アルトコインとは?代表的な種類やおすすめの取引所を解説

株式や投資信託への投資に慣れた方の中には、次の投資先として暗号資産(仮想通貨)への投資を検討している方もいるのではないでしょうか。今回は、暗号資産「アルトコイン」について解説します。「ビットコイン」との違いはもちろん、代表的なアルトコイン、おすすめの取引所についてもご紹介しますのでぜひご覧ください。

アルトコインとは

アルトコインの正式名称は「Alternative Coin(オルタナティブコイン)のことであり、「ビットコイン以外の暗号資産」という意味で使われています。

アルトコインは非常に種類が多く、「イーサリアム」や「リップル」のように、数多くの取引所で取引され、流通量も多いものから、ごく一部の取引所でしか扱っておらず、流通量が極めて少ないものまであるのが特徴です。

次の章でアルトコインの特徴やビットコインとの違いについて詳しく見ていきましょう。

アルトコインとビットコインの違い

アルトコインとビットコインの違いを押さえておきましょう。

種類

先にご紹介したように、アルトコインはビットコイン以外の暗号資産のことです。よって種類数が非常に多いという特徴があります。なお、2024年4月時点でアルトコインは180万種類以上もあると言われています。

使用目的

ビットコインは決済手段として使われている暗号資産です。しかし、アルトコインの使用目的はそれぞれで異なります。ビットコインのように決済で使われるもの、金融機関の送金目的で使われるもの、アプリ開発のプラットフォームとして使われるものなどさまざまです。

値動きの大きさ

アルトコインは種類によって流通量や時価総額が大きく異なります。流通量や時価総額が小さいものほど値動きが大きくなります。

値上がりすると大きな利益が得られる可能性がありますが、反対に値下がりで莫大な損失を受ける場合もありますので、取引するアルトコインの種類や投資する金額には細心の注意を払わなければなりません。

代表的なアルトコイン

アルトコインは数多くの種類があります。ここでは代表的なものについてご紹介します。

イーサリアム(ETH)

イーサリアムの特徴は以下の通りです。

名称イーサリアム(EHT)
リリース時期2015年
発行上限なし
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

2位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//github.com/ethereum/wiki/wiki/White-Paper

時価総額がビットコインに次ぎ第2位の暗号資産です。アルトコインの代表格とも言えます。

発行上限がないため流通量が多いのが特徴です。決済目的だけでなく、ICO(トークンを使った資金調達)などにも使われています。

ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュの特徴は以下の通りです。

名称ビットコインキャッシュ(BCH)
リリース時期2017年
発行上限2,100万枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

11位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//bch.info/bitcoin.pdf

ビットコインから派生して誕生したアルトコインです。ビットコインの課題だった処理の遅さを解決するために生まれました。送金手数料も低く、使いやすい暗号資産と言えるでしょう。

ライトコイン(LTC)

ライトコインの特徴は以下の通りです。

名称ライトコイン(LTC)
リリース時期2011年
発行上限約8,400万枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

16位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//whitepaper.io/document/683/litecoin-whitepaper

ビットコインの技術を元に作られたアルトコインですが、ブロック生成期間はビットコインよりも短いのが特徴です。また、4年に一度の半減期が設けられています。

MATICトークン(MATIC)

MATICトークンの特徴は以下の通りです。

名称MATICトークン(MATIC)
リリース時期2019年
発行上限100億枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

14位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//polygon.technology/papers/pol-whitepaper

イーサリアムの課題を解決するために生まれたアルトコインです。ポリゴンネットワークのネイティブトークンとして利用されています。

リップル(XRP)

リップルの特徴は以下の通りです。

名称リップル(XRP)
リリース時期2012年
発行上限1,000億枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

5位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//whitepaper.io/document/1/ripple-whitepaper

発行上限は1,000億枚ですが、全てが発行済みです。新規発行の予定もありません。通貨管理を特定の団体が行う「中央集権型」の暗号資産でもあります。大手企業との提携などもあり、さらなる需要の高まりも期待されています。

SOL トークン(SOL)

SOL トークンの特徴は以下の通りです。

名称SOL トークン(SOL)
リリース時期2020年
発行上限なし
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

4位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//solana.com/solana-whitepaper.pdf

ブロックチェーンプラットフォームの一つとして知られる暗号資産です。取引処理が非常に速いのが特徴です。発行上限が決まっておらず、定期的にバーン(焼却)が行われますが、価値の低下には注意しましょう。

トロン(TRX)

トロンの特徴は以下の通りです。

名称トロン(TRX)
リリース時期2017年
発行上限なし
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

9位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//o836fhe91.qnssl.com/tron/whitebook/TronWhitepaper_en.pdf

デジタルコンテンツ配信、ブロックチェーンプラットフォームの提供など、さまざまな用途で使えるアルトコインです。処理能力が高いのもメリットと言えます。発行上限はありませんが、定期的にバーン(焼却)が行われます。

ベーシックアテンショントークン(BAT)

ベーシックアテンショントークンの特徴は以下の通りです。

名称ベーシックアテンショントークン(BAT)
リリース時期2017年
発行上限15億枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

48位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//basicattentiontoken.org/BasicAttentionTokenWhitePaper-4.pdf

デジタル広告のためのアルトコインです。ブラウザ「Brave」経由で使えるユーティリティートークンとなっています。イーサリアム上で取引が行われています。

ネム(XEM)

ネムの特徴は以下の通りです。

名称ネム(XEM)
リリース時期2015年
発行上限90億枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

50位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//whitepaper.io/document/583/nem-whitepaper

「ネム(XEM)」はプラットフォーム「ネム」で流通する暗号資産「ゼム(XEM)」の通称です。発行上限が定められており、これらは全て発行済みです。そのため、価値が下がりにくいという特徴があります。

アイオーエスティー(IOST)

アイオーエスティーの特徴は以下の通りです。

名称アイオーエスティー(IOST)
リリース時期2017年
発行上限900億枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

53位
関連URLhttps//iost.io/iost/#about

IOSTプラットフォームの基軸通貨です。拡張性が高いにもかかわらず、安全性が高く処理速度が高いというメリットがあります。イーサリアムとの互換性が計画されている点にも要注目です。

エンジンコイン(ENJ)

エンジンコインの特徴は以下の通りです。

名称エンジンコイン(ENJ)
リリース時期2017年
発行上限10億枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

45位
公開資料

(ホワイトペーパー)

https//docs.enjin.io/

エンジンコインにはプラットフォーム上でブロックチェーンゲームの開発ができるという特徴があります。マイクロソフトやサムスンなどの大手企業と提携していることもあり、将来性にも期待大と言えるでしょう。

ジム(XYM)

ジムの特徴は以下の通りです。

名称ジム(XYM)
リリース時期2021年
発行上限約90億枚
時価総額ランキング

(2024年4月30日現在)

54位

※シンボル(XYM)のランキング

公開資料

(ホワイトペーパー)

https//github.com/symbol/symbol-technicalref

※シンボル(XYM)のホワイトペーパー

法人に特化した「シンボル(Symbol)」というブロックチェーンで使われる基軸通貨で、高いセキュリティ性が特徴です。先にご紹介した「ネム(XEM)」のブロックチェーンを基に開発されています。

アルトコインの購入におすすめの取引所

特徴、運営会社、取扱通貨数、レバレッジ、販売所手数料、入金手数料、出金手数料、最低取引数量、公式サイトURL
アルトコイン購入におすすめの取引所を4つご紹介します。なお、取引所によって取り扱うアルトコインの種類は異なります。口座開設の際は、取扱通貨も必ず確認しましょう。

CoinCheck

2019年から5年間アプリダウンロード数ナンバーワンを誇る取引所です。取引できる暗号資産の種類も29種類以上であり、セキュリティ対策やカスタマーサポートもしっかりしていると言われているため、これから暗号資産投資を始めたい方にもおすすめです。なお、レバレッジ取引はできませんので注意してください。

運営会社CoinCheck株式会社
特徴・2019年から5年間アプリダウンロード数ナンバーワン

・2段階認証とコールドウォレットでセキュリティ対策が万全

通貨取扱数29種類(2023年12月現在)
レバレッジ扱いなし
販売所手数料無料
入金手数料・暗号資産の場合は無料

・銀行振込手数料は無料だが振込手数料は顧客負担

・コンビニ入金

3万円未満770円

3万円以上30万円以下1,018円

・クイック入金

3万円未満770円

3万円以上50万円未満1,018円

50万円以上入金金額×0.11%+495円

出金手数料407円
最少取引単位イーサリアムクラシック1.0 ETC以上 かつ 500円(相当額)以上
公式サイトhttps//coincheck.com/ja/

GMOコイン

GMOインターネットグループの暗号資産取引所です。最小取引単位が小さいため、暗号資産投資初心者の方にもおすすめしたい取引所です。

なお、レバレッジ取引もできますが、取引できるのは8銘柄のみとなっています。

運営会社GMOコイン株式会社
特徴入出金手数料無料

レバレッジ取引の取り扱いあり

通貨取扱数24種類(2024年4月現在)
レバレッジ2倍(取引できるのは8銘柄)
販売所手数料無料
入金手数料・暗号資産の場合は無料

・無料(銀行に支払う振込手数料は顧客負担)

(大口出金は400円の手数料が必要)

出金手数料大口出金400円
最少取引単位イーサリアム0.0001 ETH / 回(約26円)
公式サイトhttps//coin.z.com/jp/

BITPOINT

500円以下でも暗号資産購入ができる取引所です。無理のない金額から暗号資産投資を始めたい方におすすめです。信頼性の高い暗号資産を多く扱っているため、複数の暗号資産を買いたい方も検討してみてはいかがでしょうか。

運営会社株式会社ビットポイントジャパン(SBIグループ)
特徴500円以下の少額投資が可能

各種手数料が無料

通貨取扱数22種類(2024年4月現在)
レバレッジ扱いなし
販売所手数料無料
入金手数料無料(提携銀行・暗号資産の場合)
出金手数料月1回無料

月2回目以降は1回あたり330円

最少取引単位イーサリアム0.00000001ETH

(ただし、注文は日本円で500円以上から)

公式サイトhttps//www.bitpoint.co.jp/

DMM Bitcoin

社名に「ビットコイン」と入っていますが、アルトコインの取り扱いもあります。土日祝も含めた365日サポートを行っており、問い合わせはLINEおよび問い合わせフォームで受け付けています。取引開始までのスピードが最短30分と口座開設の早さも魅力の一つです。

運営会社株式会社DMM Bitcoin
特徴サポート体制が充実している

口座開設までの時間が短い

通貨取扱数28種類(2023年12月現在)
レバレッジ2倍(個人投資家の場合)
販売所手数料無料
入金手数料

(税込)

振込入金手数料無料(銀行手数料は顧客負担)

クイック入金手数料無料

出金手数料

(税込)

無料
最少取引単位イーサリアム0.001 ETH
公式サイトhttps//bitcoin.dmm.com/

アルトコイン取引は流動性や値動きに注意しよう

アルトコインの種類は非常に多く、180万種以上はあるとされていますが、全てのアルトコインが取引できるわけではありません。取引所ごとに取り扱う暗号資産の種類は異なりますので、必ず確認してください。

また、流通量が少ないアルトコインの場合、大幅な価格変動が生じる恐れもあります。代表的な暗号資産「ビットコイン」と比較するとリスクも高くなりますので、その点にも注意しましょう。

アルトコインへの投資に興味があるならば、まずはイーサリアムなど流通量や取引が多い通貨から始めることをおすすめします。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。