- 更新日 : 2023年12月1日
マスターカードおすすめ5選!特徴の比較や選び方を解説
マスターカード(Mastercard)には与信審査が早く、店頭受け取りやデジタル発行が可能なクレジットカードもあります。マスターカードは8,000万店舗以上の加盟店がある国際ブランドで、充実したサービスや特典が人気のブランドですが、種類が多く、どのカードを選べば良いか迷う方も多いでしょう。
そこで今回は、マスターカードの選び方を解説した上で、おすすめのカードを5つ紹介します。
目次
マスターカード(Mastercard)とは?
マスターカード(Mastercard)は、決済のしやすさとセキュリティの高さが特長の国際ブランドです。国内外の加盟店も多く、海外旅行や出張先でスムーズに利用できます。
マスターカードはクレジットカードの決済システムだけを提供し、カードの発行自体は行っていません。カードの発行はライセンスを付与されたカード会社が担い、Visaも同様の仕組みを採用しています。
一方、American ExpressやDiners Club、JCBなどは自社でカードの発行や決済システムの管理をしており、同時にカード会社との提携も行っています。
マスターカードの選び方
マスターカードのクレジットカードを選ぶ際は、自身のライフスタイルや利用目的に合わせて選ぶと良いでしょう。ここでは、マスターカードを選ぶ上で知っておきたい主なチェック項目を4つ紹介します。
海外旅行・出張が多いか
カードを選ぶ際は、出張や旅行で海外に行く機会が多いかどうかを考えてみましょう。
海外旅行や出張が多い方の場合、海外旅行保険が充実していて、海外の買い物利用でキャッシュバックやポイント還元サービスがあるマスターカードを選ぶのがおすすめです。海外トラブル時の緊急サポートサービスも把握しておくと、さらに安心です。
よく利用するお店は何か
よく利用するスーパーマーケットやコンビニでマスターカードを利用すると、ポイント還元率がアップする、割引が受けられるなどの特典があります。お気に入りのお店がマスターカードと提携しているかを確認し、支払方法や追加特典、ポイント還元率なども目を通しておくと上手にポイントが貯められます。
年会費や手数料の安さを優先するか
年会費や手数料の安さを優先するかどうかは、利用する人の状況によって変わります。例えば、カードをあまり使わない方や初めてクレジットカードを作る方は、無料や低コストのカードが向いていると言えるでしょう。
空港ラウンジの利用などを楽しみたい方やビジネス利用が多い方は、年会費や手数料を払うことで、より充実したサービスや特典を受けられ、高い満足度が得られるでしょう。
自分の利用パターンを把握し、適切な年会費のカードを選ぶことが大切です。
ワンランク上のサービスを求めるかどうか
空港ラウンジの利用や高級レストランでの割引など、ワンランク上のサービスを楽しみたい方は、年会費が高いゴールドカード向きです。
日常の買い物には、年会費無料のシンプルなカードがおすすめです。年会費がかからないカードでも、高いポイント還元率やサービスを提供しているカードもあります。
それぞれのカードの特徴を比較し、本当に自分に必要なサービスかどうか見極めましょう。
マスターカードブランドのおすすめクレジットカード5選
マスターカードブランドでおすすめのクレジットカードを表にまとめました。
カード名 | 年会費 | 通常還元率 | 国際ブランド | 発行スピード | 旅行保険 | タッチ決済 |
---|---|---|---|---|---|---|
三井住友カード(NL) | 無料 | 0.5% | Visa Mastercard | 最短30秒 | 海外旅行傷害保険 (利用付帯) | ○ |
楽天カード | 無料 | 1% | Visa Mastercard JCB American Express | 約1週間〜10日間 | × | ○ |
リクルートカード | 無料 | 1.2% | Visa Mastercard JCB | 最短5分 ※JCBモバイル入会の場合 | 旅行損害保険 | ○ |
三菱UFJカード VIASOカード | 無料 | 0.5% | Mastercard | 3日〜1週間 | 海外旅行傷害保険 (利用付帯) | ○ |
dカード | 無料 | 1% | Visa Mastercard | 1~3週間 | 海外旅行保険・国内旅行保険(※29歳以下限定) | ○ |
三井住友カード(NL)
三井住友ナンバーレスカードは、カード本体にカード番号やセキュリティコードが書かれていない新しいタイプのクレジットカードです。カード番号などの情報は、オンラインアプリ「Vpass」でチェックできます。カードの審査が通れば、最短30秒でクレジットカードが受け取れます。
楽天カード
楽天カードは年会費無料で、通常のポイント還元率が1%と高いカードです。特に楽天市場で利用すると、ポイント還元率が3%に増え、効率よくポイントを貯められます。貯まったポイントは、楽天モバイルのスマホ料金や楽天トラベルのツアー代などに充当できます。
リクルートカード
リクルートカードは、利用料金に対して1.2%のポイントで還元する高還元率のクレジットカードです。ポイントを共有しているじゃらんやポンパレモール、HOTPEPPER Beautyを利用すると、最大4.2%の還元を受け取れます。
三菱UFJカード VIASOカード
三菱UFJカード VIASOカードは、公共料金の支払いでポイントが貯められる点が魅力です。一般的に公共料金の支払いでポイントは付与されないため、非常にお得なカードといえます。また、「POINT名人.com」を経由し通販ショップを利用すると、最大24倍のポイント還元も受けられます。
dカード
dカードは、通信会社大手の株式会社NTTドコモが発行しているカードです。dカードには「dポイントカード」の機能もあり、dポイント加盟店やdカード特約店のコンビニやスーパーで使うと、2%以上のポイント還元があります。
また29歳以下の方には旅行保険が付帯します。国内旅行は1,000万円、海外旅行は2,000万円まで補償されるため、旅行中のトラブルにも安心です。
マスターカードを選ぶメリット
マスターカード利用のメリットは、世界トップクラスの加盟店数やタッチ決済への対応、国内のコストコで使える点などが挙げられます。以下で、詳しく見ていきましょう。
日本はもちろん世界トップクラスの加盟店数
マスターカードは国際ブランドの中でも、加盟店数がトップクラスです。2022年9月に発表されたネルソンリポートによると、マスターカードの加盟店数は約1億店舗に達しており、Visaカードと同等です。加盟店ネットワークを利用することで、ショッピングやレストランでの食事、ホテルの宿泊などさまざまなシーンで活躍します。
海外に行く機会が多い方は、緊急時だけでなく普段使いにも便利な1枚として持っておくと安心です。
Mastercardコンタクトレスが利用できる
マスターカードのコンタクトレス決済は、カードを専用端末にかざすだけで簡単に支払いが完了する決済方法です。現在発行されている多くのマスターカードは、コンタクトレス決済に対応しています。コンタクトレス決済は、電波マークのような「タッチ決済対応マーク」があるお店で利用可能です。
さらに、マスターカード独自の高度なセキュリティ技術でスキミングの不正を防ぎ、安全性を確保しているのも大きなメリットです。
会員ステータスごとに特典や優待サービスがある
マスターカードは、会員のステータスに応じて特典や優待サービスを用意しています。
例えば、ゴールドカード会員の場合、飛行機出発まで防寒具などを空港で預かるクロークサービスの割引や無料の空港ラウンジサービスを提供しています。
そのほか、高級ホテルの宿泊やレストランの優待サービスがある「Priceless Specials」や、世界の特別ツアーに参加できる特別プログラム「Priceless Cities」なども人気です。
国内のコストコで使える
国内のコストコでは、クレジットカード決済の場合はマスターカードブランドのみ決済可能です。よくコストコを利用する方は、マスターカードを選ぶことで決済が簡単になるでしょう。
コストコはアメリカ発の会員制倉庫型大型スーパーで、幅広い商品を大量にとりそろえています。会員は多くの商品を一度にまとめ買いしますが、その際クレジットカードがあれば、支払いもスムーズかつポイントも貯まりとても便利です。
コストコで利用することを踏まえてクレジットカードを選ぶ方法については、下記記事で解説しています。
マスターカードを選ぶ際の注意点
マスターカードを選ぶ際の注意点は、主に次の2つです。
マスターカードのプロパーカードはない
プロパーカードとは、国際ブランド会社が自社で発行するクレジットカードを指します。国際ブランドで主にプロパーカードを発行しているのは、American Express、Diners Club、JCBの3社です。プロパーカードは、招待制のブラックカードを独自で創設するなど一般的にステータスが高いのが特徴です。
残念ながら、マスターカードはプロパーカードを発行していません。国際ブランドのプロパーカードがほしい方は、American Express、Diners Club、JCBの中から選びましょう。
国内でのカード発行会社が少ない(Visaカードと比較)
マスターカードを選ぶ際の注意点の1つとして、国内でのカード発行会社が少ない点が挙げられます。2020年に行われたイプソス ファイナンシャルサービスが実施した調査によると、国内のブランドシェアはVisaの50.8%に対しマスターカードは17.8%にとどまっています。マスターカードを選ぶ際は、他の国際ブランドのカードも含めて比較して検討すると良いでしょう。
自分に合ったマスターカードで充実したクレカライフを
マスターカードは、世界的にトップシェアを誇る国際ブランドの1つで、便利なコンタクトレス決済や会員向けの魅力的な優待サービスや特典を提供しています。
マスターカードブランドのクレジットカードを選ぶ際は、海外旅行やビジネス出張の頻度、年会費、利用シーンや目的を考慮し、自分に最適な1枚を見つけることが大切です。マスターカードのブランドを最大限に活用し、充実したカードライフを送りましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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