ファミマTカードとは?他カードとの比較表をもとに特徴を紹介
ファミマTカードは、ファミリーマートやTポイント提携店で使うと、ポイントがお得に貯まるクレジットカードです。ファミリーマートやゲオをよく利用する方には、おなじみのカードといえるでしょう。
今回は、他のクレジットカードのサービスと比べながら、ファミマTカードの特徴について詳しく紹介します。
目次
ファミマTカードとは?
ファミマTカードは、ファミリーマートとポケットカード株式会社が共同で発行しているクレジットカードです。年会費は無料で、ETCカードについても年会費や手数料はかかりません。国際ブランドはJCBのみで、高校生を除く18歳以上の方が申し込みできます。
ポイントカードとしてのファミマTカードもありますが、2019年5月31日をもって新規発行は終了しています。
ファミマTカードの基本ポイント還元率は0.5%ですが、ファミリーマートのクレジットカード払いで還元率が最大2%までアップします。普段からファミリーマートを利用している方であれば、ポイントが貯まりやすいカードといえるでしょう。
ファミマTカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 0.5% |
付帯サービス | 盗難保障、JCB海外お買い物保険、本人認証サービス |
対応している電子マネー | FamiPay、nanaco、モバイルSuicaなど |
発行スピード | 最短2週間後 |
公式サイト | https://ftcard.pocketcard.co.jp/card/ |
ファミマTカードがおすすめのケース
ファミマTカードはどのようなケースでの利用がおすすめなのでしょうか。ここでは、ファミマTカードをお得にりようできる可能性が高いパターンを2つ紹介します。
ファミリーマートをよく利用する方
ファミリーマートの買い物でファミマTカードのクレジット決済を利用すると、Tポイントがいつでも2%もらえます。還元率2%の内訳は、次の通りです。
- ショッピングポイント……200円につき1ポイント(還元率0.5%)
- クレジットポイント……200円につき3ポイント(還元率1.5%)
ファミマTカードのクレジット決済ではなく、現金払いの場合は、ショッピングポイントの0.5%のみポイントが還元されます。
ファミリーマートをよく利用する方にとっては、ポイントによるメリットが大きいといえるでしょう。
年会費無料のETCカードを探している方
年会費無料のETCカードを探している方は、ファミマTカードが最適です。
ファミマTカードは年会費無料であるにもかかわらず、付随するETCカードの入会金と年会費も無料です。ETCカードがあれば、高速道路の料金所がスムーズに通行でき、利用料金の割引も可能でお得です。高速道路の利用が多い方には、時間とお金の節約につながるでしょう。
ファミマTカードへの申込方法
ファミマTカード(クレジットカード)の申込方法は、インターネット経由とファミペイアプリ経由の2種類があります。
それぞれの入会方法の手順は次の通りです。
インターネット経由の申し込みの流れ
インターネット経由の場合は、ポイントカードのファミマTカードを保有しているかどうかで、入会時にクリックする場所が変わります。入会の際、一度確認してから申し込みボタンを押してください。
- 「新規入会はこちら」をクリック(ファミマTカード(ポイントカード)がある場合は、「ポイントカードからクレジットカードへの切替はこちら」をクリック)
- 入力フォームに必要事項を記入し送信
- 審査を通過後、カードが発行され自宅で受領
ファミペイアプリ経由の申し込みの流れ
ファミペイアプリ経由の申し込みの流れは次の通りです。
- ファミペイアプリをダウンロード
- アプリを起動し「チャージ」をクリック
- チャージ方法一覧画面から「クレジットカード・Apple Pay」をクリックし、FamiPayの暗証番号を入力
- ページの下部に移動し、「ファミマTカードを申込む」をクリック
- 審査を通過後、カードが発行され自宅で受領
ファミマTカード(クレジットカード)は発行までに約2週間かかります。時間に余裕をもった手続きをおすすめします。
ファミペイと連携するとメリットも
ファミペイは、ファミリーマート専用のモバイルアプリです。ファミマTカード(クレジットカード)とファミペイアプリの連携で、店舗での支払いやお得なクーポンなどのサービスをスムーズに利用できます。
ファミペイとの連携をすると、以下のメリットがあります。
- ファミリーマートの買い物にファミペイの利用で、最大1.5%のポイントを獲得
- 公共料金をファミペイで払うと、最大0.5%のポイント還元
- アプリ画面を変えず1回のバーコード提示で、割引クーポン・FamiPay決済・Tポイント付与のすべてが完了
ファミマTカードを効率的に使いたい方は、ファミペイとの連携を考えてみてください。
ファミペイとの連携方法は、次の通りです。
- ファミペイアプリをダウンロードし情報を登録する
- 「FamiPayチャージ」のバナーをクリックし、クレジットカードを登録、本人認証の確認も行う
- FamiPayへカードチャージをする
他のカードの方がお得に使えるケース
ファミマTカードは、ファミリーマート利用者にとって多くのメリットがありますが、すべての方に最適とはいえません。
ファミマTカードよりも他のカードが向いているケースを紹介します。
ファミリーマート以外のコンビニでカードを使う方
ファミマTカードは、ファミリーマート以外のコンビニで使うメリットは少ないといえそうです。他のコンビニをよく利用する方は、ファミマTカード以外のカードを検討してください。
例えば、セブン-イレブンでの買い物が多い方は、三井住友カード(NL)が適しています。
三井住友カードの基本情報は次の通りです。
カード名 | 三井住友カード(NL) |
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年会費 | 永久無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険 |
三井住友カードは、セブン-イレブンでスマホのタッチ決済を利用すると、いつでも最大7%のポイントが付与されます。セブン-イレブンユーザーにとっては、ファミマTカードよりも三井住友カードの方がお得だといえます。
旅行傷害保険付きのクレジットカードを探している方
ファミマTカードは国内・海外の旅行傷害保険は付いていません。旅行中のケガや盗難など、万が一の備えとして所持しておきたい場合、旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードが適しています。
Ponta Premium Plus(一般カード)は旅行傷害保険が付帯のカードを探している方におすすめの1枚です。
カード名 | Ponta Premium Plus(一般カード) |
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年会費 | 初年度は無料、次年度は2,200円 年間料金が5万円以上で次年度の年会費は無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | JCB |
付帯サービス | 国内・海外旅行傷害保険(利用付帯) カード盗難安心保険 ネットあんしん保険 |
信販会社ジャックスが発行しているPonta Premium Plusは、カードで旅行代金を支払うと、国内外の旅行傷害保険が適用されます。国内旅行は最大1,000万円、海外旅行は最大2,000万円までの補償が受けられるため、大きな安心感につながります。
とくに海外で病院を受診すると、高額な治療費を請求されることも珍しくありません。経済的なリスク回避のためにも、旅行付帯のカードを探している方は、ファミマTカード以外のカードを視野に入れてください。
ファミマTカードと組み合わせるとお得なカードは?
クレジットカードの2枚持ちをする際に、ファミマTカードと組み合わせるとお得なカードがないかを考えてみましょう。以下に、ファミマTカードのサービスで足りない部分を補足するおすすめのカードを2つ紹介します。
普段使いに組み合わせたい人におすすめのカード
カード名 | P-oneカード |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1%(請求額から自動で1%OFF) |
国際ブランド | Visa, JCB, Mastercard |
付帯サービス | 紛失、盗難補償 |
クレジットカードの還元率はカード会社や種類によって異なりますが、一般的に高還元率カードとは1%以上のカードを指します。P-oneカードは請求額から自動で1%オフになるシンプルな仕組みで運営され、すぐにお得さを実感できます。また、国際ブランドがVisa、 JCB、Mastercardの3種類から選べるのも魅力です。
一方、ファミマTカードのポイント還元率は0.5%と普通ですが、ファミリーマート利用時は2%と高還元率です。
どちらのカードも年会費が永年無料なので、気軽に持てる点は大きなメリットです。ファミリーマート利用時はファミマTカード、普段のショッピングはP-oneカードで補うと、効果的に使えます。
海外旅行・出張が多い人におすすめのカード
カード名 | 楽天カード |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | Visa, JCB, Mastercard, American Express |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険(利用付帯) カード盗難保険 |
ファミマTカードには海外旅行傷害保険が付帯されていないため、海外旅行や海外出張が多い人には別カードとの併用がいいでしょう。楽天カードは年会費が無料ですが、条件を満たせば海外旅行傷害保険が付いてくるため、ファミマTカードの弱点が補えます。
さらにファミマTカードの国際ブランドはJCBのみですが、楽天カードはJCB以外の国際ブランドも選択が可能です。JCBカードは、VisaやMastercardのように海外で利用できる地域は多くありません。国内利用はファミマTカード、海外利用はVisaやMastercardカードが付いた楽天カードと使い分けると、お互いのメリットを享受できます。
ファミマTカードはファミマユーザーにメリットが多いカード
ファミマTカードはファミリーマートのユーザーにとって多くの利点をもつカードです。とくにファミリーマートでファミマTカードを使ってクレジットカード払いをすると、Tポイントが通常の2倍獲得できる点は大きなメリットです。
さらにファミマTカードの弱い部分をP-oneカードや楽天カードと組み合わせることで、日常生活から海外旅行までさまざまな場面で使えます。
カードの特徴を理解しながら、ファミマTカードを上手に利用してみてください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。