• 作成日 : 2024年5月17日

楽天証券とSBI証券を15項目で比較!どっちがおすすめ?

証券口座の開設を検討している方は、楽天証券とSBI証券で迷っているのではないでしょうか。どちらの証券会社も良いところが多いため、甲乙つけがたいですよね。楽天証券に向いている人は楽天経済圏を利用している人、SBI証券に向いている人は取扱商品数の多さを優先する人です。本記事では、それぞれのサービス15項目を詳しく比較します。

楽天証券とSBI証券の特徴

楽天証券とSBI証券の特徴は以下の通りです。

楽天証券の特徴SBI証券の特徴
  • NISA口座数が最も多い
  • 楽天サービスとの連携が魅力
  • 投資初心者でも使いやすい
  • 総合口座の開設数が最も多い
  • 外国株を多く取り扱っている
  • 使いやすいアプリが魅力

楽天証券は投資初心者に優しいコンテンツを提供しており、投資経験がない人でも学びながら投資を始められます。一方のSBI証券は外国株式を多く取り扱っており、すでに投資経験がある人や、これから本格的に投資を始めたい人におすすめの証券会社です。

楽天証券

楽天証券の基本情報は以下の通りです。

口座数1,020万口座 

※2023年12月末時点

外国株式・米国株式4,668銘柄

・中国株式1,562銘柄

・アセアン株式231銘柄

海外ETF443銘柄
投資信託2,549本
現物取引手数料

※いずれも税込

【ゼロコース】

約定代金にかかわらず、国内株式取引手数料0円

※RクロスとSOR利用が必須

【超割コース】

※1注文の約定代金に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

5万円まで:55円

10万円まで:99円

20万円まで:115円

50万円まで:275円

100万円まで:535円

150万円まで:640円

3,000万円まで:1,013円

3,000万円超:1,070円

【いちにち定額コース】

※1日の約定代金(現物取引と信用取引の合計額)に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:2,200円

300万円まで:3,300円

以降100万円増加ごとに:+1,100円

信用取引手数料

※いずれも税込

【ゼロコース】

約定代金にかかわらず、国内株式取引手数料0円

※RクロスとSOR利用が必須

【超割コース】

※1注文の約定代金に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

10万円まで:99円

20万円まで:148円

50万円まで:198円

50万円超:385円

【いちにち定額コース】

※1日の約定代金(現物取引と信用取引の合計額)に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:2,200円

300万円まで:3,300円

以降100万円増加ごとに:+1,100円

NISA(成長投資枠)○(対象銘柄数1,149本)
NISA(つみたて投資枠)○(対象銘柄数222本)
iDeCo○(対象銘柄数35本)
ロボアド楽ラップ
少数株取引

(単元未満株)

○(かぶミニ)
スマホアプリ・iSPEED
取引ツール(PC)・マーケットスピード
・マーケットスピード for Mac・マーケットスピードⅡ・マーケットスピード Ⅱ RSS
貯まるポイント楽天ポイント
ポイント投資楽天ポイント
公式サイトhttps://www.rakuten-sec.co.jp/

※2024年4月17日時点(口座数のみ2023年12月末時点)

SBI証券

SBI証券の基本情報は以下の通りです。

口座数1,200万口座以上

※2024年2月5日時点

(SBIネオトレード証券、FOLIO口座数を含む)

外国株式・米国株式(5,300銘柄)

・中国株式(1,278銘柄)

・韓国株式(68銘柄)

・ロシア株式(29銘柄)

・ベトナム株式(295銘柄)

・インドネシア株式(74銘柄)

・シンガポール株式(38銘柄)

・タイ株式(78銘柄)

・マレーシア株式(44銘柄)

海外ETF448銘柄
投資信託2,573本
現物取引手数料

※いずれも税込

【ゼロ革命】

約定代金にかかわらず、国内株式売買手数料が0円

※以下の交付書面の受取方法を「電子交付」にする必要あり

・円貨建のお取引・米株信用取引の各種報告書
・特定口座年間取引報告書
・米株信用を除く外貨建取引の各種報告書

【スタンダードプラン】

※1注文の約定代金に対する手数料

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

5万円まで:55円

10万円まで:99円

20万円まで:115円

50万円まで:275円

100万円まで:535円

150万円まで:640円

3,000万円まで:1,013円

3,000万円超:1,070円

【アクティブプラン】

※1日の約定代金合計額に対する手数料

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:1,238円

300万円まで:1,691円

以降100万円増加ごとに:+295円

信用取引手数料

※いずれも税込

【ゼロ革命】

約定代金にかかわらず、国内株式売買手数料が0円

※以下の交付書面の受取方法を「電子交付」にする必要あり

・円貨建のお取引・米株信用取引の各種報告書
・特定口座年間取引報告書
・米株信用を除く外貨建取引の各種報告書

【信用取引 スタンダードプラン】

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

10万円まで:99円

20万円まで:148円

50万円まで:198円

50万円超:385円

【信用取引・「はじめて信用」 アクティブプラン】

※1日の約定代金に対する手数料

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:880円

以降100万円増加ごとに:+440円

NISA(成長投資枠)○(対象銘柄数1,193本)
NISA(つみたて投資枠)○(対象銘柄数224本)
iDeCo○(対象銘柄数88本)
ロボアドROBOPRO for SBI証券
少数株取引

(単元未満株)

○(S株)
スマホアプリ・SBI証券 株 アプリ

・SBI証券 米国株 アプリ

・かんたん積立 アプリ

取引ツール(PC)・My資産

・HYPER SBI

・HYPER SBI 2

貯まるポイント・Tポイント

・Vポイント

・Pontaポイント

・dポイント

・JALマイル

・PayPayポイント

ポイント投資・Tポイント

・Vポイント

・Pontaポイント

公式サイトhttps://www.sbisec.co.jp/ETGate

※2024年4月17日時点(口座数のみ2024年2月5日時点)

楽天証券とSBI証券の比較

ここからは以下の15項目で楽天証券とSBI証券を比較していきます。

  1. 口座開設数
  2. 取扱商品数
  3. 外国株数
  4. クレカ積立
  5. NISA
  6. iDeCo(確定拠出年金
  7. 取引手数料
  8. ポイント
  9. キャンペーン
  10. 少数株取引
  11. 取引アプリ・ツール
  12. 信用取引
  13. ポイント投資
  14. ロボアドバイザー
  15. 銀行連携

口座開設数

楽天証券とSBI証券の口座開設数は以下の通りです。

口座開設数楽天証券SBI証券
総合口座数1,020万口座 

※2023年12月末時点

1,200万口座以上

※2024年2月5日時点

NISA口座開設数515万口座

※2023年12月末時点

370万口座以上

※2023年6月時点

iDeCo口座開設数79万口座以上

※2023年12月末時点

80万口座以上

※2023年6月時点

総合口座開設数では、SBI証券が上回っています。現状では最も多くの人がSBI証券で総合口座を開設しており、国内株式の個人間取引を利用しているようです。

ただしNISA口座開設数では楽天証券が上回っているほか、新規口座開設数も過去5年間の累計で1位を取っています。どちらの証券会社も人気があるため、口座開設数だけでは比較が難しいでしょう。

取扱商品数

楽天証券とSBI証券の取扱商品数は以下の通りです。

取扱商品数楽天証券SBI証券
外国株式・米国株式4,668銘柄

・中国株式1,562銘柄

・アセアン株式231銘柄

・米国株式(5,300銘柄)

・中国株式(1,278銘柄)

・韓国株式(68銘柄)

・ロシア株式(29銘柄)

・ベトナム株式(295銘柄)

・インドネシア株式(74銘柄)

・シンガポール株式(38銘柄)

・タイ株式(78銘柄)

・マレーシア株式(44銘柄)

海外ETF443銘柄448銘柄
投資信託2,558本2,579本
NISA対象銘柄数

(成長投資枠)

1,149本1,193本
NISA対象銘柄数

(つみたて投資枠)

222本224本
iDeCo対象銘柄数35本88本

※2024年4月17日時点

取扱商品数では、SBI証券が上回っています。特に外国株式とiDeCo対象銘柄の取扱数が優れているため、本格的に投資を始めようと考えている人はSBI証券を選ぶと良いでしょう。ただし主要な投資商品については、どちらも業界トップクラスです。

外国株数

楽天証券とSBI証券の外国株取扱銘柄数は以下の通りです。

楽天証券SBI証券
外国株式・米国株式4,668銘柄

・中国株式1,562銘柄

・アセアン株式231銘柄

・米国株式(5,300銘柄)

・中国株式(1,278銘柄)

・韓国株式(68銘柄)

・ロシア株式(29銘柄)

・ベトナム株式(295銘柄)

・インドネシア株式(74銘柄)

・シンガポール株式(38銘柄)

・タイ株式(78銘柄)

・マレーシア株式(44銘柄)

外国株式数では、SBI証券が上回っています。特に韓国やロシア、ベトナム株式にも投資できる点が魅力的です。楽天証券でもアセアン株式を取り扱っていますが、主要4市場に絞っているため、海外株式へ積極的に投資したいと考えている人にとっては物足りないかもしれません。

クレカ積立

楽天証券とSBI証券では以下のようなクレカ積立が行えます。

楽天証券SBI証券
利用できるカード対象の楽天カード対象の三井住友カード
積立設定可能額毎月100円〜10万円毎月100円〜10万円
ポイント付与率0.5%〜1.0%0.5%〜5.0%

クレカ積立によるポイント還元率では、SBI証券が上回っています。SBI証券ではカードのランクに応じたポイント還元率を定めており、最大5%のポイント還元が受けられます。ただし一般カードでクレカ積立を行う場合は、どちらも0.5%の付与率です。

楽天証券とSBI証券のカードランクによるポイント付与率の違いは以下の通りです。

ポイント

付与率

楽天証券SBI証券
0.5%楽天カード三井住友カード(NL)など
0.75%楽天ゴールド
1.0%楽天プレミアムカード三井住友カード ゴールドなど
2.0%三井住友カード プラチナなど
5.0%三井住友カード プラチナプリファード

NISA

楽天証券とSBI証券のNISA対象銘柄は以下の通りです。

NISA楽天証券SBI証券
成長投資枠○(対象銘柄数1,149本)○(対象銘柄数1,193本)
つみたて投資枠○(対象銘柄数222本)○(対象銘柄数224本)
IPO

NISA対象銘柄数では、SBI証券が上回っています。また、楽天証券のNISA口座では、IPO(新規公開株)に申し込むことができません。NISA口座を活用したIPO銘柄への投資を検討している方は、SBI証券での口座開設をおすすめします。

iDeCo(確定拠出年金)

楽天証券とSBI証券のiDeCo対象銘柄は以下の通りです。

楽天証券SBI証券
iDeCo対象銘柄数○(対象銘柄数35本)○(対象銘柄数83本)
iDeCo口座数79万口座以上

※2023年12月末時点

80万口座以上

※2023年6月時点

iDeCoの対象銘柄数では、SBI証券が上回っています。またSBI証券のiDeCoでは、投資家に人気のある投資信託「eMAXIS Slimシリーズ」を取り扱っており、この商品を購入するために口座を開設する人もいるようです。

なお楽天証券では、iDeCoに関する疑問や不安を解消できるサポートを行っています。iDeCoスタートガイドを配布しているほか、制度概要や商品解説のセミナーを定期的に開催しているため、これからiDeCoを始めようと考えている人には、楽天証券をおすすめします。

取引手数料

楽天証券とSBI証券の取引手数料は以下の通りです。

取引手数料楽天証券SBI証券
現物取引手数料

※いずれも税込

【ゼロコース】

約定代金にかかわらず、国内株式取引手数料0円

※RクロスとSOR利用が必須

【ゼロ革命】

約定代金にかかわらず、国内株式売買手数料が0円

※以下の交付書面の受取方法を「電子交付」にする必要あり

・円貨建のお取引・米株信用取引の各種報告書
・特定口座年間取引報告書
・米株信用を除く外貨建取引の各種報告書

【超割コース】

※1注文の約定代金に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

5万円まで:55円

10万円まで:99円

20万円まで:115円

50万円まで:275円

100万円まで:535円

150万円まで:640円

3,000万円まで:1,013円

3,000万円超:1,070円

【スタンダードプラン】

※1注文の約定代金に対する手数料

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

5万円まで:55円

10万円まで:99円

20万円まで:115円

50万円まで:275円

100万円まで:535円

150万円まで:640円

3,000万円まで:1,013円

3,000万円超:1,070円

【いちにち定額コース】

※1日の約定代金(現物取引と信用取引の合計額)に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:2,200円

300万円まで:3,300円

以降100万円増加ごとに:+1,100円

【アクティブプラン】

※1日の約定代金合計額に対する手数料

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:1,238円

300万円まで:1,691円

以降100万円増加ごとに:+295円

信用取引手数料

※いずれも税込

【ゼロコース】

約定代金にかかわらず、国内株式取引手数料0円

※RクロスとSOR利用が必須

【ゼロ革命】

約定代金にかかわらず、国内株式売買手数料が0円

※以下の交付書面の受取方法を「電子交付」にする必要あり

・円貨建のお取引・米株信用取引の各種報告書
・特定口座年間取引報告書
・米株信用を除く外貨建取引の各種報告書

【超割コース】

※1注文の約定代金に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

10万円まで:99円

20万円まで:148円

50万円まで:198円

50万円超:385円

【信用取引 スタンダードプラン】

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

10万円まで:99円

20万円まで:148円

50万円まで:198円

50万円超:385円

【いちにち定額コース】

※1日の約定代金(現物取引と信用取引の合計額)に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:2,200円

300万円まで:3,300円

以降100万円増加ごとに:+1,100円

【信用取引・「はじめて信用」 アクティブプラン】

※1日の約定代金に対する手数料

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:880円

以降100万円増加ごとに:+440円

取引手数料は、どちらも原則無料です。2023年10月1日(SBI証券は9月30日)より両社は「ゼロコース」「ゼロ革命」を開始しており、約定代金や現物・信用取引を問わずに国内株式取引手数料が無料になりました。

楽天証券のゼロコースを適用するには、以下の手続きを行う必要があります。

  • 手数料コースを「ゼロコース」へ変更すること
  • 注文マッチングシステム「Rクロス」を利用すること

またSBI証券では、以下の手続きを行う必要があります

  • インターネットコースまたは、インターネットコース(プランC)を利用すること
  • 電子交付サービスに申し込み、所定の電子交付設定を行うこと

上記の手続きを済ませていないと、従来の手数料が適用されます。

ポイント

楽天証券とSBI証券では、以下のようなポイントサービスがあります。

楽天証券SBI証券
貯まるポイント楽天ポイント・Tポイント

・Vポイント

・Pontaポイント

・dポイント

・JALマイル

・PayPayポイント

使えるポイント楽天ポイント・Tポイント

・Vポイント(投信のスポット買付のみ)

・Pontaポイント

ポイント投資の

対象商品

・投資信託

・国内株式(現物)

・米国株式(現物・円貨)

・バイナリーオプション

・投資信託

・国内株式(現物、単元未満株)

クレカ積立での

ポイント付与率

0.5%〜1.0%0.5%〜5.0%

ポイントサービスについては、両社でそれぞれのメリットがあります。

楽天グループのサービスをよく利用している方は、楽天証券をおすすめします。楽天証券で対象の投資商品へポイント投資を行うと、楽天市場でポイントが貯まりやすくなるからです。投資信託と米国株式へ一定額以上のポイントを投資することにより、楽天市場でのポイント還元率が最大+1倍になります。楽天市場では最大17%のポイント還元が受けられるため、貯まった楽天ポイントを投資へ活用すると良いでしょう。

SBI証券では、さまざまなポイントを貯めやすい特徴があります。SBI証券のWebサイトで6種類のポイントからメインポイントを選ぶことにより、貯めたいポイントを決められるのです。TポイントやVポイントなどに加え、JALマイルも選択できるため、投資でマイルを貯めたい方はSBI証券を選ぶと良いでしょう。ただしポイントを利用できる投資対象は、楽天証券よりも少なめに設定されています。

キャンペーン

楽天証券とSBI証券では以下のようなキャンペーンを行っています。

楽天証券SBI証券
キャンペーン名称NISAデビュー応援

キャンペーン

NISAはSBIでGO!

キャンペーン

キャンペーンの概要NISA口座開設と条件達成でもれなく2,000ポイントがもらえる知人や友人を紹介して

SBI証券の総合口座と

NISA口座を開設すると

最大9,000円分のギフトポイントがもらえる

エントリー期間2024年4月1日〜

2024年5月31日

2024年3月1日〜

2024年5月17日

キャンペーンページhttps://www.rakuten-sec.co.jp/web/campaign/20240401-06/https://go.sbisec.co.jp/cp/cp_nisa_go_240301.html

楽天証券ではNISA口座開設に関するキャンペーン、SBI証券ではNISA口座開設の紹介キャンペーンを実施しています。キャンペーンを通じて口座を開設したい方は、楽天証券を選ぶと良いでしょう。エントリー期間は5月31日までです。

少数株取引

楽天証券とSBI証券では以下のような少数株取引が行えます。

楽天証券SBI証券
少数株取引(単元未満株)○(かぶミニ)○(S株)
取扱銘柄数1,775銘柄

※2024年4月22日時点

約3,500銘柄

※2020年5月8日時点

取引方法・寄付取引

・リアルタイム取引

寄付取引のみ
最低取引金額1,000円500円
取引手数料売買手数料:無料

スプレッド:0.22%

※リアルタイム取引の場合

売買手数料:無料

スプレッド:なし

利用可能なポイント楽天ポイント・Tポイント

・Pontaポイント

NISA

少数株取引では、取扱銘柄数と最低取引金額でSBI証券が上回っています。SBI証券ではワンコインで大手企業の株式へ投資が行えるほか、約3,500銘柄から投資対象を選べます。少ない資金で株式投資を始めてみたい方は、SBI証券を選ぶと良いでしょう。

取引アプリ・ツール

楽天証券とSBI証券では以下のような取引アプリ・ツールを提供しています。

楽天証券SBI証券
スマホアプリ・iSPEED・SBI証券 株 アプリ

・SBI証券 米国株 アプリ

・かんたん積立 アプリ

取引ツール(PC)・マーケットスピードⅡ
・マーケットスピード for Mac
・My資産

・HYPER SBI 2

取引アプリとツールについては、どちらも多くの投資家から支持されています。

楽天証券の「iSPEED」には必要な機能がまとまっており、情報収集から取引までをスマートフォンで完結できるように設計されています。また日経テレコンを通じて、日経新聞の記事が無料で読める点も魅力的です。

SBI証券では複数のアプリを提供しており、投資初心者から上級者まで満足できる機能を提供しています。「かんたん積立 アプリ」は投資初心者を対象としており、これから積立投資を始める方でも使いやすい機能が充実しています。どの銘柄を選ぶべきか悩んでいる場合は、いくつかの質問に答えるだけでファンドの提案が受けられる「積立スタイル診断」を利用すると良いでしょう。

信用取引

信用取引楽天証券SBI証券
信用取引手数料

※いずれも税込

【ゼロコース】

約定代金にかかわらず、国内株式取引手数料0円

※諸条件を満たす必要あり

※無料条件達成により手数料0円

【ゼロ革命】

約定代金にかかわらず、国内株式売買手数料が0円

※諸条件を満たす必要あり

【超割コース】

※1注文の約定代金に対する手数料

10万円まで:99円

20万円まで:148円

50万円まで:198円

50万円超:385円

【信用取引 スタンダードプラン】

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

10万円まで:99円

20万円まで:148円

50万円まで:198円

50万円超:385円

【いちにち定額コース】

※1日の約定代金(現物取引と信用取引の合計額)に対する手数料

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:2,200円

300万円まで:3,300円

以降100万円増加ごとに:+1,100円

【信用取引・「はじめて信用」 アクティブプラン】

※1日の約定代金に対する手数料

※電子交付サービス未申込の場合

※無料条件達成により手数料0円

100万円まで:0円

200万円まで:880円

以降100万円増加ごとに:+440円

制度信用取引金利

※買建のみ

年2.80%年2.80%
一般信用取引金利

(買建)

長期:年2.80%

1日(いちにち信用):年0.00%

年2.80%
貸株料長期:年1.10%

短期:年3.90%

1日(いちにち信用):年0.00%

長期:年1.10%

短期:年3.90%

1日(日売り):年0.00%

信用取引のコストは、どちらも同額です。ただしSBI証券では、投資経験がない方でも信用取引を始められる「はじめて信用」というサービスを提供しています。建玉の上限は500万円、レバレッジは1倍までと定められていますが、株式投資の経験がなくても審査に通過すれば信用取引が行えます。

ポイント投資

楽天証券とSBI証券では以下のようなポイント投資が行えます。

楽天証券SBI証券
ポイント投資楽天ポイント・Tポイント

・Vポイント(投信のスポット買付のみ)

・Pontaポイント

ポイント投資の対象商品・投資信託

・国内株式(現物)

・米国株式(現物・円貨)

・バイナリーオプション

・投資信託

・国内株式(現物、単元未満株)

ポイント投資に魅力を感じる方は、楽天証券を選ぶと良いでしょう。楽天証券では、貯まった楽天ポイントを多くの投資に利用できるからです。普段から楽天グループのサービスを利用している方は楽天ポイントを貯めやすいため、積極的にポイント投資が行えます。

ロボアドバイザー

楽天証券とSBI証券では以下のようなロボアドバイザーを提供しています。

楽天証券SBI証券
サービス名楽ラップROBOPRO for SBI証券
最低投資金額1万円10万円
最低積立金額1万円1万円
積立回数毎月1回毎月1回
運用手数料

(税込)

・固定報酬型:0.715%(年率)

・成功報酬併用型:0.605%(年率)+運用益の5.5%

1.10%(年率)

ロボアドバイザーの利用を検討している方は、楽天証券を利用すると良いでしょう。楽天証券の楽ラップは、SBI証券の「ROBOPRO for SBI証券」よりも低い手数料で利用できるからです。楽ラップでは2つの手数料コースを設けていますが、手数料を抑えたい方には「固定報酬型」をおすすめします。

銀行連携

楽天証券とSBI証券では、以下のような銀行連携が行えます。

楽天証券SBI証券
提携銀行楽天銀行・SBI新生銀行

・住信SBIネット銀行

自動入出金サービス対応対応
金利優遇最大年0.10%

(税引後年0.079%)

最大年0.15%

(税引後年0.1195%)

金利優遇に魅力を感じる方は、SBI証券を利用すると良いでしょう。SBI証券とSBI新生銀行を連携させることにより、年0.15%の金利優遇が受けられるからです。ただしリアルタイム入金や自動入出金サービスなどは、どちらの証券会社も提供しています。

楽天証券が向いている人とは

楽天証券は以下のような人に向いています。

  • 楽天経済圏を利用している人
  • 楽天ポイントで投資を始めたい人
  • これから投資を学んでいきたい人

楽天証券は、普段から楽天グループのサービスを利用している方に向いています。楽天証券はポイント投資に強いため、日々の利用で貯まった楽天ポイントを利用しやすいからです。貯まったポイントを投資で利用することにより、楽天市場でのポイント還元率が+1倍になるため、さらにポイントが貯まりやすくなります。

また、これから投資を学んでいきたい方にもおすすめできます。投資初心者を対象としたコンテンツが多く用意されているため、セミナーや動画で投資の勉強を進めると良いでしょう。

SBI証券が向いている人とは

SBI証券は以下のような人に向いています。

  • 豊富な取扱商品数に魅力を感じる人
  • クレジットカードで投信積立を始めたい人
  • スマートフォンで取引を完結させたい人

SBI証券は、これから本格的に投資を始めたい方に向いています。外国株やiDeCo銘柄を多く取り扱っているため、投資経験者でも取引を行いやすい特徴があります。

また、利用しやすいアプリもおすすめポイントのひとつです。これから投資を始める方は「かんたん積立 アプリ」を利用し、投資に慣れている人は「SBI証券 株 アプリ」や「SBI証券 米国株 アプリ」が使いやすいでしょう。

魅力に感じた要素で証券会社を選ぼう

本記事では、楽天証券とSBI証券のサービス15項目を比較しました。どちらの証券会社も人気が高く、それぞれの強みを活かしたサービスを提供しています。楽天ポイントに魅力を感じる人は楽天証券を選び、豊富な取扱商品数に魅力を感じる人はSBI証券を選ぶと良いでしょう。

場合によっては、両方で証券口座を開設する手段もあります。NISA口座とiDeCoの口座は1社でしか開設できませんが、総合証券口座については制限がないからです。それぞれの証券会社を利用してみて、使いやすいと感じたところをメインの証券口座にしましょう。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

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