- 更新日 : 2024年2月19日
ANAマイルのお得な貯め方は?おすすめカードや事後登録方法を紹介
ANAマイルは、航空会社の全日本空輸(ANA)が運用しているポイントサービスです。貯めたANAマイルは、航空機チケットや電子マネーと交換したり、オンラインショッピングで利用したりとさまざまなシーンで活用できます。
本記事では、ANAマイルを効率的に貯める方法やおすすめのクレジットカードを紹介します。
ANAマイルとは?
ANAマイルは、飛行機の座席アップグレードや特典航空券の購入、他社のポイント交換などに使えるANAのポイントサービスです。
ANAマイルの貯め方を説明する前に、ANAマイレージクラブの概要や、貯めたマイルの使い道を押さえておきましょう。
ANAマイレージクラブの概要
「ANAマイレージクラブ」は、ANAのロイヤルティプログラムです。「マイル」は、プログラムを通して付与されるポイントを指し、提携ホテルやショッピングの利用など、さまざまな方法で貯められます。なかでもフライト搭乗時は、飛行距離と運賃クラスによってマイルが加算され、ビジネスクラスではより多くのマイルが獲得できます。
入会はオンラインで簡単にでき、航空券の予約や搭乗時に会員カードを提示することで、マイルが加算される仕組みです。
貯めたANAマイルの使い道
貯めたANAマイルは、さまざまな方法で利用できます。主な使い道は次の通りです。
- ANAの航空券を購入
- 楽天ポイントやTポイントなど他社のポイントと交換
- ホテル代や旅行代の支払いに充当
- アプリで使える決済サービス「ANA Pay」に1マイル1円相当でチャージ
- ANA SKY コインへの交換
なお通常マイルの有効期限は3年間です。ANA SKY コインへ交換すると、ANA SKY コインの有効期限は交換月から12ヶ月目の末日までとなります。
ANAマイルを効率的に貯めるコツ
ANAマイルに対して、「飛行機に乗った時にもらえるポイント」というイメージをもつ方は多いでしょう。実は、ANAマイルは飛行機に乗らない方でもポイントを貯められます。
ここでは、ANAマイルを効率的に貯めるコツを厳選して5つ紹介します。
飛行機に乗ってマイルを貯める
ANAのマイレージサービスに登録すると、フライトごとに利用した区間や運賃などに応じてマイルが貯まります。ANAマイルの計算方法は、次の通りです。
基本的に、目的地までの距離が長いほどもらえるマイルが多くなり、積算率は運賃や予約クラスによって変動します。
例えば、羽田空港から那覇空港までANA FLEX運賃(積算率100%)で搭乗した場合、984マイル貯まります。一方、プレミアム運賃(積算率150%)の場合は、同じ区間でも1.5倍の1,476マイルとなります。
運賃や予約クラスの違いで、もらえるマイルが変わることを知っておきましょう。
ANAカード(クレジットカード)で貯める
ANAのポイント会員プログラム「ANAマイレージクラブ」のクレジットカード機能がついたカードをANAカードといいます。
ANAカードは、日常の買い物でマイルが貯まるだけではなく、入会時にボーナスマイルがもらえる特典もあるため、マイルを貯めるならぜひ持っておきたい1枚です。
「ANAマイレージモール」を経由してネットショッピング
クレジットカードとしての利用に加えて、会員専用サイト「ANAマイレージモール」を経由してのネットショッピングでもANAマイルは貯まります。
主な対象サービスは次の通りです。
楽天市場 | 200円あたり1マイル |
---|---|
Amazon | 300円あたり1マイル |
ヤマダモール | 200円あたり1マイル |
Yahoo!ショッピング | 300円あたり1マイル |
ANAマイレージモールを経由してオンラインショップで商品を選び、支払時にANAカードを使えばマイルが二重取りできます。キャンペーンなどでマイルが2倍に増える場合もあるため、情報をこまめに確認しましょう。
ポイントサイトでポイントを稼ぎ、マイルと交換する
ANAマイルを効率よく貯めるには、ポイントサイトでポイントを稼ぎ、ANAマイルと交換する方法もあります。
ポイントサイトでは、広告の視聴やアンケート回答、クレジットカードの作成など、さまざまな方法でポイントが貯められます。
一気にポイントを貯めたい方は、クレジットカード作成がおすすめです。新たにカードを作成すれば、10,000ポイント以上獲得できるケースが多いため、マイルを貯める効果的な方法の1つといえます。
楽天ポイントやTポイントをANAマイルに交換する
楽天ポイントやTポイントなど他社ポイントをANAマイルに交換する、裏ワザ的な方法もあります。
例えば、楽天ポイントは2ポイントあたり1マイル、Tポイントは500ポイントあたり250マイルでトレード可能です。楽天ポイントやTポイントを活用し、ANAマイルを上手に貯めてみてください。
ANAカードでマイルを貯めるメリット
ANAカードの特徴は、他のクレジットカードよりもマイルが貯めやすい点です。ここでは、ANAカードでマイルを貯める主なメリットを2つ紹介します。
入会・継続するだけでボーナスマイルがもらえる
ANAカードは、入会・継続するだけでボーナスマイルが受け取れます。
例えばANAカードプレミアムの場合、入会時に10,000マイルものボーナスマイルが付与されます。さらに、翌年以降も継続するごとに毎年10,000マイルもらえるため、持っておくだけで損のないカードといえるでしょう。
飛行機に搭乗するとマイルが加算される
ソラシドエアなどのANAグループ便に搭乗すると、通常マイルにプラスしてボーナスマイルがもらえます。
例えばANA一般カードは、ANA便を利用するたびに、「区間基本マイレージ×積算率×10%」のボーナスマイルが計算され、お得です。とくに旅行が好きな方や出張が多い方に向いています。
ANAマイルが貯まるおすすめのANAカード
ANAマイルを積極的に貯めるなら、ANAと提携しているクレジットカードを選ぶといいでしょう。ここでは、普段の買い物をするだけでマイルが貯まるおすすめのカードを3つ紹介します。
ANAソラチカカード
カード名 | ANAソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB) |
---|---|
年会費 | 初年度は無料(次年度から2,200円) |
ポイント還元率 | 0.5% |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険 |
ボーナスマイル | 新規入会・継続時に1,000マイル付与 |
ANAソラチカカードは、ANA(全日本空輸)と東京地下鉄、JCBカードの3社が共同で提供しているクレジットカードです。メトロポイント、ANAマイル、Oki Doki ポイントの3つのポイントを1枚のカードで管理できるため、通勤で東京メトロを利用するビジネスパーソンから高い支持を受けています。
なかでも、東京メトロの「メトロポイント」をANAマイルに「100ポイント=90マイル」という高いレートで交換できる点は魅力です。ショッピングで貯めたJCBカードの「Oki Doki ポイント」もマイルやメトロポイントに移行できます。
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
カード名 | ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード |
---|---|
年会費 | 34,100円 |
ポイント還元率 | 1.0% |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、プライオリティ・パス |
ボーナスマイル | 新規入会・継続時に2,000マイル付与 |
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードは、ANAとアメリカン・エキスプレスが提携しているゴールド・カードです。カードの年会費はかかるものの、国内外の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス・メンバーシップ」に年会費無料で登録でき、年2回までは利用料も無料です。スーツケース(1個まで)を空港から家まで無料で配送する「手荷物無料宅配サービス」など豪華なサービスが楽しめます。
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードでマイルを貯める際、ポイントの有効期限がなく、ANAマイルが「1,000ポイント=1,000マイル」で移行できるのは大きなメリットです。また飛行機に搭乗すると、ボーナスマイルがもらえる特典もあります。
上質なサービスを受けながら、マイルを貯めたい方に使ってもらいたいカードです。
ANA VISAワイドゴールドカード
カード名 | ANA VISAワイドゴールドカード |
---|---|
年会費 | 15,400円 |
ポイント還元率 | 1% |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、空港ラウンジサービス |
ボーナスマイル | 新規入会・継続時に2,000マイル付与 |
ANA VISAワイドゴールドカードは、マイルが貯まりやすいことで有名なゴールドカードです。入会時や継続時にそれぞれ2,000マイル付与され、ANA航空券を購入すると100円につき2マイル相当が加算されます。搭乗するたびにマイルがプラス25%付与されたりするなど、マイルを得やすい環境が整えられています。
獲得したVISAカードの「Vポイント」も簡単にマイルに移行できます。ANAマイルを長期的に貯めたい方に最適です。
ANAマイルの事後登録方法
ANAの飛行機を利用した際にマイルのつけ忘れがあっても、搭乗してから6ヶ月以内であればマイル加算が可能です。
ANAマイルの主な事後登録方法は、以下の通りです。
ANAのウェブサイト
ANAのウェブサイトから会員ログインし、「マイメニュー」から「マイルの事後登録」に進みます。その後、マイルを登録していないフライトを選択し登録してください。
なお、国際線やANAと提携している航空会社の場合は、メールアドレスを記入する手順が加わります。
専用のメールフォーム
ANAのウェブサイトからログインし、メール申請フォームに確認書類を添付してから送信してください。
なお手続きから完了までは、国内線は約2週間、国際線は約1ヶ月かかります。
郵送
郵送する場合は、記入済みの「マイレージ事後登録申請用紙」と確認書類を封筒に入れて以下の宛先に送付します。
蒲田郵便局区内
ANAマイレージクラブ・サービスセンター「事後登録」係
手続きから完了までは、国内線は約2週間、国際線は約1ヶ月の時間を要します。
電話
電話で登録する場合、ANAマイレージクラブ・サービスセンターへ電話し、マイレージサービスお問い合わせの「3」を入力してください。
・電話番号(※全国一律料金):0570-029-767
・電話番号(※海外向け、有料):03-6741-6683
・営業時間:9時~17時(土日祝日は休み)
案内に従い、事後登録を進めます。
ANAマイルを貯めてお得に旅行しよう
ANAマイルが貯まる仕組みは少し難しそうに見えますが、一度理解して活用すれば大きなメリットがあります。飛行機に乗らなくても、ポイントサイトや他社ポイントの交換で、多くのANAマイルが貯蓄できます。
さらに、毎日の支出をANAカードで払えば、より早く効率的にポイントが貯まります。ANAマイルを貯めるにはさまざまな方法があるため、自分のライフスタイルにあった手法を選び、旅行をお得に楽しみましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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