- 更新日 : 2024年2月1日
ファミマTカードとは?他カードとの比較表をもとに特徴を紹介
ファミマTカードは、ファミリーマートやTポイント提携店で使うと、ポイントがお得に貯まるクレジットカードです。ファミリーマートやゲオをよく利用する方には、おなじみのカードといえるでしょう。
今回は、他のクレジットカードのサービスと比べながら、ファミマTカードの特徴について詳しく紹介します。
目次
ファミマTカードとは?
ファミマTカードは、ファミリーマートとポケットカード株式会社が共同で発行しているクレジットカードです。年会費は無料で、ETCカードについても年会費や手数料はかかりません。国際ブランドはJCBのみで、高校生を除く18歳以上の方が申し込みできます。
ポイントカードとしてのファミマTカードもありますが、2019年5月31日をもって新規発行は終了しています。
ファミマTカードの基本ポイント還元率は0.5%ですが、ファミリーマートのクレジットカード払いで還元率が最大2%までアップします。普段からファミリーマートを利用している方であれば、ポイントが貯まりやすいカードといえるでしょう。
ファミマTカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 0.5% |
付帯サービス | 盗難保障、JCB海外お買い物保険、本人認証サービス |
対応している電子マネー | FamiPay、nanaco、モバイルSuicaなど |
発行スピード | 最短2週間後 |
公式サイト | https://ftcard.pocketcard.co.jp/card/ |
ファミマTカードがおすすめのケース
ファミマTカードはどのようなケースでの利用がおすすめなのでしょうか。ここでは、ファミマTカードをお得にりようできる可能性が高いパターンを2つ紹介します。
ファミリーマートをよく利用する方
ファミリーマートの買い物でファミマTカードのクレジット決済を利用すると、Tポイントがいつでも2%もらえます。還元率2%の内訳は、次の通りです。
- ショッピングポイント……200円につき1ポイント(還元率0.5%)
- クレジットポイント……200円につき3ポイント(還元率1.5%)
ファミマTカードのクレジット決済ではなく、現金払いの場合は、ショッピングポイントの0.5%のみポイントが還元されます。
ファミリーマートをよく利用する方にとっては、ポイントによるメリットが大きいといえるでしょう。
年会費無料のETCカードを探している方
年会費無料のETCカードを探している方は、ファミマTカードが最適です。
ファミマTカードは年会費無料であるにもかかわらず、付随するETCカードの入会金と年会費も無料です。ETCカードがあれば、高速道路の料金所がスムーズに通行でき、利用料金の割引も可能でお得です。高速道路の利用が多い方には、時間とお金の節約につながるでしょう。
ファミマTカードへの申込方法
ファミマTカード(クレジットカード)の申込方法は、インターネット経由とファミペイアプリ経由の2種類があります。
それぞれの入会方法の手順は次の通りです。
インターネット経由の申し込みの流れ
インターネット経由の場合は、ポイントカードのファミマTカードを保有しているかどうかで、入会時にクリックする場所が変わります。入会の際、一度確認してから申し込みボタンを押してください。
- 「新規入会はこちら」をクリック(ファミマTカード(ポイントカード)がある場合は、「ポイントカードからクレジットカードへの切替はこちら」をクリック)
- 入力フォームに必要事項を記入し送信
- 審査を通過後、カードが発行され自宅で受領
ファミペイアプリ経由の申し込みの流れ
ファミペイアプリ経由の申し込みの流れは次の通りです。
- ファミペイアプリをダウンロード
- アプリを起動し「チャージ」をクリック
- チャージ方法一覧画面から「クレジットカード・Apple Pay」をクリックし、FamiPayの暗証番号を入力
- ページの下部に移動し、「ファミマTカードを申込む」をクリック
- 審査を通過後、カードが発行され自宅で受領
ファミマTカード(クレジットカード)は発行までに約2週間かかります。時間に余裕をもった手続きをおすすめします。
ファミペイと連携するとメリットも
ファミペイは、ファミリーマート専用のモバイルアプリです。ファミマTカード(クレジットカード)とファミペイアプリの連携で、店舗での支払いやお得なクーポンなどのサービスをスムーズに利用できます。
ファミペイとの連携をすると、以下のメリットがあります。
- ファミリーマートの買い物にファミペイの利用で、最大1.5%のポイントを獲得
- 公共料金をファミペイで払うと、最大0.5%のポイント還元
- アプリ画面を変えず1回のバーコード提示で、割引クーポン・FamiPay決済・Tポイント付与のすべてが完了
ファミマTカードを効率的に使いたい方は、ファミペイとの連携を考えてみてください。
ファミペイとの連携方法は、次の通りです。
- ファミペイアプリをダウンロードし情報を登録する
- 「FamiPayチャージ」のバナーをクリックし、クレジットカードを登録、本人認証の確認も行う
- FamiPayへカードチャージをする
他のカードの方がお得に使えるケース
ファミマTカードは、ファミリーマート利用者にとって多くのメリットがありますが、すべての方に最適とはいえません。
ファミマTカードよりも他のカードが向いているケースを紹介します。
ファミリーマート以外のコンビニでカードを使う方
ファミマTカードは、ファミリーマート以外のコンビニで使うメリットは少ないといえそうです。他のコンビニをよく利用する方は、ファミマTカード以外のカードを検討してください。
例えば、セブン-イレブンでの買い物が多い方は、三井住友カード(NL)が適しています。
三井住友カードの基本情報は次の通りです。
カード名 | 三井住友カード(NL) |
---|---|
年会費 | 永久無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険 |
三井住友カードは、セブン-イレブンでスマホのタッチ決済を利用すると、いつでも最大7%のポイントが付与されます。セブン-イレブンユーザーにとっては、ファミマTカードよりも三井住友カードの方がお得だといえます。
旅行傷害保険付きのクレジットカードを探している方
ファミマTカードは国内・海外の旅行傷害保険は付いていません。旅行中のケガや盗難など、万が一の備えとして所持しておきたい場合、旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードが適しています。
Ponta Premium Plus(一般カード)は旅行傷害保険が付帯のカードを探している方におすすめの1枚です。
カード名 | Ponta Premium Plus(一般カード) |
---|---|
年会費 | 初年度は無料、次年度は2,200円 年間料金が5万円以上で次年度の年会費は無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | JCB |
付帯サービス | 国内・海外旅行傷害保険(利用付帯) カード盗難安心保険 ネットあんしん保険 |
信販会社ジャックスが発行しているPonta Premium Plusは、カードで旅行代金を支払うと、国内外の旅行傷害保険が適用されます。国内旅行は最大1,000万円、海外旅行は最大2,000万円までの補償が受けられるため、大きな安心感につながります。
とくに海外で病院を受診すると、高額な治療費を請求されることも珍しくありません。経済的なリスク回避のためにも、旅行付帯のカードを探している方は、ファミマTカード以外のカードを視野に入れてください。
ファミマTカードと組み合わせるとお得なカードは?
クレジットカードの2枚持ちをする際に、ファミマTカードと組み合わせるとお得なカードがないかを考えてみましょう。以下に、ファミマTカードのサービスで足りない部分を補足するおすすめのカードを2つ紹介します。
普段使いに組み合わせたい人におすすめのカード
カード名 | P-oneカード |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1%(請求額から自動で1%OFF) |
国際ブランド | Visa, JCB, Mastercard |
付帯サービス | 紛失、盗難補償 |
クレジットカードの還元率はカード会社や種類によって異なりますが、一般的に高還元率カードとは1%以上のカードを指します。P-oneカードは請求額から自動で1%オフになるシンプルな仕組みで運営され、すぐにお得さを実感できます。また、国際ブランドがVisa、 JCB、Mastercardの3種類から選べるのも魅力です。
一方、ファミマTカードのポイント還元率は0.5%と普通ですが、ファミリーマート利用時は2%と高還元率です。
どちらのカードも年会費が永年無料なので、気軽に持てる点は大きなメリットです。ファミリーマート利用時はファミマTカード、普段のショッピングはP-oneカードで補うと、効果的に使えます。
海外旅行・出張が多い人におすすめのカード
カード名 | 楽天カード |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | Visa, JCB, Mastercard, American Express |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険(利用付帯) カード盗難保険 |
ファミマTカードには海外旅行傷害保険が付帯されていないため、海外旅行や海外出張が多い人には別カードとの併用がいいでしょう。楽天カードは年会費が無料ですが、条件を満たせば海外旅行傷害保険が付いてくるため、ファミマTカードの弱点が補えます。
さらにファミマTカードの国際ブランドはJCBのみですが、楽天カードはJCB以外の国際ブランドも選択が可能です。JCBカードは、VisaやMastercardのように海外で利用できる地域は多くありません。国内利用はファミマTカード、海外利用はVisaやMastercardカードが付いた楽天カードと使い分けると、お互いのメリットを享受できます。
ファミマTカードはファミマユーザーにメリットが多いカード
ファミマTカードはファミリーマートのユーザーにとって多くの利点をもつカードです。とくにファミリーマートでファミマTカードを使ってクレジットカード払いをすると、Tポイントが通常の2倍獲得できる点は大きなメリットです。
さらにファミマTカードの弱い部分をP-oneカードや楽天カードと組み合わせることで、日常生活から海外旅行までさまざまな場面で使えます。
カードの特徴を理解しながら、ファミマTカードを上手に利用してみてください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
お金の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
おすすめのETCカード7選!年会費無料・還元率、クレジットなしの作り方
クレジットカードによっては、ETCカードを発行できるものがあります。ETCカードを発行する前提であれば、どのクレジットカードを選ぶべきか、すぐに使えるETCカードはどれか、カード選びの際に比較したい方も多いでしょう。 そこで今回は、年会費無…
詳しくみるエポス プラチナカードとは?他カードとの比較やお得な使い方を紹介
エポスカードは、丸井グループの株式会社エポスカードが発行・運営するクレジットカードです。エポスカードの中でも最高ランクのカードが、「エポス プラチナカード」です。プラチナカードのメリットと年会費のバランスが気になる方は多いでしょう。 今回は…
詳しくみる女性におすすめのクレジットカードは?女性向けの特典があるカードを紹介
近年、おしゃれなデザインや限定特典がある女性向けのクレジットカードが増えています。しかし、「どのカードがお得なのかわからない」といった方も中にはいるでしょう。 本記事では、年会費やポイント還元率などを参考に、女性に人気のクレジットカードを紹…
詳しくみるクレジットカード最強の2枚は?メインとサブの組み合わせをパターン別に紹介
メインカードとサブカードでクレジットカードを使い分けすることで、幅広いシーンで特典を得られるメリットがあります。 本記事では数多くあるクレジットカードの中から、最強の2枚を紹介します。メインとサブの2枚持ちでおすすめの組み合わせもシーン別に…
詳しくみるVポイントの有効期限は?失効タイミングや旧Tポイントからの変更点を解説
Vポイントの有効期限は、ポイントの最終変動日から1年間です。ポイントを貯めたり使ったりせずに1年間経過するとVポイントは失効してしまいます。普段からポイントカードを提示するなどして、有効期限の延長を意識しましょう。 本記事では、Vポイントの…
詳しくみるPayPayポイントを効率的に貯める方法は?他のポイントがよりお得なケースも紹介
普段からPayPayを利用している方の中には、PayPayポイントを効率的に貯める方法を知っておきたい方も多いでしょう。PayPayは国内の多くの店舗で利用できるため、使い方次第でポイントをお得に貯められるようになります。 そこで本記事では…
詳しくみる