資本剰余金
「資本剰余金」とは、企業のバランスシート上の株主資本の部分に記載される項目の一つで、主に株式を額面(公示価格)よりも高い価格で発行した際の超過金額や、再評価の結果として生じた超過額など、資本に関連した特別な利益を集計したものを指します。
例えば、額面が100円の株式を150円で発行した場合、その50円の差額は資本剰余金として計上されます。この金額は企業の安定的な運営資金や未来の投資に役立てることができ、企業の財務の健全性を示す要素の一つとなります。
資本剰余金は、「資本準備金」と「その他資本剰余金」で構成され、利益剰余金とともに企業の純資産の一部を形成し、株主の利益還元や資本政策において重要な役割を果たす項目となります。
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