利含み

「利含み」とは、債券や他の金利関連商品の取引価格に、既に発生したがまだ支払われていない利息が含まれていることを指す用語です。一般的に、債券は一定の期間ごとに利息を支払うものですが、利息の支払日と債券の売買日が異なる場合、その差分の期間に発生する利息を考慮して取引価格が設定されます。

例えば、半年に1回利息が支払われる債券を、利息の支払日から3ヶ月後に購入した場合、その債券の価格は3ヶ月分の利息を「含んで」いることになります。このように、債券の取引価格に未払いの利息が反映されている状態を「利含み」と言います。

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