- 更新日 : 2023年11月17日
つみたてNISAの始め方とは?注意点やおすすめの銘柄・証券会社まで解説
つみたてNISAについて前々から興味はあるものの、始めるタイミングを逃してしまっている人も多いのではないでしょうか。つみたてNISAは金融機関でNISA口座を開設するだけで、簡単に始めることができます。本記事では、つみたてNISAの始め方の手順や注意点、おすすめの銘柄・証券会社についてまとめてみました。
目次
つみたてNISAの始め方の手順
ここではつみたてNISAの始め方の手順について解説します。
金融機関を選ぶ
まず、つみたてNISAを始めるためには専用口座を用意しなければなりません。専用口座は銀行や証券会社で開設できますが、NISA用の口座は1人1口座しか開設できない点に注意が必要です。
なお、金融機関によって取扱銘柄数などに違いがあるため、どこの金融機関で開設するかは慎重に検討するようにしましょう。
必要書類をそろえる
金融機関を決めたら、必要書類をそろえる必要があります。最近では、大半の金融機関がネットからの申し込みを受け付けているため、店頭窓口に行かずに済むのが利点です。
必要書類には、本人確認書類やマイナンバーが確認できる書類などが挙げられます。ただし、金融機関によって内容が多少異なるため、事前に調べておくようにしましょう。書類提出が完了すると、金融機関側から口座開設完了の案内が届きます。
投資銘柄を選ぶ
口座が開設されたら、投資銘柄を選びます。取扱商品は金融機関ごとに異なり、その中から自分の投資ニーズに見合った商品を選択が可能です。この際、1銘柄のみに投資も可能ですが、分散投資の観点からすると、複数銘柄に投資することをおすすめします。
積立金額を決める
投資する銘柄を選んだら、積立金額を決めます。最低積立金額や積立ペースは各金融機関によって異なるため、事前にきちんと確認しておきましょう。
昨今では積立金額を最低100円から設定している証券会社も増えていますが、積立金額にかかわらず、自分にとって無理のない金額・ペースを設定することが大切です。
積立購入を始める
積立金額を設定したら、目論見書(投資信託における重要事項を説明した書類)に目を通し、問題がなければ積立購入を開始します。
つみたてNISAを始めるときの注意点
つみたてNISAを始める際は、以下の3つのポイントに注意が必要です。
分散投資を心がける

つみたてNISAをはじめ、投資全般にいえることですが、投資を行う際は分散投資を心がけることも忘れてはいけません。その理由として、一つの銘柄や金融商品に集中的に資金を投じてしまうと、リスク分散ができなくなってしまうからです。たとえ一つの運用商品でマイナスが出たとしても、分散投資をすることで、他の商品でプラスになっていれば、大損するリスクを避けられます。
余裕資金で投資を行う
「お金を増やしたい」という思いから、つい多くの資金を投資に回してしまいがちですが、本来、投資とは余裕資金で行うものです。投資は中長期的に取り組むことでプラスになる可能性が高まるため、一時的にリターンがマイナスになるケースも珍しくありません。そのタイミングで家計に大きな影響を及ぼすようであれば、損切りを覚悟した上で投資を辞めなければならないでしょう。
万が一の際にすぐに使えるお金を手元に残しておくためにも、投資には、生活防衛費を除いた最低3カ月分の生活費を目安とした余裕資金で行うことが大切です。
長く続けて複利効果を狙う
つみたてNISAは非課税期間が長く設定されているため、長期投資が前提です。長く続けるほど、より大きな複利効果が期待できます。複利効果とは運用で得た利益を元本にプラスして再投資することで、効率的に運用効果を上げる仕組みのことです。
ここでは毎月3万円を利回り3%で10年運用した場合と、普通預金に預け入れた場合を比較してみました。

この表のように、毎月少額でも構わないので、コツコツと継続することが大切です。
また、長期投資に取り組む中で運用実績の悪化に直面することもあるかもしれません。ただし、一時的に運用状況が悪化したからといって焦って積立を中止・商品を売却することは避けましょう。なぜなら、市場は常に変動しており、短期目線で見ると損失が発生していても、中長期的に見れば損が出続けるとは限らないからです。
つみたてNISAに取り組む際は、市場の変動に一喜一憂するのではなく、長期的な目線で見ることを心がけましょう。
初心者におすすめのつみたてNISA銘柄
ここでは、初心者におすすめのつみたてNISAの銘柄を3つご紹介します。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
| 運営会社 | SBIアセットマネジメント株式会社 |
|---|---|
| 運用方法 | インデックス型 |
| 投資対象 | 国際株式 |
| 純資産 | 1,028,218百万円 |
| 利回り(年利) | 10.17% |
| 信託報酬 | 0.0938% |
(※2023年10月30日時点)
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、米国を代表する主要企業500社で構成されており、より分散投資の効果が得られやすいのが特徴です。また、つみたてNISA対象のS&P500に連動するインデックスファンドのカテゴリーでも手数料が低めのため、よりコストを抑えた運用ができます。安定的にリターンを得たい方におすすめです。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
| 運営会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
|---|---|
| 運用方法 | インデックス型 |
| 投資対象 | 国内株式 国際株式 国内債券 国際債券 国内REIT 海外REIT その他 |
| 純資産 | 2,188,97百万円 |
| 利回り(年利) | 9.09% |
| 信託報酬 | 0.143% |
(※2023年10月30日時点)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内外の8資産に均等に投資するといったシンプルさが特徴の商品です。分散投資ができることから、より低リスクで資産を運用したい方はもちろん、投資に不慣れな初心者にもおすすめです。
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
| 運営会社 | ニッセイアセットマネジメント |
|---|---|
| 運用方法 | インデックス型 |
| 投資対象 | 国際株式 国際債券 国内株式 国内債券 国際REIT |
| 純資産 | 35,954百万円 |
| 利回り(年利) | 8.11% |
| 信託報酬 | 0.154% |
(※2023年10月30日時点)
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、国内外の商品にバランス良く投資できるのが特徴です。ニッセイ・インデックスファンド(6資産均等型)との違いは、日本のリートとその他の先進国のリートが含まれていない点になります。信託報酬が低く、投資初心者はもちろんコツコツと継続して投資をしたい方におすすめです。
つみたてNISAにおすすめの証券会社
ここでは、つみたてNISAにおすすめの証券会社を3つご紹介します。
楽天証券
| 口座数 | 9,243,379口座(2023年6月集計) |
|---|---|
| 国内株式銘柄数 | 3,927銘柄 |
| 外国株式銘柄数 | 4,024銘柄 |
| 投資信託銘柄数 | 2,630銘柄 |
| 手数料 | 【超割コース(1注文制)】 ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円 |
| 【いちにち定額コース(1日定額制)】 ~100万円:0円 ~200万円:2,200円 ~300万円:3,300円 300万円~:以降100万円ごとに1,100円 | |
| NISA可否 | ○ |
| iDeCo可否 | ○ |
| 単元未満株可否 | ○ |
| ポイント投資 | 楽天ポイント |
| 公式サイト | https://www.rakuten-sec.co.jp/ |
(※2023年10月30日時点)
楽天証券は投資信託の取扱数が業界の中でも最も多く、国内外問わずさまざまな商品に投資ができます(※2023年10月30日時点)。取引に応じて楽天ポイントが貯まるほか、貯まった楽天ポイントを使えるため楽天ユーザーに特におすすめです。ポイントのみで資産運用ができるほか、日経新聞が無料で読めるなどの特典があります。
SBI証券
| 口座数 | 10,465,000口座(2023年6月集計) |
|---|---|
| 投資信託銘柄数 | 2,594銘柄 |
| 手数料 | 【スタンダードプラン】 ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円 |
| 【アクティブプラン(現物)】 ~100万円:0円 ~200万円:1,238円 ~300万円:1,691円 以降100万円ごとに:295円 | |
| ポイント投資 | Tポイント / Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 公式サイト | https://www.sbisec.co.jp/ |
(※2023年10月30日時点)
SBI証券は投資信託の商品が豊富であることはもちろん、スマートフォンのアプリで簡単に取引が可能です。「ランキング機能」や「通知機能」も備えており、分析のしやすさから多くの人に選ばれています。また、三井住友カードで積立投資を行うと、0.5~2%のポイントが還元されるほか、貯まるポイントの種類が多いのも魅力の一つです。
松井証券
| 口座数 | 1,467,446口座 |
|---|---|
| 国内株・ETF銘柄数 | 約3,968銘柄 |
| 外国株・ETF銘柄数 | 米国株(2,713銘柄) |
| 投資信託銘柄数 | 1,695銘柄 |
| 手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 ~50万円:0円 ~100万円:1,100円 ~200万円:2,200円 ~1億円:100万円単位で1,100円加算 1億円~:110,000円(上限) |
| NISA可否 | ○ |
| iDeCo可否 | ○ |
| 単元未満株可否 | × |
| ポイント投資 | 松井証券ポイント |
| 公式サイト | https://www.matsui.co.jp/ |
(※2023年10月30日時点)
松井証券は大手ネット証券の一つで、実績が豊富であるため、安心して取引ができます。手数料は「ボックスレート(1日の約定代金の合計)」よって決定されるのが特徴であり、少額取引をしたい方や初めて投資をする方におすすめです。
自分に合った運用方法でつみたてNISAを始めよう
今回の記事では、つみたてNISAの始め方や注意点、おすすめの銘柄・証券会社についてお伝えしました。つみたてNISAは長期に運用することで、資産を増やせる資産形成です。始める際は、リスクを抑えるためにも分散投資を心がけるほか、余裕資金で投資するようにしましょう。
なお、証券会社によって購入できる銘柄や購入方法についてさまざまな違いがあるため、口座を開設する際は詳細を比較した上で証券会社を選ぶことが大切です。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
お金の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
TQQQとは?株価推移や配当利回り、おすすめの証券会社を解説
外国株投資に興味があっても、どの銘柄を選んだらいいのか分からないし、株価の動きを追うのも難しい、という場合もあるのではないでしょうか。そのような方におすすめなのが米国のETFです。…
詳しくみる大学生向けに投資の始め方とおすすめの勉強方法を解説
昨今では将来のお金に不安を感じ、資産形成に強い関心を持つ若者が増えています。その中でも、投資は少額から始められるものもあり注目している方も多いのではないでしょうか。若いうちから投資…
詳しくみるエンジェル投資家とは?投資を受けるメリット・デメリットや出会い方について解説
スタートアップ企業やベンチャー企業が出資を受ける方法として、「エンジェル投資家」を頼るケースが挙げられます。昨今ではエンジェル投資家に投資をしてもらう若手起業家が増えている一方で、…
詳しくみるFOMCとは?市場や経済に与える影響を解説
テレビの経済ニュースや新聞などをチェックしていると、定期的にFOMCに関する情報が流れますが、そもそもFOMCとはどのような人たちが何をしているのでしょうか。ビジネスマンであれば一…
詳しくみるふるさと納税のやり方は?いつ、いくら払うべきか徹底解説
ふるさと納税は、自分を育ててくれた故郷や応援したい自治体などに、自治体の財源となる寄付をする制度です。ふるさと納税をした人は、税金が控除される上に返礼品をもらえるメリットもあります…
詳しくみるインフレに強い資産と弱い資産とは?ポートフォリオの考え方
インフレになると、手持ちのお金の価値が相対的に低下する傾向があります。インフレに備えるためにはどのような資産が有効なのでしょうか?インフレに強い資産と弱い資産の代表例と、その特徴に…
詳しくみる