• 更新日 : 2023年8月4日

楽天キャッシュのメリットとは?お得な使い方やチャージ方法を解説

「楽天キャッシュ」とは、楽天が提供している前払い方式の電子マネーです。事前にお金をチャージしておくと、楽天ラクマの支払いや割り勘の支払いが簡単にできます。

今回は、楽天キャッシュのメリットやお得な使い方、チャージ方法をご紹介します。楽天の各種サービスを利用されている方は必見です。

楽天キャッシュを使うメリット

楽天キャッシュは事前にお金をチャージするタイプの電子マネーです。

還元率の高さやラクマの売上からチャージできるなど、多くのメリットがあります。ここでは、楽天キャッシュを使うメリットを3つ紹介します。楽天キャッシュのメリットを知り、普段の支払いで活用してみましょう。

還元率が高い

楽天キャッシュの大きなメリットは、還元率の高さです。

楽天ペイが使えるお店で楽天キャッシュを利用すると、楽天ポイントが1%還元されます。

とくに楽天カードでチャージすると、最大1.5%の還元があります。楽天カードからのチャージで+0.5%、支払時の楽天ペイの利用で+1%の合計1.5%です。楽天カードからの支払いよりもお得になります。

また、楽天ポイントカードの加盟店で利用すれば、最大1%が追加され、合計で2.5%と高い還元率になります。

手数料無料で個人間の送金ができる

楽天キャッシュは、手数料無料で簡単に個人間の送金ができます。

連絡先を知っている人だけではなく、連絡先を知らない人にも特定のURLを生成し、送金が可能です。

ただし、受取人が楽天会員であることが条件です。リンクの受取人は、3日以内に受け取る必要があります。送金上限は1回あたり10万円、1ヶ月につき100万円までです。

とくに、割り勘や代金の建て替え時に便利です。楽天キャッシュは、手間なく確実にお金を送れる便利ツールといえます。

「ラクマ」の売上からチャージできる

フリマアプリ「楽天ラクマ」の売上を楽天キャッシュにチャージして、商品代金の支払時に利用できます。楽天ラクマの売上金を楽天キャッシュに変えることによって、ネットでの買い物や店舗の買い物など、さまざまなシーンで利用可能になります。

楽天ラクマの売上金を、すぐに楽天キャッシュに反映できる点も嬉しいポイントです。

ただし、一度売上を楽天キャッシュに変えると払い戻しができない点や、楽天キャッシュの上限が1日あたり10万円までである点は把握しておきましょう。

楽天キャッシュはどこで使える?

楽天キャッシュは、さまざまなシーンで活用できます。主に街中のショップやオンラインサービスなどで利用可能です。

利用できるお店を一部ご紹介しましょう。

街中で使えるお店

  • コンビニエンスストア……セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン 他
  • ドラッグストア……ウエルシア薬局、マツモトキヨシ、サンドラッグ 他
  • 家電量販店……ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ベスト電器 他

オンラインで使えるサービスやお店

  • ファッション……神戸レタス、BUYMA、ニッセン、ベルーナ 他
  • グルメ……ドミノピザ、ピザハット、マクドナルドモバイルオーダー 他
  • ホビー・デジタルコンテンツ……めちゃコミック、コミックシーモア、DMM 他

お店の詳細が知りたい方は、楽天ペイの公式サイトで確認してください。

楽天キャッシュの使い方

それでは楽天キャッシュのチャージ方法は何があるのでしょうか。ここでは、楽天キャッシュのチャージ方法と決済方法について簡単にご紹介します。

楽天キャッシュのチャージ方法

楽天キャッシュのチャージ方法は6つあります。

  • 楽天カードからチャージ
  • 楽天銀行からチャージ
  • 楽天ラクマの売上金
  • 楽天ウォレットでもっているビットコインなどの暗号資産
  • 全国のセブン銀行ATMから現金で振込
  • 楽天ギフトからチャージ

楽天キャッシュは、クレジットカードや銀行、暗号資産などの好きな方法でチャージができます。楽天カードからのチャージは、利用金額に対し0.5%の楽天ポイントが還元されます。

チャージ方法も多いため、普段自分が利用しているサービスの中から使いやすいチャージ方法を選びましょう。

楽天キャッシュでの決済方法

楽天キャッシュでの決済方法は3つあります。

  • 楽天ペイアプリからの支払い
  • 楽天市場や楽天ペイオンラインで楽天キャッシュを利用する
  • 楽天ラクマで利用する

店舗で楽天ペイアプリを使うときは、支払元を「楽天キャッシュ」に設定すると楽天キャッシュで支払えます。

楽天市場で楽天キャッシュを利用する場合は、支払確認の画面で「ポイント利用」の項目の設定を「楽天キャッシュから優先して使う」に変更する必要があります。楽天ペイオンラインや楽天ラクマで利用する際も、支払画面で一部設定の変更が必須です。

また、楽天ポイントカード加盟店で残高が足りないときは、自動でチャージできる「ポイント払い瞬間チャージ」の機能もあります。

個人間で送金する方法

楽天キャッシュの機能として、楽天ペイアプリを通じて個人間で送金する方法があります。

楽天キャッシュを送金する場合

楽天キャッシュを送金する際は、楽天ペイアプリの「送る」をタップし、送る相手を選びます。金額を入力し、完了ボタンを押すだけで簡単に送金ができます。

連絡先がわからない人に送金するときは、「一覧にない人に送る」をタップし、金額を入力して、専用のリンクを作り、相手に送るだけです。

例えば、友人とのランチを割り勘で払いたい、友人に送金したいけど遠方に住んでいるなどのシーンで活用できます。

楽天キャッシュを受け取る場合

楽天会員であれば、楽天キャッシュの受け取りは可能です。楽天キャッシュの公式ホームページに行き、楽天会員にログイン、送金者の名前と金額を確認してから「確認へ」をタップするとお金が受け取れます。

効率的に楽天キャッシュを使うには?

楽天キャッシュを効率的に使う方法を2つ紹介します。

楽天証券の投信積立としての利用

最もお得なのは、楽天証券の投信積立としての利用です。投信積立自体は、楽天カードのクレジット決済でも可能ですが、ポイント還元率は0.2%です(※)。一方、楽天キャッシュでは、楽天カードからのチャージで還元率が0.5%なので、よりお得にポイントが獲得できます。つみたてNISAにも適用可能です。

※信託報酬のうち、楽天が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%未満の場合。

楽天ポイントカードの加盟店で楽天ペイを使う

楽天ポイントカードの加盟店で楽天キャッシュでの支払いにすると、ポイントの二重取りができます。楽天ポイントカードのスキャン後、楽天ペイアプリで支払うとポイント還元率が2.5%に増えます。

内訳は、楽天ポイントカードの提示1%、楽天ペイ0.5%、楽天カードからのチャージで1%、合計2.5%です。前提として楽天キャッシュの支払元を楽天カードからのチャージに設定する必要があります。

楽天キャッシュを使う際の注意点

楽天キャッシュを使う際の注意点として、煩雑な設定方法が挙げられます。

楽天キャッシュには、楽天IDが必要です。楽天IDの取得には、楽天への会員登録や個人情報の登録が必要となります。さらに、楽天ペイと楽天カードの連携設定なども少し難しいと感じる方もいるでしょう。お得で便利な分、少し複雑になってしまうのかもしれません。

また銀行口座へ振込をする際に手数料がかかる点も気をつけておきたいポイントです。同じグループの楽天銀行口座への振込は100円かかります。楽天銀行口座以外の振込手数料は210円かかるので、注意しましょう。

楽天キャッシュと楽天ペイの違い

楽天ペイと楽天キャッシュの大きな違いは、楽天ペイは支払方法の1つで、楽天キャッシュは支払元である点です。

楽天ペイの主な支払元の例は以下の通りです。

  • 楽天キャッシュ(前払い)
  • 楽天カード(後払い)
  • 楽天ポイント(即日払い)
  • 楽天銀行(ポイント払い)

楽天キャッシュ以外にも、複数の方法が選べます。

コンビニエンスストアなどの実店舗で楽天キャッシュを利用したいときは、楽天ペイアプリの支払元を楽天キャッシュにしてから使いましょう。

楽天キャッシュをお得に使おう

楽天キャッシュは多くのメリットがある分、事前設定を少し複雑に感じる方もいるかもしれません。楽天キャッシュは、あらかじめチャージして使う前払い方式の電子マネーですので、予算管理をしながら楽天のサービスを利用したい方におすすめです。

還元率アップや個人間の無料送金など、使い方の工夫でのメリットも魅力的でしょう。とくに楽天経済圏で生活している方にとっては、大きなメリットがあります。

ぜひ本記事を参考に、楽天キャッシュをお得に活用してみてください。


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