- 更新日 : 2023年9月8日
おすすめの家族カードは?追加カードのメリットや選び方を解説
家族カードとは、クレジットカードの契約者本人の家族が持つクレジットカードです。家族カードの年会費は無料のケースが多く、契約者本人とは別のカードが発行されます。利用額の支払いは、契約者の口座から一括して引き落とされます。本記事では、おすすめの家族カードについて解説します。どの家族カードが良いか悩んでいる方はご一読ください。
目次
家族カードを発行しやすいおすすめのクレジットカード7選
家族カードは、契約者本人とは別のカードを家族名義で発行しつつも、利用料金の支払いを1つにできる便利なカードです。ここからは家族カードについてより詳しく解説し、家族カードを発行しやすいクレジットカードを7種類紹介します。
家族カードとは
家族カードとは、クレジットカード契約者の家族が発行できるクレジットカードです。契約者は本カード会員で、家族カードに表示される名義は家族の名前になります。
家族カードを発行する際は、本会員を対象とする審査があります。家族会員の審査はないことがほとんどです。収入が少ない、あるいは無収入の家族でも、一般のクレジットカードと同じように使える家族カードを作ることができます。
家族カードを作るならおすすめのクレジットカード比較表
家族カードの発行におすすめのクレジットカードは、次の7つです。
- 三井住友カード(NL)
- JCB CARD W
- 楽天カード
- イオンカードセレクト
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- dカード GOLD
- JALカード
以下は、それぞれを比較した表です。クレジットカード選びの参考にしてください。
カード名 | JCB CARD W | 楽天カード | イオンカードセレクト | 三井住友カード(NL) | 三井住友カード ゴールド(NL) | dカード GOLD | JALカード |
---|---|---|---|---|---|---|---|
本カード年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 初年度5,500円(税込) 年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料 | 11,000円(税込) | 入会後1年間無料 2年目以降:2,200円(税込)※3 |
家族カード年会費 | 無料 | 無料※1 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料※2 | 1,100円(税込) |
ポイント還元率 | 0.2% | 1% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 1% | 0.5% |
※1 楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード会員は550円(税込)
※2 2枚目以降は1,100円(税込)
※3 American Expressを選択した場合は、本会員6,600円(税込)、家族会員2,750円(税込)
家族カードを発行するメリットは?
ここからは、家族カードを発行するメリットについて解説します。新たにクレジットカードを契約するか、既存のカードにひもづく家族カードを発行するか悩んでいる方は、ぜひ検討の参考にしてください。
家計管理がしやすくなる
家族カードを利用した場合、家族が使用した明細も本会員に送付されます。家族のクレジットカード利用額を把握できるので、家計管理がしやすくなります。
家族カードの代金は、本会員の口座から引き落とされます。引き落としが1回で済むことになり、家計管理の負担が軽減されるでしょう。
獲得したポイントを合算できる
本会員と家族カード会員がそれぞれ獲得したポイントを合算できることも、家族カードのメリットです。家族が個別に獲得したポイントをまとめることで、よりポイントを貯めやすくなります。
ほとんどの場合、家族カードのポイントは本会員に合算されます。しかし、楽天カードは合算したポイントを本会員と家族会員それぞれで利用できます。家族や夫婦でポイントを共有できる点は、とても使い勝手がいいといえるでしょう。
収入がない家族でもカードを作りやすい
通常、クレジットカードを作る際は、カード会社の審査があります。家族カードを作成する場合、審査対象は本会員です。本会員に支払い能力があると判断された時点で家族カードが発行されます。
収入がない、もしくは少ない家族でも、家族カードを発行することでクレジットカードが使えるようになります。
家族で別々のクレジットカードを持つメリットは?
家族カードを利用せず、あえて別々のクレジットカードを持つという選択肢もあります。家族カードにはメリットがたくさんあるのに、あえて家族カードを持たない理由は何でしょうか。ここからは、家族や夫婦で別々のクレジットカードを持つメリットを紹介します。
家族それぞれの利用限度額をもてる
家族カードを所有した場合、クレジットカードの利用限度額は本会員と家族カード会員の合計額です。当月に1人が大きな買い物をした場合、他会員の利用枠が減少します。
一方、別々のクレジットカードを持つと、クレジットカードごとに別々の利用限度額が設定されます。家族や夫婦が大きな買い物をしても自分の利用限度額に影響しない点が、別々のクレジットカードを持つ大きなメリットといえるでしょう。
内緒の買い物がしやすくなる
家族カードで買い物をすると、本会員に履歴が送付されます。すべての買い物について本会員に購入内容が伝わってしまうことが家族カードの欠点でもあります。
家族や夫婦で別々のクレジットカードを持つ場合、買い物内容や利用額を家族に知られることはありません。家族に知られたくない買い物がある、家族にプレゼントを購入するなど自分のプライバシーを守りたいときは、別々にクレジットカードを持つと良いでしょう。
家族カードを作る前提でクレカを選ぶ際のポイント
家族カードを作る前提でクレジットカードを選ぶ際に大事なポイントは、ポイントの貯まりやすさと年会費の2点です。
ポイントの貯まりやすさを見る際は、自分がよく利用する店舗の還元率も確認しておきましょう。例えば、イオンカードは対象店舗でのポイントが2倍になります。三井住友カード(NL)や三井住友カードゴールド(NL)は、対象のコンビニエンスストアや飲食店でカード本体をかざして決済した場合、還元率が5倍になります。
また家族カードで年会費が有料の場合、どれだけ利用すると元が取れるかの計算が必要となります。JALカードの場合、家族カードの年会費は税込1,100円です。1,100円分のマイルを貯めるには、年間22万円の利用が必要となります。したがって、家族カードで22万円以上の利用が見込める場合はお得といえるでしょう。
家族カードの作り方
それでは、家族カードの作り方について解説します。申込手続は本会員が行います。ほとんどのクレジットカードでは、家族カード作成の流れは以下のようになります。
- 本会員が会員サイトにログイン
- サイトにて必要事項を入力し家族カードの発行申込
- オンラインで完結しない場合、後日郵送される書類に必要事項を記入し返送
- 郵送で家族カードが送付
家族カードの申込に際して、家族会員の与信審査は行われません。本会員の与信審査は行われますが、審査に必要な書類送付は不要です。
家族カード発行までは、基本的には1~2週間ほどかかりますが、三井住友カード(NL)など即時発行可能なクレジットカードもあります。
家族カード発行の対象は?
家族カードの対象者は、以下のとおりです。楽天カードでは、事実婚の夫婦や同性パートナーも配偶者として認められています。
- 配偶者
- 親
- 18歳以上の子ども
親や子どもが離れて暮らしていて自分で生計を立てている場合は、家族カード発行の対象外です。親や子どもに仕送りを送っている場合は、生計を同じくしているとみなされ、家族カードの発行が認められます。
高校3年生で18歳になった子どもの家族カードの発行に関しては、各カード会社で運用が異なるため注意しましょう。例えば楽天カードは、18歳を迎えた時点で申し込み可能です。それ以外のカード会社は、18歳の高校生は申込不可となっています。
家族カードはポイント還元率や年会費を基準に選択
家族カードとは、クレジットカードの本会員の配偶者や親、子どもに対して発行されるクレジットカードです。
家族カードのメリットは、クレジットカード利用料の支払いをまとめられることやポイントが貯まりやすいことです。明細や請求はすべて本会員にいくため、買い物の内容を知られるのが気になる場合は、家族や夫婦で別々のクレジットカードを発行してもいいでしょう。
家族カードを持つことを前提にクレジットカードを選ぶ際は、ポイント還元率や年会費を基準にします。店舗によってポイント還元率が変わる場合があるので、よく利用する店舗の還元率を基準にして考えましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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