受渡し
「受渡し」とは、証券取引において、取引が成立した後に実際に資金や証券を移動・交換することを指します。具体的には、ある投資家が株式を買う場合、取引が成立するとその投資家はお金を支払い、売る側の投資家は株式を手放します。このとき、実際にお金と株式が交換される行為が「受渡し」と呼ばれます。
取引所やOTC市場などでの取引成立日と、実際に資金や証券が動く受渡し日は同じ日であるとは限りません。例えば、取引日の2日後に受渡しが行われる場合、それは「T+2」と表現されます。受渡しを適切に行うことは、市場の信頼性や流動性を保つ上で非常に重要です。
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