• 更新日 : 2023年10月20日

デモトレードでFXの練習!おすすめの口座や選び方

FX初心者が実践練習をするならデモトレードがおすすめです。この記事では、おすすめのデモトレードができるFX口座や選び方、練習のコツを紹介します。

FXのデモトレードとは

デモトレードは、一部のFX業者で提供されているサービスです。デモ版で用意された仮想の資金を使ってFXの取引を体験できます。本番の取引さながらに値動きをリアルタイムで確認でき、さまざまな注文方法や手法を試すことが可能です。実際に使用されているツールがデモ版として提供されていることもあるため、操作方法などツールとの相性を確かめるのにも有用といえるでしょう。

デモトレードができるおすすめのFX口座

デモトレードができるFX口座にはどのようなものがあるのでしょうか。おすすめの口座と各社が提供するデモトレードの特徴を紹介します。

みんなのFX

みんなのFXが提供するデモトレードは、無期限、かつ会員登録不要ですぐに利用できるのが特徴です。アプリの利用には対応していないものの、初心者向きのPC版取引ツールのデモ版を利用できます。実際の取引で使用できる機能の多くが利用でき、操作マニュアル付きで操作方法を確認しながらお試しできるのがポイントです。

登録情報不要
利用料0円
利用期間無期限
利用可能ツール・アプリWebトレーダー(PC版取引ツール)
開始資金100万円
為替レートデモ版のレート
通貨ペア数34通貨ペア
スキャルピング対応
スワップデモ版のスワップポイント
最低取引単位1,000通貨
ロスカットライン証拠金維持率100%

楽天FX

楽天FXのデモトレードは、実際に提供されている高機能なツールを本番とほぼ同じ条件で体験できます。Web版とアプリ版の両方に対応していることから、スマートフォンで取引を試したい人にもおすすめです。不定期でコンテストも開催され、上位入賞者にはプレゼントもあります。

登録情報ニックネームとメールアドレスのみ
利用料0円
利用期間基本的に無期限

※90日以上ログインがないときは新たに申し込みが必要

利用可能ツール・アプリiSPEED FX(アプリ)・マーケットスピードFX(Web)
開始資金500万円
為替レート実際とほぼ同じ
通貨ペア数実際とほぼ同じ
スプレッド実際とほぼ同じ
スワップ実際とほぼ同じ
最低取引単位1,000通貨
ロスカットラインロスカットには非対応

外貨ネクストネオ

本番と同じ取引ツールで、リアルタイムのレートで体験できるのが特徴です。デモ版でもほとんどの機能が利用でき、本番の取引のように取り組めます。直感的に使えるスマートフォン版、スピードと品質を両立したリッチアプリ版の両方をお試しできるのもポイントです。

登録情報ニックネーム、メールアドレス、パスワードが必要
利用料0円
利用期間90日 ※再登録も可能
利用可能ツール・アプリスマートフォン版・リッチアプリ版
開始資金500万円
為替レートリアルタイムレート
通貨ペア数実際とほぼ同じ
スキャルピング対応実際とほぼ同じ
スプレッド実際とほぼ同じ
スワップ実際とほぼ同じ
最低取引単位1,000通貨
ロスカットライン50~100%

FXブロードネット

PC版のダウンロード版とブラウザ版のほか、スマートフォン版やタブレット版まで、多様な端末でデモトレードができます。他のデモ版ではあまり見かけない自動売買が体験できるのも特徴です。デモトレードの操作方法は動画も用意されているため、操作方法に不安がある人にも向いています。

登録情報ニックネームとメールアドレスが必要
利用料0円
利用期間無期限
利用可能ツール・アプリダウンロード版、ブラウザ版、スマートフォン版、タブレット版
開始資金1,000万円
通貨ペア数24通貨ペア
スプレッドスキャルピング対応実際の取引に準じる(不明)
スワップスプレッド実際の取引に準じる実際の取引に準じる
最低取引単位スワップ1,000通貨実際の取引に準じる
ロスカットライン最低取引単位1%~100%1,000通貨
ロスカットライン1%~100%

GMO外貨

メールアドレスだけで本番に近い取引を体験できます。PC版のほか、スマホやタブレット版のアプリにも対応しており、さまざまな端末からお試しが可能です。ほかのデモ版のように開始資金は固定されておらず、自分で自由に設定できるため、実際の入金金額を想定したシミュレーションもできます。

登録情報メールアドレスが必要
利用料0円
利用期間1カ月
利用可能ツール・アプリPC版・スマートフォン版・タブレット版
開始資金設定可能(10万円~1億円)
為替レートリアルタイムレート
通貨ペア数実際とほぼ同じ
スキャルピング対応実際とほぼ同じ
スプレッド実際とほぼ同じ
スワップ実際とほぼ同じ
最低取引単位1,000通貨単位
ロスカットライン実際とほぼ同じ

DMM FX

DMM FXのデモ版では、PC版・スマートフォン版・iPad版のすべてのツールをデモ版として体験できます。PC版は、シンプルな操作で利用できる初心者向けだけでなく、豊富な機能やカスタマイズが可能な上級者向けまで利用できるのもポイントです。多様なツールで腕を磨いてから本番に臨めます。

登録情報ニックネームとメールアドレスが必要
利用料0円
利用期間3カ月※再登録も可能
利用可能ツール・アプリPC版(初心者向けと上級者向けの両方)
・スマートフォン版・iPad版
開始資金500万円
為替レートリアルタイムレート
通貨ペア数21通貨ペア
スプレッド実際の取引に準じる
スワップ実際の取引に準じる
最低取引単位1万通貨
ロスカットライン50%

LION FX

ヒロセ通商の提供するデモトレード口座は、1万円~1,000万円の間で資金を設定できます。1万円からの少額資金のシミュレーションにも対応しているのが特徴です。リアルタイムレートではありませんが、仮想レートで配信されているため、通常は取引ができない土日もトレードの練習ができます。練習を積みたい人におすすめです。

登録情報ニックネームとメールアドレスが必要
利用料0円
利用期間3カ月※再登録も可能
利用可能ツール・アプリPC版、スマートフォン版
開始資金設定可能(1万~1,000万円)
為替レート仮想レート
通貨ペア数54通貨ペア
スキャルピング対応実際とほぼ同じ
スプレッド実際とほぼ同じ
スワップ実際とほぼ同じ
最低取引単位実際とほぼ同じ
ロスカットライン実際とほぼ同じ

デモトレードができるFX口座を選ぶポイント

デモトレードができるFX口座を選定するときに確認しておきたい5つのポイントを取り上げます。

デモ版で資金量を選べるか

デモトレードができるおすすめのFX口座でも取り上げたように、開始資金は固定されているタイプのものと、自分で資金量を設定して開始できるものがあります。

実際の取引に合わせた資金量でデモトレードをした方が現実に近い取引を体験できるので、自分で資金量を設定できるタイプがおすすめです。そのため資金量が選べるサービスかどうかは事前にチェックしておきましょう。

実際の取引環境に近いか

デモトレードを提供するFX業者の多くは、本番に近いツールを提供していることが多いですが、デモ版だと利用できる機能に制限が入るものもあります。デモトレードは実際の取引ツールを利用したシミュレーションの場でもあるため、実際の取引環境との差はどうか、機能制限はどの程度あるかも確認しておきましょう。

実際に取引に使用したい業者か

デモトレードは、取引の感覚をつかんだり、さまざまな取引手法を試してみたりするのに有効です。他にもツールの操作方法に慣れておく手段として活用できます。

操作方法や注文方法などの体験を目的としている場合は、実際に取引に使用したい業者の中から選定するのがポイントです。業者によって操作画面などが異なるため、いくらデモ版で練習しても実際に使用したい業者以外であると操作方法などの感覚をつかめません。

学習コンテンツが充実しているか

取り入れた知識をデモトレードで実践することによって学習のスピードは上がります。FX業者の中には、デモトレードの操作方法を紹介したコンテンツ、初心者向けの基礎知識をコンテンツとして提供しているところもありますので、学習効果を上げたいなら学習コンテンツが充実しているかどうかも確認しておきましょう。

利用できる期間はどのくらいか

デモトレードを提供しているFX業者では、利用できる期間に制限を設けていることが一般的です。期限が設定されている場合でも再登録により再び利用できるケースもありますが、これまでの取引がリセットされてしまいます。継続して利用したいなら利用可能期間も確認しておきましょう。

デモトレード練習でのコツ

デモトレードで取引の練習をするときは、どのような部分に注目すると上達しやすいのか、練習のコツを5つ紹介します。

現実的な資金量で緊張感を持って取り組む

デモトレードは自己資金が出ていかないことから、ゲーム感覚に陥りやすくなっています。緊張感がないと上達も遅くなりますので、緊張感を持って取り組むようにしましょう。資金量が多すぎると現実的でないため、資金量を調整できるデモトレードなどを利用して、実際の資金量に近い額で練習するのがおすすめです。

さまざまな注文方法を試す

FXの注文方法には、成行注文や指値注文のような代表的な注文方法のほかに、IFD注文やOCO注文などさまざまな方法が存在します。複雑な注文方法ほど慣れるまでに時間がかかりますが、使ってみると自分のトレードスタイルと相性が良いものがあるかもしれません。デモトレードの段階ですべての注文方法を試しておくことをおすすめします。

複数のトレードを試し適した方法を探す

トレードスタイルには、数秒から数分単位で取引する「スキャルピング」、1日単位で取引する「デイトレード」、数日から数週間単位で取引する「スイングトレード」、長期でポジションを保有する「ポジショントレード」があります。

どのトレードスタイルが合っているかは、実際に試してみないとわかりません。スタイルによって注視する分析方法も異なりますので、デモトレードの中でトレードスタイルを試して適した方法を探してみるとよいでしょう。

通貨ペアの時間帯ごとの動きを確認する

通貨ペアによって、流動性の高さや値動きの癖などが異なります。例えば、メジャーな通貨ペアである米ドル/円の場合、ニューヨーク市場が開く時間帯から相場が活発に動きやすくなっています。他にも特徴的な値動きは、実際に体験してみないとわからない部分があります。

デモトレードは通貨ペアの時間帯ごとの動きや癖を把握するのに適した方法です。通貨ペアの値動きの特徴を意識して練習するとトレードも上達しやすいでしょう。

損切りを意識する

損切りは、予想と異なる値動きをしたときに、損失の拡大を防ぐためにも早期にポジションを決済することが大切です。FXでコンスタントに利益を出すためには損切りが重要ですが、初心者の場合、相場が戻るかもしれないという根拠のない自信などから損切りに踏み切れないこともよくあります。

損切りのタイミングをつかむには慣れが必要なので、損切りを意識してデモトレードをしましょう。

デモトレードは注文方法や取引方法を模索するのにも有効

FX業者の提供するデモトレードは、ツールの使い方に慣れるのにも有効ですが、自分に合った注文方法やトレードスタイルを見つける点でも活用できます。一方、自己資金でないことからゲーム感覚に陥りやすい面もあります。目的意識を持って、自分に合ったデモトレードツールを選択し、実際の取引に問題なく進めるように活用しましょう。


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