- 作成日 : 2024年9月9日
PayPayカードの審査は通りづらい?通過しやすいケースや落ちた場合の対策を解説
クレジットカードを作るには、まず申込審査に通る必要があります。PayPayカードも例外ではありません。
クレジットカードの審査基準は申込先のクレジットカード会社によって異なりますが、PayPayカードはクレジットカードの中でも比較的審査に通りやすいと言われています。
この記事では、PayPayカードの審査に通りやすいケースや、PayPayカードの審査に落ちた際の対策について解説します。
目次
PayPayカードの審査で見られるポイント
PayPayカードには、年会費永年無料の「PayPayカード」と、年会費が11,000円(税込)かかるものの特典が充実している「PayPayカードゴールド」があります。
両方のカードで合算して会員数が1,100万人を超えており、この記事を読まれている方の中には、すでに保有している方もおられるのではないでしょうか。
PayPayカードは、通常利用でPayPayポイントが貯まるほか、PayPayでの支払時にクレジット支払いを選択するとチャージなしで利用でき、ポイント還元率が0.5~1.0%上がるなど、PayPayをよく利用する方にはお得なカードです。
PayPayカードを利用するメリットや特典について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
PayPayカードを保有するには、申込み審査に通る必要があり、主に以下の内容がチェックされます。
- 申込条件を満たしているか
- 信用情報に問題がないか
それぞれの審査内容について、以下で詳しく解説します。
申込条件を満たしているか
PayPayカードの申込条件は、以下の通りです。
- ・日本国内在住の満18歳以上の方(高校生は除く)
- ・本人または配偶者に安定かつ継続した収入がある方
- ・本人の認証が可能な携帯電話を保有している方
上の3つの条件全てを満たせば、主婦・主夫や学生(高校生は除く)でも申込めます。逆に、条件に1つでも当てはまらない場合は申込みができません。
また、専業主婦・主夫が申込む場合には配偶者の同意が必要なケースがあります。事前にパートナーに伝えておきましょう。
なお、PayPayカードの審査基準は公開されていません。これは他のクレジットカード会社でも同じことです。
申込時には、住所氏名などの基本情報の他にも下記のような内容を申請する必要があります。
- 年齢が満18歳以上である
- 安定かつ継続した収入がある
年齢については、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書で確認できます。そして、安定かつ継続した収入があると判断されるためには、申込者の属性が重要になります。一般的に、会社員は安定継続した収入が得られると判断されやすく、申込む際に勤務先名と社員であることを申告すれば問題ありません。
ただし、パートやアルバイト、派遣社員の場合は、途中で契約期間が切れるなどの理由で収入が途絶える可能性があると判断されるケースもあり、正社員と比べると不利になる可能性があります。
また、勤務年数もチェックされるポイントです。勤務年数が長ければこの先の昇給なども見込めるため、審査においてプラスに働きます。逆に、転職してすぐのタイミングで申込むと、転職を繰り返すのではないかと判断されることもあるため、転職直後の申込みは避けた方が賢明でしょう。
信用情報に問題がないか
信用情報とは、クレジットカードやローンなどの取引における情報のことで、日本に3つある信用情報機関に登録されています。
クレジットカード会社をはじめとする金融機関はそのいずれかに加盟しており、申込みがあった際には必ず加盟している信用情報機関に照会をかけます。
その際に、延滞や債務整理などの信用事故情報が登録されていた場合、審査に通るのは難しいと考えておきましょう。通常、延滞や債務整理などの信用事故情報は、5年~7年間登録されます。
PayPayカードの審査に通りやすいケース
PayPayカードの審査に通りやすいケースとはどのような状況を指すのでしょうか。まずはクレジットカードの種類を理解しましょう。
クレジットカードの種類
クレジットカードは、大きく以下の3種類に分けられます。
- 銀行系
- 流通系
- 信販系
銀行系クレジットカードとは、銀行が発行しているクレジットカードで、信頼性が高い点が特徴です。その分、審査は厳しい傾向にあると言われています。
流通系とは、イオンなどの大手スーパーや百貨店などが発行するクレジットカードです。提携店で利用することによってポイントアップなどの特典が受けられます。
信販系のクレジットカードとは、オリコやライフなどに代表される信販会社が発行するクレジットカードです。申込条件も緩めで、学生でも発行できるカードが多く用意されています。
PayPayカードはこの中でも流通系に属し、クレジットカードの中でも銀行系に比べると比較的審査に通りやすいと言われています。
PayPayカードの審査に通りやすい人とは?
審査に通りやすい人とは、以下の条件に当てはまる人です。
■安定かつ継続した収入がある
上でも述べた通り、審査においては申込者本人に安定かつ継続した収入があることが求められます。条件としては正社員もしくは公務員が一番安定していると判断されますが、パートやアルバイトでも定期的にシフトに入り、毎月収入を得ているなら問題ないと言えるでしょう。
逆に、収入のない専業主婦を除く無職の方は、審査に通ることが難しくなります。
■短期間に複数のクレジットカードに申込んでいない
クレジットカードを申込んだという情報は、信用情報機関に半年間登録されます。そのため、短期間に何社にもクレジットカードを申込んでいる場合、その情報もクレジットカード会社に把握されます。あまりにも短期間に多くのクレジットカードを申込んでいることがわかると、「この人はお金がなくて困っているのではないか」と判断される可能性があり、審査に不利に働いてしまうでしょう。
もし、過去1ヶカ月の間に2~3社以上のクレジットカードもしくはローンに申込んでいる場合には、半年間空けてから申込むことをおすすめします。
■他社からの借入が少ない、もしくは完済している
他社からの借入が多いと、その返済に充てる金額が負担になり、クレジットカードの利用額を支払ってもらえないのではないかと思われてしまいます。
そのため、他社からの借入がある場合は、できるだけ支払って残高を少なくしておく、もしくは完済しておきましょう。
■過去に信用事故を起こしていない
過去に信用事故を起こしている場合には、審査に通る可能性が低くなります。信用事故の内容にもよりますが、延滞などを起こしていると、また同じことを繰り返すのではないかと思われてしまうためです。
延滞には公共料金の支払いなども含まれますので、日頃から支払期日を守るようにしましょう。
PayPayカード発行を申込む手順
PayPayカードの申込み手順については以下の通りです。
1.Yahoo! JAPAN IDを作成する
新規に申込む場合は、Yahoo! JAPAN IDが必要です。Yahoo! JAPAN IDを持っていない方は、事前に作成しておきましょう。
2.オンラインでPayPayカードの発行を申請する
申込みフォームから、名前や住所、勤務先などの必要情報を入力し、口座引き落とし用の口座を登録します。申込みの際には本人確認書類が必要ですので、口座番号がわかる通帳やキャッシュカードと合わせて、運転免許証なども準備しておくとスムーズに入力が完了します。必要事項の入力は5分程度で終了します。
3.審査が完了するのを待つ
審査は最短2分で完了します。その後、カードが本人宛に郵送されます。条件を満たせばカードが届く前にクレジットカードの情報が確認できますので、最短7分でクレジットカードが利用できるようになります。
4.カード受け取り後の設定を行う
およそ1週間後にカードが届きますので、必ず本人が受け取るようにしましょう。PayPayカードの申込みと同時にPayPayにPayPayカードを登録できます。その際には、Yahoo! JAPAN IDとPayPayとの連携が必要です。
申込時に引き落とし口座の登録を済ませているなら、クレジットカードが手元に届く前にクレジットカード番号や有効期限が確認できますので、インターネット上での買い物に利用できます。Yahoo!ウォレットでも利用できますので、品物を早く購入したい場合におすすめです。
PayPayカード発行を申込む際の注意点
PayPayカードの発行を申込む際には、以下の点に注意しましょう。
申込内容は正確な情報を申告する
審査に通りたいと思って年収を多く入力したり、職業をごまかしたりすることはやめましょう。嘘の申告をしても、審査で明らかになり、その結果審査に通らなくなるケースもあります。
また、うっかり入力を間違えた場合も審査のやり直しとなり時間がかかるため、間違えないように正確な情報を入力しましょう。
自分の信用情報に不安がある場合は事前に調べておく
信用情報に不安がある場合は、信用情報機関に対して情報開示の請求を行うとよいでしょう。情報開示の請求は本人であれば、インターネットで簡単に行え、手数料は500円程度です。
1度に多くのクレジットカードに申込まない
短期間に多くのクレジットカードに申込むとその情報も信用情報機関に登録されます。そして、あまりに多くのクレジットカードに申込んでいることがわかると、お金に困っている方ではないかと判断される可能性が高く、返済能力に不安な点があると判断されます。申込むクレジットカードは2社もしくは3社程度に絞っておきましょう。
Yahoo! JapanのIDを作っておく
PayPayカードを申込むにはYahoo! JAPANのIDが必要です。IDを持っていない方は、申込む前に入手しておきましょう。
PayPayカードの審査に落ちた場合の対処法
クレジットカード会社は、審査に落ちた理由を教えてくれません。そのため、審査に落ちた場合は、自分でなぜ審査に落ちたのか、その原因を考えたうえで対処する必要があります。
例えば、安定かつ継続した収入がない状態の場合は就職活動を行う、もしくは長期で働けるパートやアルバイト先を見つけるように動いてみましょう。
他社からの借入残高が多いことが原因だと思うなら、完済させてから申込むと審査に通る可能性が高くなります。
また、直近で短期間に複数社にクレジットカードを申込んだ場合には、半年間空けてから申込むようにしましょう。
信用情報に傷がある場合、その登録期間中のクレジットカードの申込みを諦め、先払いのプリペイドカードや口座から直接引き落とされるデビットカードの利用をおすすめします。プリペイドカードやデビットカードには審査がないため、信用情報に不安があっても利用しやすいと言えます。
PayPayカードは比較的審査に通りやすいクレジットカード。申込時のポイントを押さえて有効に活用しよう!
PayPayカードは流通系のクレジットカードということもあり、比較的審査に通りやすいカードです。安定かつ継続した収入があれば学生でも申込むことが可能です。また、主婦の場合には配偶者の収入で審査されるため、自分に収入がなくても申込めます。
ただし、申込条件を満たしていない場合や、信用情報に傷がある場合には、審査に通らない可能性が高いため注意しておきましょう。
PayPayカードは普段からPayPayをよく利用する方には絶対持っておいてもらいたいクレジットカードです。PayPayのチャージも簡単にでき、使わないポイントを利用しての運用も可能です。
使い方によっては還元率がアップするなどといったポイントが貯まりやすく、ポイントの活用先も豊富に用意されていますので、この記事で紹介した申込む際の注意点をしっかりと理解したうえで申込み、審査に通過してPayPayカードを保有してみてはいかがでしょうか。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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