• 更新日 : 2024年6月21日

クレジットカードの申込みは18歳から!おすすめのカードや注意点を紹介

民法の一部改正により、2022年4月1日より成年年齢が18歳に引き下げられました。それに伴い、クレジットカード作成などの契約関連も18歳以上であれば親権者の同意なく行えるようになっています。

今回は、18歳を超えた人がクレジットカードを作成する際のポイントや注意点について詳しくご紹介します。申込前にしっかり理解しておきましょう。

クレカの申込みは18歳から

民法改正で成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたため、18歳以上であれば、自分の意思だけでクレジットカードの作成申込ができるようになりました。

とはいえ、18歳以上であれば、誰でもクレジットカードが作れるというわけではありません。基本的にクレジットカード会社は「18歳以上で高校生以外」であることを申込条件としています。つまり、18歳以上で次の属性の場合、申し込めるということです。

  • 会社員・公務員・アルバイトに従事している人
  • 大学生・大学院生・専門学校生
  • 主婦・主夫

また、カード運営会社にもよりますが、「本人または家族に安定した収入があること」が申込条件となっている場合もあります。申込時には自分自身や家族(親権者・配偶者)の収入を申告する可能性があることも覚えておきましょう。

もし、18歳以上の学生で就職していない方が収入申告を求められた場合は、アルバイトでの年収を申告します。ただし「日雇いアルバイト」「1カ月程度の短期アルバイト」などの収入は「安定した収入」とみなされない恐れがありますので注意してください。

初めてクレジットカードを作る際のポイント

初めてクレジットカードを作る場合のポイントを解説します。申込前に必ずチェックしましょう。

クレジットカードの仕組みを理解してから作ろう

クレジットカードを簡単にいうと「買い物の後払いができるカード」です。現金を持っていなくても、カードに設定された限度額までの金額は買い物ができ、後払いの購入代金は後日銀行口座から引き落とされるという仕組みです。実店舗でカードを提示して利用するだけでなく、ネットショッピング、公共料金の支払いなどでも使えます。

また、利用額に応じてポイントが貯まり、そのポイントを景品や他社のポイントに交換することも可能です。

保有する現金以上に買い物ができる点がクレジットカードの大きなメリットですが、利用した金額は後日銀行口座から引かれるため、使い過ぎには注意が必要です。自分の支払い能力を把握したうえで利用するようにしましょう。

年会費はどのくらいかかる?

クレジットカードは大きく分けて「年会費無料」と、「年会費有料」のものがあります。年会費無料の方がお得に感じますが、「初年度のみ無料」「年間○万円利用(もしくは○回以上利用)で無料」などの条件が含まれる場合もありますので、しっかり確認してください。

また、年会費有料であっても、旅行保険などの付帯サービスが充実していたり、ポイント還元率が高くなったりする場合もあるので、一概に損とは言い切れません。これらサービスも考慮しながら申し込みたいクレジットカードを選んでください。

還元率はどのくらい?

クレジットカードは利用額に応じてポイントが貯まります。還元率については「0.5%」「1.0%」など各社で異なりますので確認しておきましょう。

そして、クレジットカード会社によっては、利用時期や店舗によりポイント還元率がアップする「ポイントアップキャンペーン」を行うところもあります。キャンペーンについては公式サイトなどで公開されているので、キャンペーンの頻度も確認してみるとよいでしょう。

普段利用するお店で使える?

申し込みたいクレジットカードが普段利用する店舗やECサイトで利用できるかも確認してください。また、「楽天カード」などクレジットカードによってはブランド(VISA、JCBなど)が選べる場合もあります。選ぶブランドによって、利用できる店舗、できない店舗が異なる点にも注意してください。

付帯サービスが自分のニーズに合っている?

付帯サービスが自分のニーズに合うのかも確認しましょう。例えば、海外旅行によく行く方の場合、「海外旅行保険」の付帯の有無や保険内容・補償金額を確認することをおすすめします。
その他、クレジットカードの付帯サービスには、クレジットカードで購入した商品が、破損、盗難被害に遭ったときに適用される「ショッピング保険」、テーマパークなどの入場料割引などもあります。

なお、カードを保有しているだけでサービスが付帯される「自動付帯」か、支払いなどにカードを利用することが条件でサービスが付帯される「利用付帯」についてどうなっているかも確認しましょう。

セキュリティ面などのサポートは?

知らないうちにカード番号を読み取られ利用されるなど、クレジットカードの不正利用被害が増えています。クレジットカードを選ぶ際はセキュリティ面のサポートもチェックしてください。

例えば、カードの券面にカード番号の記載がないタイプか、ICチップがついているか、カードレス対応はしているかなどをチェックしましょう。さらに、万が一、被害に遭った場合のクレジットカード会社のサポート体制についても要確認です。

手軽に作りやすいクレジットカード3選

18歳以上の方が作りやすいクレジットカードをご紹介します。

更新日 : 2024年7月2日
カード名国際
ブランド
年会費ポイント
還元率
付帯
サービス
電子マネー
対応
発行
スピード
楽天カード(一般)

楽天カード(一般)

Visa、Mastercard、JCB、American Express永年無料1.0%〜17.0%海外旅行保険など楽天Edyなど約1週間~10日
JCB CARD W(JCBカード W)

JCB CARD W(JCBカード W)

JCB永年無料基本1%海外旅行傷害保険、海外ショッピングガード保険 などApple Pay、Google Pay最短3営業日
エポスカード(一般カード)

エポスカード(一般カード)

Visa永年無料0.5%ETCカード、ショッピングガード保険、海外旅行傷害保険、飲食店・レジャー施設での割引や優待EPOS Pay、Apple Pay(QUICPay)即時発行(スマホカードの場合、後日カード発送)

楽天カード

楽天カード(一般)

楽天カード(一般)

公式サイトを見る

国際ブランドVisa、Mastercard、JCB、American Express
年会費永年無料
ポイント還元率1.0%〜17.0%
付帯サービス海外旅行保険など
電子マネー対応楽天Edyなど
発行スピード約1週間~10日

更新日 : 2024年7月2日

カードの特徴

  • 年会費が無料
  • 楽天ペイとの連携でポイント還元率が1.5倍に
  • 楽天市場で利用すると最大17%のポイント還元が受けられる

楽天カード(一般)は年会費が無料で、ポイント還元率が基本1%と高いことが特徴のクレジットカードです。楽天ポイントや楽天Edyも1枚のカードで利用・管理できる点も、楽天系カードならではです。楽天市場など楽天グループのサービスをよく使い、かつ年会費が無料のカードを探している方におすすめです。一方で、楽天グループのサービスを利用しない方にとっては、他のカードの方がお得に利用できるケースもあります。

JCB CARD W

JCB CARD W(JCBカード W)

JCB CARD W(JCBカード W)

公式サイトを見る

国際ブランドJCB
年会費永年無料
ポイント還元率基本1%
付帯サービス海外旅行傷害保険、海外ショッピングガード保険 など
電子マネー対応Apple Pay、Google Pay
発行スピード最短3営業日

更新日 : 2024年7月2日

カードの特徴

  • 申し込みは対象は18歳〜39歳以下限定
  • Starbucks eGiftの購入時はポイント最大21倍
  • Amazon、セブン-イレブンでの利用時はポイント4倍還元
  • 対象のパートナー店で利用すると最大10.5%還元

エポスカード

エポスカード(一般カード)

エポスカード(一般カード)

公式サイトを見る

国際ブランドVisa
年会費永年無料
ポイント還元率0.5%
付帯サービスETCカード、ショッピングガード保険、海外旅行傷害保険、飲食店・レジャー施設での割引や優待
電子マネー対応EPOS Pay、Apple Pay(QUICPay)
発行スピード即時発行(スマホカードの場合、後日カード発送)

更新日 : 2024年6月19日

カードの特徴

  • スマホカードは即時発行
  • 対応電子マネーの種類が多い

クレジットカードを初めて作る際の注意点

クレジットカードの作成や利用には注意点もあります。ここでは4つの注意点についてご紹介します。

自分の支払い能力を把握する

クレジットカードがあれば、現金を持っていなくても後払いで買い物ができます。しかし、後日、銀行口座から代金が引き落とされることを忘れないようにしましょう。

クレジットカード利用代金の引き落としができないと、督促、カード利用の停止、遅延損害金の発生、そして信用情報機関へ登録されさまざまなローンやクレジットカード作成審査に影響する、などの恐れもあります。自分の支払い能力を把握したうえで利用することが大事です。

申込条件を確認する

申込条件にも必ず目を通しましょう。「18歳以上」という年齢条件だけでなく、職業(※学生の場合は「大学生」「大学院生」など)、収入の有無や収入額が問われる場合もあります。また、親権者の収入、世帯収入を確認するクレジットカード会社もあります。

支払方法を確認する

クレジットカードの支払いは基本的に後日銀行引き落としです。引落日はクレジットカード会社によって異なりますので、必ず確認してください。例えば、アルバイトの給料日前に引落日が来るクレジットカード会社であれば、支払いがきつくなる可能性もゼロではないため注意してください。

正しい個人情報を伝える

クレジットカードを申し込みの際に正しい個人情報を伝えることも重要です。間違いがあると、確認や審査に時間がかかってしまいます。特に、最近ではスマートフォンやタブレットから簡単に申し込めるクレジットカード会社も増えているため、入力間違いが生じる可能性もあるので、住所や電話番号、在籍する学校・企業名などを正しく入力するよう心がけてください。

高校生でも作れるクレジットカード

基本的にクレジットカードは18歳以上であっても高校生は申込不可です。ただし、例外もありますのでチェックしてみましょう。

家族カード

親権者など家族が保有するクレジットカードの「家族会員」となり、家族カードを持つという方法があります。家族カードの場合、利用額は本会員の口座から引き落とされますので、家計管理の一元化ができる点がメリットです。他にも付帯サービスや特典なども本会員と同様にあるクレジットカードもあります。

本人名義のクレジットカード

高校生は申込不可としているクレジットカードが多い中、高校生でも申し込めるカード会社もいくつかあります。

ただし、「利用限度額が低め」「保有の上限年齢が決まっている」などの条件が含まれる場合があるので、詳細を確認しておきましょう。

高校生におすすめのクレジットカード
高校生でも申し込めるクレジットカードを4つご紹介します。

  • 楽天カード アカデミー
  • イオンカード
  • セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードDigital
  • 学生専用ライフカード

詳しくは下記記事をご覧ください。

クレジットカードの仕組みを理解して申し込もう!

クレジットカードは現金を持っていなくても買い物ができるという便利なものです。買い物やレジャー施設などで利用したいと考える若年層の方も多いのではないでしょうか。

しかし、クレジットカードはいくらでも使える「魔法のカード」ではありません。利用代金は後ほど銀行口座から引き落としされるので、仕組みをしっかり理解したうえで申し込んでください。

また、成年年齢の引き下げによって18歳から申し込めるようになってはいますが、基本的に高校生は申し込めません。この点も注意しましょう。


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