- 作成日 : 2023年11月16日
資本コスト
「資本コスト」とは、企業が資金を調達する際に発生するコストのことを指します。企業が投資を行うための資金は、主に株主資本(自己資本)や借入金(他人資本)から調達されるが、これらの資本を持続的に供給するためには一定のリターンを提供する必要があります。
具体的には、株主資本のコストは株主への配当や株価上昇を通じたリターン、借入金のコストは利息として現れます。これらのコストを加重平均して算出されるものが「加重平均資本コスト(WACC)」であり、これが企業の全体の資本コストとなります。
資本コストは、企業が行う投資プロジェクトの採算性を評価する際の基準として使われ、投資先の期待収益率が資本コストを上回るかどうかで、その投資が企業にとって価値を生むものかを判断します。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
お金の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。