太陽光発電投資のメリット・デメリットとは?

さまざまな投資手法がある中で、長期的に安定した収益が得られる「太陽光発電投資」が気になっている方も多いのではないでしょうか。不動産投資などの他の投資手法と比べても利回りが高いと言われる一方で、設備の導入の際にはある程度の資金が必要になるほか、災害リスクが伴う点にも注意が必要です。

そこで、今回の記事では太陽光発電投資の概要や仕組みをはじめ、メリットおよびデメリットについて解説します。

太陽光発電投資とは

太陽光発電投資とは、発電した電気を電力会社に売ることで利益を得る投資手法のことです。太陽光発電を利用して得られた電気の買取価格は「FIT(Feed in Tariff;固定価格買取制度)」によって裏づけされています。FITとは、再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定の価格で一定期間買い取る仕組みのことです。

太陽光発電投資とは1

FITによって、太陽光発電の稼働を開始した20年間は同じ価格で売ることが可能です。価格は定期的に見直されてはいるものの、長期的に安定した収益が得やすい投資手法と言えるでしょう。

太陽光発電投資のメリット

太陽光発電投資のメリットは、主に以下の4つです。

高い利回り

太陽光発電投資のメリットの一つに、利回りの高さが挙げられます。土地の購入代とシステムの購入・設置費用を合わせて、表面利回り(メンテナンス費用やランニングコストを含まない)が10%を超える物件もあるほどです。不動産投資などといった他の投資手法の表面利回りの理想は3~5%と言われているので、太陽光発電投資は高い利回りといえるでしょう。

また、FITによって買取価格が固定されているため、シミュレーションがしやすいといった利点もあります。

節税になる

太陽光発電は、さまざまな節税制度の対象となります。消費税還付をはじめ、減価償却や特別償却の対象となることから、企業や個人事業主からも節税対策として人気があります。とはいえ、売却の方法や発電所の容量によって適用される制度が異なるほか、制度の内容が変わる可能性もあるため最新の情報をチェックしておくことが大切です。

設備寿命が長い

基本的にソーラーパネルの補償期間は10~15年であり、長期的な運用が可能となります。そもそもソーラーパネルは30年以上持つことも珍しくなく、途中で太陽光発電投資を辞めたいとなった場合でも売却が可能です。昨今では、以前に比べて中古品に対しての抵抗がない方が多くなったこともあり、手放す際に困るリスクが少ないのも魅力でしょう。

市場の影響を受けにくい

先にも述べたように、太陽光発電投資にはFIT制度があるため、買取価格が変わることはありません。そのため、市場と社会情勢に変化があったとしても影響を受けにくいといったメリットがあります。

太陽光発電投資のデメリットや注意点

太陽光発電投資にはメリットがある一方で、主に以下の3つのデメリットや注意点についても理解しておかなくてはなりません。

天候に左右される

太陽をエネルギーとして発電する太陽光発電は、少なからず天候によって発電量が影響されてしまいます。

太陽光発電投資のデメリットや注意点

晴れの場合を100%とすると、曇りで20~40%、雨や雪の日では10~20%の発電量となります。そのため、太陽光発電投資を検討する方の中には、発電量の低下のリスクが不安になる方も多いかもしれません。しかし、年間を通してみると発電量の増減はさほど大きく変化しないことがわかっており、基本的にはシミュレーション通りの発電量になることが多いでしょう。

発電所の出力抑制に左右される

出力抑制とは、電力会社が電気の需要および供給をコントロールする目的として、電気の売買を停止することです。そのため、出力抑制されている期間は太陽光発電の発電にまつわる収入が得られなくなってしまいます。

対策方法としては、出力抑制に対して補償する保険に加入することが挙げられるでしょう。また、出力抑制される可能性を考慮した上でシミュレーションを行うことも重要です。

先行投資が必要

太陽光発電投資を始めるとなると、まとまった先行投資が必要です。投資用となれば家庭用よりも大きな設備になるため、これら全ての費用を準備するのはなかなか難しいでしょう。とはいえ太陽光発電の場合、一定以上の収入があれば融資を受けられる可能性が高まるため、そのような制度をうまく活用することが大切です。

災害リスクがある

太陽光発電投資のデメリット 災害リスクがある

太陽光発電システムは屋外に設置するため、台風や地震などの災害リスクが伴います。大雨でソーラーパネルが浸水してしまうケースも少なからずあるでしょう。災害リスクに対しては、以下の対処法があります。

  • ハザードマップを確認して設置場所を見極める
  • 定期的なメンテナンスをする
  • 損害保険や賠償責任保険へ加入しておく

設置エリアや保険の加入について自分で判断できない場合には、プロに相談してみるのも一つの手です。

リスクを考慮し、対策を講じた上で投資しよう

今回の記事では太陽光発電投資の概要をはじめ、メリットおよびデメリットや注意点についてご紹介しました。FIT制度によって裏づけされている太陽光発電は、長期的に安定して収入が得られる投資の一つといえます。

しかし、設備を導入する際はある程度の先行投資が必要です。そのため、融資が受けられるかどうか事前にチェックしておくことを心がけるだけでなく、災害リスクについても理解しておくことが大切です。あらかじめ対策を講じた上で、入念なシミュレーションのもとで投資に挑戦するか否かを判断するようにしましょう。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。