イオンのETCカードの特徴は?還元率やメリット、注意点を解説
イオンのETCカードは、クレジットカード機能付きのイオンカードがあれば発行できます。ETCカードを選ぶにあたり、ETCカードの年会費やイオンのETCカードを選ぶメリットなどが気になる方もいるでしょう。
そこで今回は、イオンのETCカードの還元率やメリット、注意点を解説します。
目次
イオンのETCカードの特徴
イオンのETCカードは、イオンフィナンシャルサービスが発行するカードです。イオンカード会員であれば誰でも申し込みが可能です。主な特徴を表にまとめました。
年会費・発行手数料 | 無料 |
---|---|
申込資格 | イオンのクレジットカードを所持している契約者 |
ポイント還元率 | 0.5%(200円につき1WAONポイント) |
付帯サービス | ETCゲート車両損傷お見舞金制度 |
カード発行までの日数 | ETCカード申請受付後、審査を行い最短で翌日発送。1週間〜10日程度で届く。 |
更新の方法 | 自動更新 |
イオンカードが発行しているETCカードの種類
イオンカードが発行しているETCカードは主に2種類あります。
- ETC専用カード:手持ちのイオンクレジットカード1枚につき1枚申し込みできる「ETC専用カード」
- 自動付帯のETC専用カード:イオンクレジットカードの申込み時に自動で付帯されるETC専用カード(イオン E-NEXCO pass カードなど)
以前はクレジットカードとETCカードの機能を1枚に統合したETC一体型カードも存在しましたが、2018年6月の法律改正により廃止されました。現在は、クレジットカードとETCカードが分離した「ETC専用カード」が主流です。
ETCカードを利用できるユーザーは?
イオンのETCカードは、基本的にイオンカードの所持者であれば誰でも申し込めます。例えば、イオンカードセレクトやイオンゴールドカードなど多くのクレジットカードが含まれます。
ただし、以下のカードはETCカードの発行対象外です。
- イオン銀行キャッシュ+デビット
- イオンデビットカード
イオンのETCカードはイオンカード会員が利用できる一方、できるカードの種類には制限があるため注意が必要です。
ETCカードを発行する方法
ETCカードの発行方法は簡単です。イオンカードのウェブサイトやアプリからオンライン申し込みができます。また、イオン店舗内のカウンターや自動音声応答サービスでも申し込みを受け付けています。必要書類を提出し、審査を通過すれば、1週間~10日程度でカードが自宅に届きます。
クレジットカードと同時に申し込む場合は、2~3週間程度かかります。申し込みのフォームにある「ETCカード希望欄」にチェックマークを入れましょう。
イオンのETCカードを利用するメリット
ここでは、イオンのETCカードを利用することで得られる主なメリットを詳しく解説します。
年会費などの追加料金がかからない
他社ETCカードの中には年会費が有料のものも数多くありますが、イオンのETCカードは年会費・発行手数料ともに無料です。年会費がかからないため、高速道路の利用回数が少ない方でも気軽に持つことができます。
また、家族カードの所持者もETCカードの申し込みが可能です。長期的に見てもコストパフォーマンスが高いカードといえるでしょう。
ETCゲートに衝突した際のお見舞金がある
イオンのETCカードには、ETCゲート車両損傷お見舞金制度が付帯しています。ETCゲート通過時にゲートの開閉バーに衝突してしまった際の車両損傷を補償する制度です。1年間で最大5万円のお見舞金が支給され、高速道路を利用する方にとっては心強い味方といえるでしょう。
ただし、運転者がスピード違反だった場合や事故が発生してから30日以内にカード会社に連絡しなかったなどの場合は対象外です。
WAON ポイントが貯まりやすい
イオンのETCカードは、高速道路の利用でもWAONポイントが付与されます。WAONポイントは、イオングループのポイントサービスの1つで、高速料金の支払分でも200円ごとに1WAONポイントがもらえます。
貯めたWAONポイントは、イオングループ加盟店でそのまま利用したり、JCBギフトカード券やイオン商品券、航空会社の他社ポイントへの交換に利用したりできます。通勤などの理由で高速道路をよく利用する方には、特にメリットがあるといえます。
WAONポイントのお得な使い道を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
参考:WAONポイントの使い方は?使えるお店やお得な使い道を紹介
イオンのETCカードを利用するデメリット
イオンのETCカードには、いくつかのデメリットもあります。以下、主なデメリットを3つ紹介します。
基本ポイント還元率が高くはない
イオンカードの基本ポイント還元率は0.5%ですが、他社にはポイント還元率が1.0%のクレジットカードがあるため、それと比較するとお得感が少し低めかもしれません。
ただ、イオングループ系列店での買い物でイオンカードを利用すれば、いつでもポイントが2倍の1.0%です。また年会費無料のため、利用頻度が少ない方でも使いやすいです。しかし、イオングループ系列店をあまり使わない方にとっては他社カードの方がおすすめです。
イオンカードを作る必要がある
イオンのETCカードを利用するには、イオンクレジットカードの所持が前提条件です。既に他社のクレジットカードをメインで使用している方にとっては、新たにイオンカードを作成しなければいけません。また、複数のクレジットカードを持つと管理する手間も生じます。
ただし、イオンカードには独自の特典や優待が多いため、ETCカードが無料で所持できるクレジットカードを探している方や、サブカードがほしい方には向いています。さらに、家族カードのETCカード無料発行などのメリットもあります。ご自身のライフスタイルや好みに応じて、検討してください。
他社ETCカードがお得なケース
イオンのETCカードは便利ですが、人によっては他社のETCカードの方がお得な場合もあります。以下のケースに当てはまる方は、他社のETCカードを検討してみてもいいでしょう。
他社カードをメインカードとして使う人
他社カードをメインカードとして利用している場合、他社カードのETCカードを利用する方が効率的にポイントが貯まるでしょう。
定期的に利用するガソリンスタンドがある人
ガソリンスタンドと提携しているカードを選ぶと、給油時に割引が受けられます。
航空会社のマイルを貯めている人
航空会社と提携しているクレジットカードのETCサービスを使えば、高速道路の利用でも航空マイルが貯まります。
ETCカード選びに迷った際に比較すべきポイント
ETCカード選びに迷った際は、次のポイントを比較してみてください。
年会費
コストをかけずにETCカードを利用したい方は、年会費無料のカードを選びましょう。ETCカードは支払先になるクレジットカードが必ず必要です。クレジットカードとETCカードの両方の年会費を確認し、自分にあったものを選びましょう。
ポイント還元率
高速道路をよく使う方は、高還元率のETCカードを選びましょう。利用すればするほど、ポイント還元率の差が大きくなります。
また、普段から同じカードでポイントを貯めている方にもおすすめです。自分の利用パターンに合わせて選べば、ポイントを効率的に貯められます。
付帯する特典やサービス
決済機能以外の特典や、サービスが付いているカードもあります。例えば、イオンのETC専用カードは「車両損傷お見舞金制度」、三井住友ETCカードは盗難や不正利用を補償する「会員保障制度」を提供しています。ETC専用カードに独自のサービスがあるかどうか確認してください。
ETCカードをすぐに利用したい方は、既に持っているクレジットカードの追加カードとして発行するのが最もおすすめです。申請後、1週間程度で届く場合が多いようです。
イオンのETCカード発行でメリットが多い
イオンのETCカードは、年会費無料で経済的な負担が少なく利用できます。さらに、高速道路の利用でWAONポイントも付与されるため、効率よくポイントが貯まります。
加えて、ETCゲート車両損傷お見舞金制度が自動で付帯しているため、万が一の事故時も安心です。イオングループでの買い物時にはポイントが2倍になるなど、日常生活でもお得に利用できます。高速道路をよく利用する方やイオン系列店での買い物が多い方にとっては、特にメリットが大きいです。
ETCカードを検討している方は、イオンのETCカードも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。