流通市場(債券)
「流通市場(債券)」とは、既に発行されている債券が投資家同士で売買される市場のことを指します。債券は、企業や政府が資金を調達するために発行する証券の一種で、初回の発行後、それらの債券は二次市場とも呼ばれる「流通市場」で取引されます。
例えば、企業が新たに債券を発行する際には、投資家や金融機関から直接資金を調達します。しかし、その後、その債券を持っている投資家が他の投資家に売る場合、それは流通市場での取引となります。流通市場では、債券の価格や利回りが、時価に基づき調整されます。利回りは債券の価格とその債券が持つ利息(クーポン)との関係によって決まります。債券の流通市場は、投資家がリスクを分散させるための重要なツールとしても利用されます。
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