リバーサル・レート
「リバーサル・レート」とは、中央銀行の金利政策に関連する用語で、金利をさらに下げることが経済に逆効果となる水準を指します。中央銀行は、経済の減速やデフレのリスクを回避するために、金利を引き下げることがあります。しかし、金利がある特定の低い水準以下になると、銀行の収益性が悪化したり、金融機関のリスク取り行動が過度になるなどの悪影響が出てきます。この金利の水準を「リバーサル・レート」と呼び、この水準以下に金利を設定すると、金利引き下げの目的である経済の刺激よりも悪影響の方が大きくなる恐れがあります。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。