• 更新日 : 2023年12月8日

MetaMaskの使い方とは?送金方法やおすすめの取引所の解説

暗号資産の取引に欠かせないウォレットをどこで作成しようかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが昨今高い人気を集めている「MetaMask(メタマスク)」です。MetaMaskは各種暗号資産のサービスと相性が良く、初心者でも使いやすいことで知られています。

今回の記事ではMetaMaskの始め方や使い方、また利用する際の注意点やおすすめの取引所についても解説します。

MetaMask(メタマスク)とは

MetaMaskとは暗号資産専用のソフトウエアウォレットのことであり、Webブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用可能です。なお、ここでいう「ウォレット」とは暗号資産やNFTをはじめ、各種デジタル資産を管理する際に必要となる「秘密鍵」を保管しておく場所のことです。それぞれが所有しているデジタル資産はこの秘密鍵によって管理され、安全性も確保されています。

私たちの身近なもので例えると、秘密鍵はキャッシュカードやクレジットカードの暗証番号のようなものであると考えるとイメージしやすいでしょう。秘密鍵を使うことによって、暗号資産の入出金はもちろん送金もできるようになります。

メタマスクの始め方

MetaMaskの始め方は以下の順序の通りです。なお、ここではPC版(ブラウザ:Chrome)をメインに解説します。

  1. Metamaskの公式ホームページにアクセスし、ダウンロードする
  2. MetaMaskのウォレットを作成する
  3. リカバリーフレーズを適切に保存する

1.MetaMaskをダウンロードする

まず、公式サイトにアクセスしてMetaMaskをダウンロードしましょう。トップ画面にある「Download」をクリックするとインストール画面になるので、上部の「Chrome」を選択してから、「Install MetaMask for Chrome」を選択します。Google Chromeのウェブストアに切り替わったら、「Chomeに追加」し、拡張機能として追加します。

2.MetaMaskのウォレットを作成する

MetaMaskが拡張機能に追加されると、ブラウザ上にMetaMaskのページが開きます。新規でウォレットの作成する場合は「ウォレットを作成」を選択しましょう。

データ収集に関しての同意を求められるので、内容に問題がなければ「同意する」をクリックしてウォレットの作成に進みます。なお、ここで同意しなくてもウォレットの作成は可能です。利用規約の確認後、画面の指示に従ってパスワードの設定を行います。

3.リカバリーフレーズを適切に保存する

パスワードの設定が完了するとMetaMaskのウォレットが作成され、12個の単語からなる「リカバリーフレーズ」が割り当てられます。この「リカバリーフレーズ」はウォレットを復元する際に必要となるため、きちんと保管しておきましょう。

また、スマートフォンからMetaMaskを利用する際も流れはほとんど変わりません。どちらでも使い勝手の良い方で作成してみてください。

MetaMaskへの送金方法

MetaMaskへの送金手順は次の通りです。

  1. MetaMaskで自分のアドレスを確認する
  2. 暗号資産の送金画面に移る
  3. MetaMaskのアドレスを登録する
  4. 送金する量を選択して承認作業をする

MetaMaskのホーム画面を開き、ウォレットアドレスを確認しましょう。ウォレットアドレスはメニューの中にある「アカウント詳細」から確認可能です。その後、使用している暗号資産取引所から送金手続きを行います。送金したい銘柄を選択したら、先ほど調べたMetaMaskのウォレットアドレスと送金する数量、目的を入力して承認作業を行えば手続きは完了します。

なお、ブロックチェーン上のサービスの大半は、MetaMaskなどのウォレットのアカウントが自動的に作成されます。もしアカウントが作成されていなかった場合には、MetaMaskで使用したい暗号資産を暗号資産取引所から送金したあと、各種サービスにMetaMaskを接続しましょう。

暗号資産の追加方法

暗号資産の追加は以下の手順で行います。

  1. 使用したい取引所のアドレスを確認する
  2. MetaMask側で取引所のアドレス登録を行う
  3. 承認作業を行う

各取引所には自身のアドレスがあるため、まずはそちらを確認してください。確認したアドレスをMetaMask側に入力し、送金する暗号資産と量を決定します。その後、ガス代などの確認をし、承認作業を行えば送金が完了します。

メタマスクの注意点

MetaMaskにおける注意点をいくつかご紹介します。

使用できるブロックチェーンが限られている

MetaMaskでは使用できるブロックチェーンが限られています。自身が用いているブロックチェーンがMetaMaskに対応しているかどうか、あらかじめ確認しましょう。

【対応している主なブロックチェーン(2023年11月時点)】

  • イーサリアム
  • BNBチェーン
  • Polygon
  • Fantom
  • Avalanche など

利用可能なブラウザに制限がある

MetaMaskは利用可能なブラウザが以下の5つに限られています。

  • Google Chrome(グーグルクローム)
  • Firefox(ファイアーフォックス)
  • Opera(オペラ)
  • Brave(ブレイブ)
  • Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)

上記5つのブラウザを日頃から使っている方は特に問題ありませんが、Apple社のブラウザのSafariなどには対応していないので注意が必要です。

海外のウォレットであり安全性にやや不安が残る

MetaMaskは海外のウォレットであり、国内のサービスに比べるとやや安全性に不安が残ります。ハッキングなどのリスクを低減するためにも、パスワードは厳重に管理することが大切です。

MetaMaskの利用におすすめの取引所

最後に、MetaMaskの利用におすすめの取引所を3つ取り上げてみました。

GMOコイン

運営会社GMOコイン株式会社
取引の種類現物取引(販売所・取引所)
レバレッジ取引(取引所)
最小取扱数量
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):0.00001 BTC
現物取引(取引所):0.0001 BTC
レバレッジ取引(取引所):0.01 BTC
送金可能な国内取引所
  • ビットバンク株式会社
  • フォビジャパン株式会社
  • BTCボックス株式会社
  • 株式会社DMM Bitcoin
  • 株式会社カイカエクスチェンジ
  • SBI VCトレード株式会社
  • 楽天ウォレット株式会社
  • LVC Xenesis株式会社
  • 株式会社マーキュリー
  • 東京ハッシュ株式会社
  • 株式会社ビットポイントジャパン
  • Himalaya Japan株式会社
  • Amber Japan株式会社
  • オーケーコイン・ジャパン株式会社
  • CoinBest株式会社
  • 株式会社coinbook
公式サイトhttps://coin.z.com/jp/

GMOグループが運営する暗号資産取引所の現物取引で、2022年にはオリコン顧客満足度調査®でランキング1位を獲得したことでも知られています。暗号資産の取扱銘柄数が多いほか、口座開設が短時間で済むことからも人気を集めています。

Coincheck

運営会社コインチェック株式会社
取引の種類現物取引(販売所・取引所)
最小取扱数量
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):500円相当額
現物取引(取引所):0.005 BTC以上 かつ500円(相当額)以上
送金可能な国内取引所株式会社bitFlyer
公式サイトhttps://corporate.coincheck.com/

マネックスグループ傘下のコインチェック株式会社が運営しています。取引アプリの使い勝手が優れていることでも知られているほか、親会社がマネックスグループであることからセキュリティー対策がしっかりと行われていることが魅力です。

DMM Bitcoin

運営会社株式会社DMM Bitcoin
取引の種類現物取引(販売所 BitMatch注文)
レバレッジ取引(販売所 BitMatch注文)
最小取扱数量
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):0.0001 BTC
現物取引(BitMatxh注文):0.001 BTC
レバレッジ取引(販売所):0.001 BTC
レバレッジ取引(BitMatch注文):0.01BTC
送金可能な国内取引所
  • ビットバンク株式会社
  • フォビジャパン株式会社
  • BTCボックス株式会社
  • 株式会社カイカエクスチェンジ
  • SBI VCトレード株式会社
  • 楽天ウォレット株式会社
  • 株式会社マーキュリー
  • 東京ハッシュ株式会社
  • 株式会社ビットポイントジャパン
  • Himalaya Japan株式会社
  • Amber Japan株式会社
  • オーケーコイン・ジャパン株式会社
  • CoinBest株式会社
  • 株式会社coinbook
  • GMOコイン株式会社
  • LINE Xenesis株式会社
公式サイトhttps://bitcoin.dmm.com/

DMM Bitcoinは、レバレッジ取引に取引ツールやアプリの操作性の観点から優れている取引所です。現物取引28種類と、レバレッジ取引は国内最多(※2023年12月20日時点)の34種類銘柄を取り扱っていることもあり、現物取引とレバレッジ取引のいずれにも挑戦したいと考えている方におすすめです。また、手数料も比較的安く設定されているため、安心して取引ができるでしょう。

MetaMaskは各種サービスと相性抜群

今回の記事ではMetaMaskの使い方やおすすめの取引所について解説しました。MetaMaskはNFTアートやブロックチェーンゲームなどと相性が良くだけでなく、使い勝手に優れていることでも知られています。これからウォレットを作成しようと考えている方は、ぜひMetaMaskの利用を検討してみてはいかがでしょうか。


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