ディスインフレーション

「ディスインフレーション」とは、経済において物価上昇率(インフレーション率)が減少する現象を指します。しかし、ディスインフレーションは物価が実際に下落する「デフレーション」とは異なります。ディスインフレーションは、物価はまだ上昇しているものの、その上昇ペースが以前に比べて鈍化している状態を指します。

例えば、ある年のインフレ率が5%で、翌年のインフレ率が2%だった場合、物価上昇の速度は減少しているため、ディスインフレーションが発生していると言えます。ディスインフレーションは、中央銀行の金融政策や供給側の要因、需要の鈍化などによって引き起こされることが多いです。

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