やアルコールが楽しめるラウンジの他に、マッサージやレストランなども提供されている場合があります。
たとえば、成田空港にはお好み焼きの「ぼてぢゅう屋台」、中部国際空港にはクラフトビールバーがあります。
プライオリティ・パスの空港ラウンジでの使い方
プライオリティ・パスで空港ラウンジを使う場合、入口で搭乗券とプライオリティ・パスを提示し、会員として利用したい旨を伝えます。受付担当が会員証や同伴者の人数などを確認し、利用伝票を作成するので、問題なければサインして入場しましょう。
ランクや利用回数などによって追加料金が発生する場合もありますが、すべての利用代金はひも付いているクレジットカードから引き落とされるようになっています。
プライオリティ・パスを利用する際の注意点
プライオリティ・パスを利用する際には、以下の点に注意しましょう。
- 国内で利用できる空港は5つのみ
- 会員証に利用期限が設定されている場合がある
- サービス内容や営業時間は空港によって異なる
- 混雑状況によっては利用人数の制限がかかる可能性がある
- ドレスコードがある可能性がある
プライオリティ・パスのラウンジがある空港は日本では5つのみですが、海外では1,500ヶ所以上で利用可能です。日本にはクレジットカードのラウンジも多数あるので、国内旅行と海外旅行で使い分けても良いでしょう。
また、ラウンジの営業内容は各空港によってさまざまです。各施設のルールの範囲で、心地よく利用しましょう。
クレジットカード付帯のプライオリティ・パスで快適な空港時間を!
プライオリティ・パスを利用する場合は、年会費が無料になるクレジットカード付帯のものがおすすめです。プライオリティ・パス付きのクレジットカードは、多くの場合、ハイクラスなプラチナカードやブラックカードです。年会費も高額となるため、条件や予算を確認したうえで慎重に選びましょう。
「今すぐ申し込むのは難しいけれど、上位カードを目指していきたい」と思う人は、同ブランドの一般カードやゴールドカードから始めてみてください。クレジットヒストリーを貯めていくことで、いつか上位カードへの招待状が届くかもしれません。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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