- 更新日 : 2023年12月8日
クレジットカードで究極の1枚はどれ?ケース別に推したいカードを徹底紹介
クレジットカードを1枚だけ選ぶなら外せない、「究極の1枚」をケース別に紹介します。基本的なクレジットカードの選び方から、1枚持ちのメリット、また、2枚持ちのメリットについても紹介しますので、あなたのクレジットカード選びにお役立てください。
目次
クレジットカード究極の1枚の選び方
数多くあるクレジットカードの中から、究極の1枚を選ぶために必要な4つの観点を紹介します。自分が最も重視することはなにか、イメージしながら確認してみてください。
年会費
クレジットカードの年会費は永年無料のものから数万円かかるものまでさまざまです。年会費無料カードは一見コスパは抜群に見えますが、高額年会費のカードは元が取れるほど豪華な付帯サービスが付いてくる場合もあります。年会費と受けられるメリットのバランスを見て判断しましょう。
なお、クレジットカードを初めて持つ人は、気軽に始めやすい年会費無料カードから選んでも良いでしょう。
ポイント還元率
クレジットカードのポイントは決済をするたびに貯まっていきます。究極の1枚を選ぶなら、まずほとんどの人が還元率を気にするのではないでしょうか。
一般的に、ポイント還元率の平均は0.5%程度といわれていますので、1.0%以上のカードを選べば高還元率といえるでしょう。なお、特約店利用で10%の還元率となるようなカードもあるので、特約店利用時の還元率にも注目しましょう。
付帯サービス
クレジットカードにはさまざまな付帯サービスが付いています。たとえば、旅行保険や空港のラウンジ利用、ショッピング優待、コンシェルジュサービスなどがよくある内容です。
「そのサービスを本当に使うのか」とイメージしながら、自分に過不足のないサービスが付いたクレジットカードを選びましょう。
国際ブランド
国際ブランドとは、世界中で使えるクレジットカード決済システムを提供している会社のことです。たとえば、Visa、Mastercard、JCBなどが有名で、日本ではVisaのシェアが高いです。ブランドにこだわりがない人は、さまざまなショッピングの場面で使える可能性が高い、Visaを選ぶと良いでしょう。
クレジットカードを1枚しか持たないメリットは?
クレジットカードを究極の1枚だけに絞ることで、以下5つのメリットが得られます。コストを抑えて管理しやすく、ステータスアップにもつながる「1枚持ち」のメリットを見ていきましょう。
ポイントが貯まりやすい
クレジットカードを究極の1枚に絞れば決済が分散しないため、ポイントが貯まりやすくなるでしょう。ポイントで高額家電を買ったり、豪華ディナーに行ったりするのも夢ではありません。
また、クレジットカードによっては年間利用額が一定以上に達すると、特典としてボーナスポイントがもらえる場合もあります。利用カードを1枚に絞ることによって、条件を達成しやすくなるでしょう。
支出や支払日を管理しやすい
利用するクレジットカードを1枚に絞ることで、支出や支払日の管理がしやすくなるでしょう。クレジットカードは会社によって支払日が異なる場合があります。
「A社の支払いはできたけれど、B社の支払日にうっかり残高不足で引き落としできなかった」ということがあり得ます。遅延が何度もあると、信用情報に影響が出て、カードの新規発行やローン契約時に悪影響を及ぼすかもしれません。1枚に絞れば毎月1回の引き落としのみで済むので、1社の明細で支出を簡単に把握でき、支払日に向けて収支を調整しやすくなるでしょう。
年会費がかさばらない
クレジットカードを1枚だけ持つメリットとして、年会費が抑えられることも挙げられます。クレジットカードの年会費は無料から数万円かかる場合までありますが、利用頻度の少ないカードを複数枚持っていても、年会費をペイできるようなメリットを得られない可能性が高いです。
また、「年会費無料」とうたうカードの中には、「初年度だけ無料」「年〇回利用すれば無料」といった条件が付いているケースもあります。そのような条件をすっかり忘れて年会費を支払い続けてしまうことのないように、今一度持っているカードの条件を確認してみましょう。
持ち歩きが楽
クレジットカードを究極の1枚に絞ると、財布に入れるカードの枚数が減り、物理的にすっきりコンパクトに持ち歩けるようになるでしょう。
また、カードを1枚しか持ち歩かないことは、万が一財布を紛失した際のリスクヘッジにもなります。盗難や不正利用のリスクを最小限に抑えられますし、カード会社への停止連絡も1社のみで済みます。
カードのランクを上げやすい
複数枚のクレジットカードを利用するより究極の1枚のみを利用することで、1枚あたりの利用額が高くなるため、ゴールドカードやプラチナカードといった上位のカードランクを狙いやすくなります。
上位カードは付帯サービスが豪華になるだけでなく、社会的信用やステータス性も高くなるため、せっかくカードを使うなら目指しておいて損はないでしょう。
還元率重視の究極の1枚
リクルートカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.2% |
特約店利用時の還元率 | 最大4.2% |
国際ブランド | Visa・Mastercard・JCB |
還元率を重視して究極の1枚を選ぶなら、「リクルートカード」がおすすめです。還元率は0.5%が平均値で、1.0%で高めといわれるクレジットカード業界の中で、1.2%という驚異の高還元率となっています。
使う店舗を選ばず、いつでもどこでも平均の2倍を超える高還元を受けられるため、使い勝手の良さは抜群です。なお、リクルートのポイント参画サービスで使った場合は、最大4.2%のポイント還元となります。「じゃらん」「ホットペッパー」「ポンパレモール」など、リクルートのサービスを普段使いしている人には、1.2%以上の還元率になるチャンスが多くなるでしょう。
付帯サービス重視の究極の1枚
JCBザ・クラス
年会費 | 55,000円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.5% |
特約店利用時の還元率 | 特約店利用の条件はなし 年間300万円以上の利用で最大0.85% |
国際ブランド | JCB |
付帯サービスを重視して究極の1枚を選ぶなら、「JCBザ・クラス」がおすすめです。旅の手配や予約などが可能なコンシェルジュサービスから、高級レストランのコース料金が1名分無料になるサービス、最高1億円補償の旅行傷害保険まで、付帯サービスは最高級レベルといって申し分ないでしょう。
このようなハイステータスのカードはほとんどの場合が招待制になっていて、下位ランクのカードの利用状況等をもとに、一定の条件を満たした人のみが案内されます。リッチな付帯サービスを体験したいなら、まずそのブランドのカードをコツコツ利用してクレジットヒストリー(信用情報)を積み上げていきましょう。
年会費無料の究極の1枚
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
特約店利用時の還元率 | 最大7.0% |
国際ブランド | Visa・Mastercard |
年会費を重視して究極の1枚を選ぶなら、「三井住友カード(NL)」がおすすめです。年会費無料カードの中には、条件付きのものもありますが、三井住友カード(NL)には条件がありません。ずっとおトクにポイントを貯め続けられます。
還元率アップの対象店舗は主要なコンビニ・飲食店ばかりです。日常のお買い物でカードやタッチ決済を使っている人は、普段の支払いを三井住友カード(NL)に変えるだけで、7.0%還元のチャンスがあります。
ちなみに、NLとは「ナンバーレス」のことです。カードに番号の記載がないので、セキュリティ面は安全で、さらに専用アプリに番号や利用履歴が集約されるため確認が簡単、というメリットがあります。
2枚持ちのメリットは?
クレジットカードを究極の1枚だけに絞るメリットは多数ある一方で、2枚持ち(複数枚持ち)のメリットもあります。自分がクレジットカードを利用するシチュエーションをイメージしながら、どちらのほうが向いているか検討してみてください。
【クレジットカード2枚持ちのメリット】
- 国際ブランドをカードごとに分けることで、カード決済できる店舗を増やす例)A店はJCB対応だからカード1、B店はVisaも使えるからカード2
- 利用目的に応じてカードを分けて、支出を管理、可視化しやすくする例)生活費にはカード1、趣味にはカード2
- 店舗で使い分けて、ポイントが効率よく貯まりやすくする例)PayPay利用時はPayPayカード、楽天利用時は楽天カード
自分にぴったりの「究極の1枚」を探そう!
今回は3つのケース別にクレジットカードの究極の1枚を紹介しました。あなたのニーズに合ったカードは見つかりましたか。
「ポイントやマイルを貯めたい」「付帯サービスを楽しみたい」「キャッシュレスで決済したい」など、クレジットカードの利用目的は人それぞれだと思います。あなたの一番重視したいことから、究極の1枚を見極めると良いでしょう。
もちろん、カードごとのメリットをうまく活用できる場合は複数枚持つこともおすすめです。管理できる範囲で、あなたならではのカードをそろえてみましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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