- 更新日 : 2024年1月12日
トラノコの評判は?特徴や注意点、始め方の解説
お釣り感覚で投資ができる「トラノコ」をご存じでしょうか。トラノコは5円から投資を始められるほか、投資対象も3つのファンドから選ぶだけなので投資初心者にもおすすめのサービスのひとつです。今回の記事ではトラノコの特徴や注意点、始め方について解説します。
目次
トラノコとは
トラノコとは、TORANOTEC投信投資顧問株式会社が運営する投資アプリのことです。上場企業と資本提携を結んでおり、セブン銀行やニッセイキャピタルといった大手企業が出資していることでも知られています。
クレジットカードや電子マネーなどで買い物をしたときのお釣りを自動で投資に回してくれるシステムとなっており、これまで投資に興味がなかった、またはハードルが高いと感じていた方でも気軽に投資に挑戦しやすいアプリとして人気が高まっています。
また、お釣りといっても実際のお釣りで運用しているわけではありません。ユーザーがアプリ上で100円単位・500円単位・1,000円単位の設定を行い、お釣りが生じたと仮定して投資を行うことになります。たとえば380円の商品を購入した場合、お釣りとして投資に回される金額は以下の通りです。
- 100円単位→20円のお釣り
- 500円単位→120円のお釣り
- 1,000円単位→620円のお釣り
トラノコの特徴・強み
ここではトラノコの特徴および強みを3つ取り上げてみました。
少額投資ができる
トラノコはお釣りの仕組みを活用した投資手法であり、5円以上1円単位で投資が可能です。金融機関によっては100円から投資できるサービスがありますが、お釣り感覚で始められるトラノコに比べると、口座の開設や銘柄の選定などに少し手間がかかり、ハードルが高いと感じる方も少なくありません。トラノコであればお釣りを投資に回す感覚で始められることから、投資経験がない方であってもチャレンジしやすいでしょう。
ポイントやマイルによる投資も可能
トラノコではお釣りだけでなく、マイルやポイントを利用して投資を行うことができます。トラノコで利用できるポイント(マイル)と、交換レートの一例は以下の通りです。
- nanacoポイント:1pt=1円
- ANAマイル:1マイル=0.5円
- はぴeポイント:1pt=1円
- 小田急ポイントカード:1pt=1円
- G-Point:1pt=1円
トラノコポイントが活用できる
トラノコでは、TORANOTEC株式会社が運営する「トラノコポイント」といったポイントサービスを活用できます。トラノコポイントは1ポイント=1円としてトラノコでの投資に利用可能です。なお、トラノコポイントは以下の方法で入手できます。
- 歩いて貯める
- アンケートに答えて貯める
- 動画を視聴して貯める(※視聴は1日3回まで)
- 友達を紹介して貯める
どの条件もそれほど難しくはないため、積極的にポイントを貯めて投資に活用してみてはいかがでしょうか。
トラノコのデメリット・注意点
ここではトラノコのデメリットおよび注意点について解説します。
投資額が少ないと運用コスト(手数料)が上がる
トラノコは投資額にかかわらず、月額利用料が300円かかります。また、トラノコの「お釣り投資」は性質上、投資額が少なくなる傾向にあり、投資額が少なければそれだけ利益も減ってしまいます。また、月額利用料以外にも、運用報酬やその他手数料、さらに出金手数料などが発生するため、投資額が少ないと、トラノコで生じる利益が月額利用料を下回る恐れがあるため注意が必要です。
ただし、3カ月の月額無料期間が用意されているほか、22歳以下の学生に向けた月額利用料無料の「トラノコ学割」もありますので、上手に活用することで運用コストを削減できます。
確定申告が必要となるケースがある
トラノコでは自動で税務処理を行ってくれる「特定口座」を選択でき、特定口座を選んだ場合には確定申告は不要です。ただし、他の投資信託の損益も税務申告をする場合、つまり損益通算をする際は確定申告が必要となる点に注意しなければなりません。
トラノコの始め方
トラノコの始め方は以下の通りです。
- トラノコアプリをダウンロードし、口座を開設する
- 投資パターンを選ぶ
- 引き落とし口座を設定する
- 郵便で送付される確認番号を入力して投資を始める
トラノコの始め方はいたって簡単で、アプリをダウンロードし、指示に従ってすぐに登録が完了します。また、投資パターンはリスク許容度によって安定重視の「小トラ」、バランス重視の「中トラ」、リターン重視の「大トラ」の3つから選択可能です。毎月無理のない範囲で、身の丈に合った投資パターンと金額を決めるようにしましょう。
トラノコの評判
トラノコユーザーの声を一部紹介します。
去年の1月あたりから
トラノコで少額投資
サボり癖でおそらく半月ちょい
5,000円でやってたけど
みたら11万になってた👏#トラノコ#投資#お釣り投資 pic.twitter.com/folmICUhAJ— Ⅴ@tsuki. (@little27music) December 17, 2023
トラノコっていう投資アプリを使ってるが、1日3回広告動画見たら3円、提携アプリで10000歩歩くだけで3円貯まるのは凄い
— りゅ。 (@project_RH880) July 23, 2023
お釣り投資の #トラノコ というのをやっているのですが、順調に集まってきていますね。
クレカで使った分の端数をきっちりにする分を貯めていくサービスです。 pic.twitter.com/2ja8Y0zzYp— 煌めきの気泡皇帝 仮面被り過ぎ (@Mask_Siva) May 31, 2023
トラノコポイントをさまざまな方法で貯められるほか、お釣り感覚で始められるサービスとして支持されているのがわかります。
トラノコは初心者の投資デビューにおすすめ
今回の記事ではトラノコの特徴や注意点、始め方について解説しました。トラノコも投資である以上、元本割れのリスクはありますが、少額から始められることに加え、ファンド選定の手間がほとんどかからない点がメリットといえます。お釣り感覚で手間を少なく投資に挑戦したい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
お金の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
20代の平均貯金額はいくら?老後に備えていくらあれば安心?
20代の平均貯金額は、総世帯で約131万円、単身世帯で約118万円ですが、個人差が大きいのが特徴です。本記事では、年収別の平均貯蓄額や、500万円以上の高額の貯蓄を持つ20代の割合など、具体的なデータを交えながら、20代の貯蓄の現状を明らか…
詳しくみるふるさと納税のやり方は?いつ、いくら払うべきか徹底解説
ふるさと納税は、自分を育ててくれた故郷や応援したい自治体などに、自治体の財源となる寄付をする制度です。ふるさと納税をした人は、税金が控除される上に返礼品をもらえるメリットもあります。 この記事では、寄付をする際に気を付けるべきポイントや、事…
詳しくみるインフレに強い資産と弱い資産とは?ポートフォリオの考え方
インフレになると、手持ちのお金の価値が相対的に低下する傾向があります。インフレに備えるためにはどのような資産が有効なのでしょうか?インフレに強い資産と弱い資産の代表例と、その特徴について解説します。またインフレに備えるポートフォリオの考え方…
詳しくみるVIGとは?株価推移や配当利回り、おすすめの証券会社を解説
VIGとはS&P US Dividend Growers Indexという株価指数に連動した運用成果を目指すETFです。10年以上連続増配している米国株で構成されているため、今後も安定した成長が期待できるでしょう。この記事ではVIG…
詳しくみるtsumiki証券とは?メリットや注意点の解説
積立投資を始めようと考えている方は、tsumiki証券の利用を検討しているのではないでしょうか。tsumiki証券とは積立投資を専門としているネット証券で、エポスカードを持っていれば簡単に投資を始められます。 本記事では、tsumiki証券…
詳しくみるロボアドバイザーとは?メリットデメリットやおすすめ8選
ロボアドバイザーといった言葉は見聞きしたことがあるものの、具体的にどんな内容なのか今ひとつわからないといった方も多いのではないでしょうか。ロボアドバイザーは人工知能(AI)を活用した投資手法のことで、昨今人気を集めています。 今回の記事では…
詳しくみる