ECB

「ECB」とは「European Central Bank」の略で、欧州中央銀行を指します。ECBは1998年に設立され、ユーロ圏内の19か国の通貨政策を担当しています。その主要な役割は、価格の安定を保つことにあります。

ユーロの導入と共に、ECBは短期金利の設定や大規模な金融市場への介入などの手段を通じて、インフレ率を適切な範囲に保つことを目指しています。また、ユーロシステムとして各国の中央銀行と協力し、ユーロ圏全体の金融安定を確保するための活動も行っています。

2008年の金融危機以降、ECBは金利を低く保つ政策や、経済の流動性を確保するためのさまざまな措置を導入してきました。これらの政策は、ユーロ圏の経済を支える重要な役割を果たしています。

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