• 作成日 : 2023年10月3日

リスク分担型確定給付企業年金

「リスク分担型確定給付企業年金」とは、企業の退職金制度の一つであり、企業と従業員の間で運用リスクや投資リスクを分担する形態の企業年金制度を指します。

従来の確定給付型企業年金では、企業が給付を確定させ、そのための資金の運用リスクを100%負担していました。しかし、リスク分担型確定給付企業年金では、そのリスクを企業と従業員が共有します。具体的には、資産運用の結果に応じて、給付額が増減する可能性があるため、従業員も投資のリスクを一部負担する形となります。リスクをどのように分担するかは、あらかじめ労使合意で定めておくことが必須です。

この制度は、企業の財務負担を軽減しつつ、従業員も将来の給付に対するリスクを理解することで、より安定した退職金制度を目指すものです。


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