• 更新日 : 2023年7月28日

SBI・Vシリーズを徹底比較!メリットや注意点も解説

これから投資を始めようと考えている人は、SBI・Vシリーズについて知りたいのではないでしょうか。SBI・Vシリーズは、世界最大級の運用会社であるバンガード社のETF(上場投資信託)を投資対象としており、低いコストで安定したリターンが狙えるファンドです。

本記事では、SBI・Vシリーズのファンドを9種類比較します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説しているため、ファンドを選ぶ際の参考にしてください。

SBI・Vシリーズとは?

SBI・Vシリーズとは、世界最大級の運用会社であるバンガード社のETF(上場投資信託)を投資対象としている、インデックスファンドのシリーズ名称です。

SBI・Vシリーズは運用に必要な手数料(信託報酬)を業界最低水準に設定しており、積み立てや長期投資に最適なインデックスファンドを多数取りそろえています。目的に応じて選べる9種類のファンドが用意されているため、魅力に感じた商品へ投資すると良いでしょう。

SBI・Vシリーズの比較

ここからはSBI・Vシリーズの内容を解説していきます。購入するファンドを選ぶ際は、投資対象や連動指数、主な組入銘柄などを比較して決めると良いでしょう。

SBI・Vシリーズの比較表は以下のとおりです。

ファンド名 連動指数 投資対象
(ETF)
信託報酬率
(税込)
SBI・V・S&P500
インデックス・ファンド
S&P500 VOO 0.0938%程度
SBI・V・全米株式
インデックス・ファンド
CRSP USトータル・マーケット・インデックス VTI 0.0938%程度
SBI・V・米国高配当株式
インデックス・ファンド
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス VYM 0.1238%程度
SBI・V・全世界株式
インデックス・ファンド
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス VT 0.1338%程度
SBI・V・米国増配株式
インデックス・ファンド
S&P 米国ディビデンド・グロワーズ・インデックス VIG 0.1238%程度
SBI・V・先進国株式(除く米国)
インデックス・ファンド
FTSE 先進国オールキャップ(除く米国)インデックス VEA 0.1138%程度
SBI・V・世界小型株式(除く米国)
インデックス・ファンド
FTSE グローバル・スモールキャップ (除く米国)インデックス VSS 0.1338%程度
SBI・V・米国小型株式
インデックス・ファンド
CRSP・US・スモールキャップ・インデックス VB 0.1138%程度
SBI・V・新興国株式
インデックス・ファンド
FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス VWO 0.1438%程度

※信託報酬率(税込)は、2023年5月25日時点

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、「バンガード・S&P500」を投資対象としています。同ファンドに投資することで、米国の主要業種を代表する大型株式(506銘柄)に分散投資が行えます。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの基本情報は以下のとおりです。

愛称 SBI・V・S&P500
投資対象(ETF) バンガード・S&P500(VOO)
投資銘柄数 506銘柄
連動指数 S&P500
設定日 2019/09/26
決算日 年1回(9月14日)
信託報酬(税込)/年 0.0938%程度
基準価額 19,123円
純資産総額 9,134.17億円
NISA
つみたてNISA
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189311199

※2023年5月31日時点

また、主な組入銘柄は以下のとおりです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 アップル 情報技術 7.55%
2 マイクロソフト 情報技術 7.00%
3 アルファベット コミュニケーション・サービス 3.93%
4 アマゾン・ドット・コム 一般消費財・サービス 3.08%
5 エヌビディア 情報技術 2.67%
6 メタ・プラットフォームズ コミュニケーション・サービス 1.69%
7 バークシャー・ハサウェイ 金融 1.66%
8 テスラ 一般消費財・サービス 1.57%
9 ユナイテッドヘルス・グループ ヘルスケア 1.30%
10 エクソンモービル エネルギー 1.21%

※2023年5月31日時点

構成上位銘柄には、アップルやマイクロソフトなどの米国経済をけん引する企業の株式が組み入れられています。米国の大型株に投資したい場合は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドに投資すると良いでしょう。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を投資対象としています。同ファンドに投資することで、米国株式市場のほぼ全銘柄(3,907銘柄)へ分散投資が行えます。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの基本情報は以下のとおりです。

愛称 SBI・V・全米株式
投資対象(ETF) バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
投資銘柄数 3,907銘柄
連動指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
設定日 2021/06/29
決算日 年1回(7月11日)
信託報酬(税込)/年 0.0938%程度
基準価額 12,063円
純資産総額 1,527.16億円
NISA
つみたてNISA
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?s_rflg=1&Param6=289311216&int_fd=fund:psearch:search_result

※2023年5月31時点

また、主な組入銘柄は以下の通りです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 アップル 情報技術 6.58%
2 マイクロソフト 情報技術 6.04%
3 アルファベット コミュニケーション・サービス 3.35%
4 アマゾン・ドット・コム 一般消費財・サービス 2.59%
5 エヌビディア 情報技術 2.18%
6 メタ・プラットフォームズ コミュニケーション・サービス 1.46%
7 バークシャー・ハサウェイ 金融 1.43%
8 テスラ 一般消費財・サービス 1.35%
9 ユナイテッドヘルス・グループ ヘルスケア 1.12%
10 エクソンモービル エネルギー 1.03%

※2023年5月31日時点

構成上位銘柄には、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドと同様の銘柄が組み入れられています。しかし同ファンドよりも組入比率が低めに設定されており、米国株式市場の中型株や小型株も投資対象とされています。

SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド

SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドは、「バンガード・米国高配当株式ETF」を投資対象としています。同ファンドに投資することで、高い配当利回りが期待できる米国株式(465銘柄)へ分散投資が行えます。

SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの基本情報は以下のとおりです。

愛称 SBI・V・米国高配当株式
投資対象(ETF) バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
投資銘柄数 465銘柄
連動指数 FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
設定日 2021/06/29
決算日 年1回(7月11日)
信託報酬(税込)/年 0.1238%程度
基準価額 12,923円
純資産総額 222.19億円
NISA
つみたてNISA ×
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189312216

※2023年5月31日時点

また、主な組入銘柄は以下のとおりです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 エクソンモービル エネルギー 3.28%
2 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) ヘルスケア 3.18%
3 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 金融 3.09%
4 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 生活必需品 2.62%
5 ブロードコム 情報技術 2.49%
6 シェブロン エネルギー 2.27%
7 ホーム・デポ 一般消費財・サービス 2.25%
8 メルク ヘルスケア 2.18%
9 ペプシコ 生活必需品 1.96%
10 アッヴィ ヘルスケア 1.90%

※2023年5月31日時点

構成上位銘柄には、ヘルスケアや生活必需品といった業種の高配当銘柄が組み入れられています。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)や、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などの銘柄は、景気後退局面でも価格変動が起きにくいことから、ディフェンシブ銘柄ともいわれています。

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドは、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を投資対象としています。同ファンドに投資することで、先進国や新興国株式市場を含む47カ国の9,549銘柄へ分散投資が行えます。

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドの基本情報は以下のとおりです。

愛称 SBI・V・全世界株式
投資対象(ETF) バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
投資銘柄数 9,549銘柄
連動指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
設定日
決算日 年1回(1月27日)
信託報酬(税込)/年 0.1338%程度
基準価額 11,213円
純資産総額 235.21億円
NISA
つみたてNISA
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189311221

※2023年5月31日時点

また、主な組入銘柄は以下のとおりです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 アップル 情報技術 3.97%
2 マイクロソフト 情報技術 3.66%
3 アルファベット コミュニケーション・サービス 2.06%
4 アマゾン・ドット・コム 一般消費財・サービス 1.60%
5 エヌビディア 情報技術 1.33%
6 メタ・プラットフォームズ コミュニケーション・サービス 0.88%
7 バークシャー・ハサウェイ 金融 0.87%
8 テスラ 一般消費財・サービス 0.79%
9 ユナイテッドヘルス・グループ ヘルスケア 0.68%
10 台湾積体電路製造 [TSMC/台湾セミコンダクター] 情報技術 0.66%

※2023年5月31日時点

構成上位銘柄には、アップルやマイクロソフトといった米国を代表する企業のほか、台湾を代表する半導体メーカーの台湾積体電路製造も組み入れられています。組入上位国の多くは米国(58.68%)が占めていますが、日本(6.32%)や英国(3.74%)の銘柄も投資対象とされています。

SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド

SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドは、「バンガード・米国増配株式ETF」を投資対象としています。同ファンドへ投資することにより、米国株式市場で継続的に配当を増額してきた成長株式(315銘柄)に分散投資が行えます。

SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドの基本情報は以下のとおりです。

愛称 SBI・V・米国増配株式
投資対象(ETF) バンガード・米国増配株式ETF(VIG)
投資銘柄数 315銘柄
連動指数 S&P 米国ディビデンド・グロワーズ・インデックス
設定日 2023/06/08
決算日 年1回(6月10日)
信託報酬(税込)/年 0.1238%程度
基準価額 10,664円
純資産総額 31.17億円
NISA
つみたてNISA ×
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189311236#maintab

※投資対象銘柄数は2023年3月31日時点
※基準価額と純資産総額は2023年6月30日時点

また、主な組入銘柄は以下のとおりです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 マイクロソフト 情報技術 4.5%
2 アップル 情報技術 4.2%
3 エクソンモービル エネルギー 3.3%
4 ユナイテッドヘルス・グループ ヘルスケア 3.2%
5 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) ヘルスケア 2.9%
6 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 金融 2.8%
7 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 生活必需品 2.6%
8 ビザ 情報技術 2.5%
9 マスターカード 情報技術 2.2%
10 ホーム・デポ 一般消費財・サービス 2.2%

※2023年3月31日時点
※バンガード社のファクトシートをもとに、筆者作成

構成上位銘柄にはマイクロソフトやアップルなど、10年間にわたって配当を増加してきた米国企業の銘柄が組み入れられています。

これらの銘柄は今後も成長が期待できるため、老後資金の準備などを目的としている場合は、SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドに投資すると良いでしょう。

SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド

SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンドは、「バンガード・FTSE 先進国市場(除く米国)ETF」を投資対象としています。同ファンドに投資することで、米国を除く先進国の株式市場(4,061銘柄)へ分散投資が行えます。

SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンドの基本情報は以下の通りです。

愛称 SBI・V・先進国株式(除く米国)
投資対象(ETF) バンガード・FTSE 先進国市場(除く米国)ETF(VEA)
投資銘柄数 4,061銘柄
連動指数 FTSE 先進国オールキャップ(除く米国)インデックス
設定日 2023/06/08
決算日 年1回(6月10日)
信託報酬(税込)/年 0.1138%程度
基準価額 10,389円
純資産総額 4.91億円
NISA
つみたてNISA ×
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189312236

※投資対象銘柄数は2023年3月31日時点
※基準価額と純資産総額は2023年6月30日時点

また、主な組入銘柄は以下のとおりです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 ネスレ 生活必需品 1.6%
2 ASMLホールディングス 情報技術 1.3%
3 サムスン電子 情報技術 1.3%
4 ノボ・ノルディスク ヘルスケア 1.2%
5 LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン 一般消費財・サービス 1.1%
6 ロシュ・ホールディング ヘルスケア 1.0%
7 アストラゼネカ ヘルスケア 1.0%
8 シェル エネルギー 0.9%
9 ノバルティス ヘルスケア 0.9%
10 トヨタ自動車 一般消費財・サービス 0.8%

※2023年3月31日時点
※バンガード社のファクトシート(VEA)を基に、筆者作成

構成上位銘柄には、スイスのネスレやオランダのASMLホールディングスなどが組み入れられています。また日本(20.4%)や英国(13.1%)、カナダ(9.6%)などの銘柄も投資対象とされています。

SBI・V・世界小型株式(除く米国)インデックス・ファンド

SBI・V・世界小型株式(除く米国)インデックス・ファンドは、「バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF」を投資対象としています。同ファンドに投資することで、米国を除く全世界の小型株式市場(4,274銘柄)へ分散投資が行えます。

SBI・V・世界小型株式(除く米国)インデックス・ファンドの基本情報は以下のとおりです。

愛称 SBI・V・世界小型株式(除く米国)
投資対象(ETF) バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF(VSS)
投資銘柄数 4,274銘柄
連動指数 FTSE グローバル・スモールキャップ (除く米国)インデックス
設定日 2023/06/08
決算日 年1回(6月10日)
信託報酬(税込)/年 0.1338%程度
基準価額 10,323円
純資産総額 0.66億円
NISA
つみたてNISA ×
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189313236

※投資対象銘柄数は2023年3月31日時点
※基準価額と純資産総額は2023年6月30日時点

また、主な組入銘柄は以下のとおりです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 WSPグローバル 資本財・サービス 0.6%
2 ファースト・クァンタム・ミネラルズ 素材 0.5%
3 カメコ 素材 0.4%
4 イメラ 公益事業 0.4%
5 オープンテキスト 情報技術 0.4%
6 リッチーブラザーズオークショニアーズ 資本財・サービス 0.4%
7 TFIインターナショナル 資本財・サービス 0.4%
8 CCLインダストリーズ 素材 0.3%
9 ARCリソーシズ エネルギー 0.3%
10 エコプロ 素材 0.3%

※2023年3月31日時点
※バンガード社のファクトシート(VSS)を基に、筆者作成

構成上位銘柄には、カナダを代表する企業の銘柄が多く組み入れられています。小型株は価格変動の影響を受けにくいほか、大きな値上がりが期待できる銘柄が多いといわれています。

SBI・V・米国小型株式インデックス・ファンド

SBI・V・米国小型株式インデックス・ファンドは、「バンガード・スモールキャップETF」を投資対象としています。同ファンドに投資することで、米国の小型株式市場(1,458銘柄)へ分散投資が行えます。

SBI・V・米国小型株式インデックス・ファンドの基本情報は以下のとおりです。

愛称 SBI・V・米国小型株式
投資対象(ETF) バンガード・スモールキャップETF(VB)
投資銘柄数 1,458銘柄
連動指数 CRSP・US・スモールキャップ・インデックス
設定日 2023/06/08
決算日 年1回(6月10日)
信託報酬(税込)/年 0.1138%程度
基準価額 10,575円
純資産総額 1.37億円
NISA
つみたてNISA ×
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189314236

※投資対象銘柄数は2023年3月31日時点
※基準価額と純資産総額は2023年6月30日時点

また、主な組入銘柄は以下のとおりです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 アイデックス 資本財・サービス 0.4%
2 フェア・アイザック 情報技術 0.4%
3 タルガ・リソーシズ エネルギー 0.4%
4 リバティ・メディア−リバティ・フォーミュラ・ワン コミュニケーション・サービス 0.4%
5 アトモス・エナジー 公益事業 0.4%
6 リライアンス・スチール・アンド・アルミナム 素材 0.3%
7 アクソン・エンタープライズ 資本財・サービス 0.3%
8 ブンゲ 生活必需品 0.3%
9 PTC 情報技術 0.3%
10 ラティスセミコンダクター 情報技術 0.3%

※2023年3月31日時点
※バンガード社のファクトシート(VB)を基に、筆者作成

構成上位銘柄には、クレジットスコアを提供しているフェア・アイザックや、エネルギー事業を手掛けるタルガ・リソーシズなど、米国の中型・小型株が1,400銘柄以上組み入れられています。

SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド

SBI・V・新興国株式インデックス・ファンドは、「バンガード・FTSE・エマージングマーケッツETF」を投資対象としています。同ファンドに投資することで、中国を含む新興国株式市場(5,700銘柄)へ分散投資が行えます。

SBI・V・新興国株式インデックス・ファンドの基本情報は以下のとおりです。

愛称 SBI・V・新興国株式
投資対象(ETF) バンガード・FTSE・エマージング マーケッツ ETF(VWO)
投資銘柄数 5,700銘柄
連動指数 FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス
設定日 2023/06/08
決算日 年1回(6月10日)
信託報酬(税込)/年 0.1438%程度
基準価額 10,357円
純資産総額 2.37億円
NISA
つみたてNISA ×
iDeCo ×
公式サイト https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189315236

※投資対象銘柄数は2023年5月31日時点
※基準価額と純資産総額は2023年6月30日時点

また、主な組入銘柄は以下のとおりです。

組入上位10銘柄 業種 比率
1 台湾積体電路製造[TSMC/台湾セミコンダクター] 情報技術 6.0%
2 騰訊控股[テンセント・ホールディングス] コミュニケーション・サービス 4.1%
3 アリババグループ・ホールディング 一般消費財・サービス 2.6%
4 リライアンス・インダストリーズ エネルギー 1.3%
5 美団[メイトゥアン] コミュニケーション・サービス 1.2%
6 インフォシス 情報技術 0.9%
7 ヴァーレ 素材 0.9%
8 中国建設銀行[チャイナ・コンストラクション・バンク] 金融 0.9%
9 ハウジング・デベロップメント・ファイナンス 金融 0.8%
10 JDドットコム 一般消費財・サービス 0.7%

※2023年5月31日時点
※バンガード社のファクトシート(VWO)を基に、筆者作成

構成上位銘柄には、台湾の「TSMC/台湾セミコンダクター」や、中国のテンセント・ホールディングスなどが組み入れられています。新興国の多くは広大な土地を保有しているほか、人口の大幅な増加が期待できることから、高いリターンを狙える銘柄が多いといわれています。

SBI・Vシリーズのメリットや強み

SBI・Vシリーズのメリットや強みは以下の通りです。

  • 低コストで分散投資が始められる
  • 少額でバンガード社のETFに投資できる
  • つみたてNISA制度が活用できる

低コストで分散投資が始められる

SBI・Vシリーズのファンドは、運用に必要な手数料(信託報酬率)が業界最低水準に設定されています。他のインデックスファンドでは信託報酬率が0.37%程度に設定されていますが、SBI・Vシリーズでは信託報酬率が0.09%と4分の1程度に設定されています。

インデックスファンドに投資する場合は、長期間の保有が前提となるため、運用にかかるコストはできるだけ低いものを選ぶと良いでしょう。

少額でバンガード社のETFに投資できる

バンガード社のETFを購入するためには、通常5,000〜30,000円程度の資金が必要となります。米国ETF(上場投資信託)は、1株から買い注文を行う必要があるからです。

しかしSBI・Vシリーズを通じてバンガード社のETFへ投資する場合は、最低100円から積立投資が始められます。長期的な資産運用を検討している人は、SBI・Vシリーズで投資を始めると良いでしょう。

NISAやつみたてNISA制度が活用できる

SBI・Vシリーズでは全てのファンドが「NISA制度」の対象であるほか、一部のファンド(VOO、VT、VTI)では、「つみたてNISA制度」が活用できます。

NISA制度とは「少額投資非課税制度」の略で、年間120万円までの投資額により生じた利益が、最長5年間非課税になる制度のことです。また、つみたてNISA制度では、年間40万円までの投資額により生じた利益が、最長20年間非課税になります。

これらの制度は、個人の資産形成を奨励する目的で2014年に導入された制度です。将来のために投資を始めたいと考えている人は、NISAまたはつみたてNISA制度を活用するようにしましょう。

なお2024年以降はNISAの見直しが行われ、新しいNISA制度が導入されます。新しいNISA制度では年間投資枠が360万円に拡大され、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)が併用可能となります。

SBI・Vシリーズのデメリットや注意点

SBI・Vシリーズを購入する際は、以下のようなデメリットも注意しましょう。

  • 直接ETFを購入した方が手数料をおさえられる
  • 年4回の分配金が受け取れなくなる

直接ETFを購入した方が手数料をおさえられる

SBI・Vシリーズは、他のインデックスファンドよりも信託報酬率が低めに設定されています。しかしバンガード社のETFは経費率(信託報酬率のようなもの)が平均0.07%と、さらに低めに設定されています。

少額での積立投資を検討している場合は、SBI・Vシリーズのファンドを購入。まとまった資金での投資を検討している場合は、直接バンガード社のETFを購入すると良いでしょう。なおETFを直接購入する場合は、NISA制度(年間120万円までの購入が上限)が活用できます。

年4回の分配金が受け取れなくなる

バンガード社のETFを直接購入する場合は、原則として年に4回分配金が受け取れます。しかしSBI・Vシリーズでは、どのファンドでも分配金が支払われておらず、今後も分配される様子はありません。

支払われない分配金はファンド内で再投資が行われているため、損をしているわけではありません。しかし定期的に分配金を受け取りたいと考えている人は、直接バンガード社のETFを購入した方が良いでしょう。

投資デビューならSBI・Vシリーズが最適

本記事では、9種類のSBI・Vシリーズについて解説してきました。SBI・Vシリーズは低いコストで投資が始められるため、長期投資を始めたい人におすすめできます。それぞれのファンドで投資対象としているETFが異なるため、投資している国や銘柄数をもとに、目的に合ったファンドを選ぶと良いでしょう。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

関連記事