• 更新日 : 2024年2月1日

デビットカードで支払える格安SIMのおすすめは?目的に合った選び方も紹介

デビットカードは、スマートフォンやタブレットの利用に必要な格安SIMの支払いにも使える便利なカード決済手段です。この記事では、デビットカードで支払いできるおすすめの格安SIMや、数ある格安SIMの中からどれを選ぶべきかのポイントについて解説します。

デビットカードで支払える主な格安SIM

デビットカードとは、買い物をした際にカードで支払い、その代金が自身の銀行口座より直接引き落としになるサービスのことです。

口座から現金を引き出す手間がかからず、現金感覚で支払えることから需要の高いサービスです。

デビットカードは現金の代わりにカードを使って決済することから、クレジットカードと使い勝手が似ています。しかしデビットカードは基本的に連携された銀行口座残高の範囲内でしか使えない点で、クレジットカードとは異なります。

またデビットカードは一括払いのみであり、キャッシング機能もありません。そのため、使用した金額を把握しやすく、使いすぎを防止できる安心感もあります。

デビットカードで支払える格安SIM

デビットカードは、格安SIMの支払いも可能です。

格安SIMとは、docomo、au、ソフトバンクなどの大手キャリアの通信設備を借りた通信業者(MVNO)が提供するSIMカードのことをいいます。SIMカードはスマートフォンやタブレットに差し込まれている小型のカードで、SIMカードがなければ、スマートフォンの通話機能や通信サービスを使用できません(Wi-Fiを経由したネット通信は可能)。

MVNOが提供するSIMカードは、キャリアの回線を借りて運用されているため、回線の設備に関するコストがかからないことから、サービスを格安で提供できるのです。

デビットカードで支払える主な格安SIMは以下のとおりです。

デビットカードで支払える主な格安SIM(各SIMカード発行会社による)

格安SIMクレジットカード/デビットカード口座振替
LINEMO
ahamo
楽天モバイル
UQモバイル
mineoクレジットカード〇
デビットカード△
Y!mobile

格安SIMをデビットカードで支払うメリット

格安SIMの支払いはクレジットカード払いや口座振替が一般的です。

格安SIMの支払いに、クレジットカードや口座振替ではなく、あえてデビットカードを使用することで、以下のようなメリットがあります。

口座残高以上引き落とされることがない

格安SIMの支払いをクレジットカードにした場合、銀行口座に残高が不足していたとしても、期限内に支払えるので大変便利です。しかし、クレジットカードの請求金額が口座の残高を上回り、結局支払日に不足する可能性があります。

デビットカードなら口座残高以上引き落とされることはないため、使いすぎを避けられます。また、多くのデビットカードはメールで通知が届くためお金の管理もしやすいでしょう。

審査が不要で15歳から発行できる

クレジットカードの審査が通らなかった方や、クレジットカードを持つこと自体に抵抗を感じる方でも、デビットカードなら厳しい審査はなく簡単に発行できるものがほとんどです。

デビットカードは預金の範囲内でしか利用できず、使いすぎの心配がないため、15歳以上の未成年者(中学生は除く)や高齢者でも持ちやすく、格安SIMの支払いに使いたい方にはおすすめです。

ポイント付与やキャッシュバックがある

デビットカードは、クレジットカード同様にポイントの付与や、キャッシュバックがあります。一方、口座振替にはポイント還元がありません。格安SIMの支払いをデビットカードにまとめることでお得に利用できます。

格安SIMをデビットカードで支払う際の注意点

手軽に持てて安心感もあるデビットカードですが、格安SIMを支払う際にはいくつか注意すべき点もあります。

口座残高以上の支払いはできない

利用限度額まで利用可能であるクレジットカードと違って、デビットカードは銀行口座の残高以上の支払いができません。

引き落とし日より前に口座の残高をチェックしておかなければ格安SIMの支払いができず、スマートフォンが利用できなくなってしまう可能性があります。口座にスマホ代金分が入っているか、毎月確認しておきましょう。

スマホ本体の分割払いができない

スマートフォンやタブレットは1台で数万円もする機種が多くなっています。クレジットカードであれば分割払いも可能ですが、デビットカードでは一括で支払うのが原則です。

携帯電話会社や機種によっては、毎月の電話料金に上乗せする形で分割払いの扱いにできる場合もあります。格安SIMの契約の際には、端末が分割で支払えるかを確認しておくことをおすすめします。

審査に落ちる可能性もある

多くの場合、デビットカードにはクレジットカードのような厳しい審査はありません。しかし、金融機関やクレジット会社によっては、安定した収入がないこと、信用情報の内容、借入の状況次第では審査に落ちてしまう可能性がゼロではありません。

また、格安SIMの支払方法として、格安SIMの各社ともクレジットカード払いを推奨しています。

参考:料金の支払いに、デビットカードは利用できますか?|mineoユーザーサポート

自分に合った格安SIMの選び方

格安SIMは、今や多くのブランドが登場し、どれを選ぶべきか迷ってしまう方が多いでしょう。

そこで、自分に合った格安SIMを選ぶポイントを紹介します。

月額料金やデータ通信量は自分に合っているか

基本的に月額料金とデータ通信料は比例します。月額料金を抑えたいからといって、データ通信量が不足すると、後からデータ量の追加購入が必要になります。

自分が毎月どのぐらいのデータを使用しているかを確認し、支払える月額料金とデータ通信量のバランスを考えて選ぶのがポイントです。

利用したいデビットカードを使えるか

自分が利用したいデビットカードを支払方法として使えるかの確認が必要です。クレジットカードとしては使える国際ブランドでも、デビットカードでは支払いができない格安SIMもあるので、契約をする前に確認しておくことが大事です。

つながりやすい回線かどうか

格安SIMは、大手キャリアの回線を借りることで通話やデータ通信を可能にしています。基地局数はどのキャリアも増えてきたため、大きな違いはないようですが、山間部や地方在住で心配な方は、自分の地域でつながりやすいキャリア回線を利用した格安SIMを選ぶようにしましょう。

ケース別でおすすめの格安SIM

デビットカードが使える格安SIMを選ぶポイントは、何を重要視するかで変わってきます。

そこで、ケース別でおすすめの格安SIMについて解説していきます。

安心感でおすすめの格安SIM

ahamo

月額料金
  • 20GBまで 2,970円(税込)
  • 20~100GB 4,950円(税込)
回線docomo
通話料国内通話 5分無料

※超過後 22円/30秒

オプションかけ放題オプション
+1,100円

ahamoはdocomoのサブブランドです。 docomo は日本で最もユーザーのシェアが高いキャリアであり、はじめての格安SIMで不安を感じる方には安心できる格安SIMといえます。

データ量は100GBまで利用できるプランがあるため、データを多く使いたい方にも向いています。また、海外でデータ通信が追加料金なしで利用できるため、海外に行く機会が多い方にもおすすめです。

オンラインで24時間いつでも契約できるので、忙しくて店舗に行く時間がない方もスムーズに契約ができるのも魅力です。

楽天ポイントを貯めたい方におすすめの格安SIM

楽天モバイル

月額料金
  • 3GBまで:1,078円(税込)
  • 20GBまで:2,178円(税込)
  • 無制限:3,278円(税込)

※通話料等別

回線楽天
通話料
  • 国内通話かけ放題
  • SMSし放題

※アプリ「Rakuten Link」利用が条件

オプション
  • 15分かけ放題:1,100円(税込)

※ OS標準のアプリ利用が条件

楽天モバイルには、通信エリアならどこでも高速通信で、かつ無制限でデータが使い放題のプランがあります。また、月にどの程度データを利用するかで月額料金が決まるため、データを使わなければ安くなる仕組みになっています。

楽天ポイントも貯まりやすいため、楽天市場で買い物をする機会が多い方にはとくにおすすめです。

安いのにデータ量無制限でおすすめの格安SIM

mineo(マイネオ)

月額料金
  • マイピタ(データ量で選ぶプラン)
    1GB:1,298円
    5GB:1,518円
    10GB:1,958円
    20GB:2,178円
  • マイそく(通信速度で選ぶデータ量無制限プラン)
    プレミアム(最大3Mbps):2,200円
    スタンダード(最大1.5Mbps):990円
    ライト(最大300kbps):660円
    スーパーライト(最大32kbps):250円
    ※通話料等別
回線docomo、au、ソフトバンクに対応
通話料22円/30秒
オプション
  • パケット放題Plus:385円/月
  • 10分かけ放題:550円/月
  • 時間無制限かけ放題:1,210円/月

mineoは、関西を中心に通信設備サービスを運営するオプテージが提供するサービスです。

mineoでは、マイそくのプランにすれば最大通信速度の低下と引き換えに、格安料金でデータ量を無制限にできます。

スイッチひとつで節約モード(最大1.5Mbps)に切り替えられる利点もあり、データ量は欲しいけど料金を安く抑えたいという方におすすめです。

auユーザーの方におすすめの格安SIM

UQモバイル

月額料金
  • ミニミニプラン(4GB):2,365円(自宅セット割適用で1,078円)
  • コミコミプラン(20GB):3,278円
  • トクトクプラン(15GB):3,465円(自宅セット割適用で2,178円)
回線au
通話料22円/30秒
10分以内の国内通話無料(コミコミプランのみ)
オプション
  • かけ放題:1,980円(コミコミプランは1,100円)
  • 10分かけ放題:880円(コミコミプラン以外)

UQモバイルは、auを運営するKDDIとUQコミュニケーションズが提供する格安SIMブランドです。そのため、auのスマホを利用している方は、携帯電話番号の移行手続きをスムーズに行えます。

また、UQモバイルでは、WiMAX+5Gルーターの契約と割引対象プラン「自宅セット割」の加入により、割引が適用になります。割引適用にならない条件の方は、10分以内の国内通話が無料のコミコミプランがお得です。

格安SIMはデビットカード払いもOK、自分に合ったSIM会社を

格安SIMの支払方法はデビットカードでも可能です。

ただし、すべての格安SIMがデビットカードに対応しているとは限りません。利用したいデビットカードが、目当ての格安SIMで利用できるかは、契約前に確認しておくことが重要です。

また、デビットカードを利用できる格安SIMの選び方は、自身が何を重視するかで決まります。通信料の安さ、データ量の多さ、安定してつながるかなど、どのポイントを大事にしたいかで選択肢はさまざまです。

まずはどのポイントで選ぶべきかを整理し、その条件にあった格安SIMを探しましょう。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

関連記事