売り越し
「売り越し」とは、特定の株式や金融商品に関して、売りの取引量が買いの取引量を超えている状態を指します。具体的には、投資家や機関がその銘柄を売る動きが強い時に、売り越しという状態が発生します。例えば、ある日の取引で、1000株の売り注文があり、800株の買い注文があった場合、その日の売り越し量は200株となります。
売り越しは、市場参加者が将来の価格下落を予想していることを示唆する可能性があり、その銘柄や市場全体のセンチメント(感情)の指標として利用されることが多いです。ただし、売り越し状態が続くと、逆に買い戻しの動きも起こりやすくなるため、常に市場の動向を注意深く観察する必要があります。
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