- 作成日 : 2023年10月3日
見切り千両
「見切り千両」とは、証券取引において使われる日本特有の用語で、損失を最小限に食い止めるために、損を出してでも早期に売却することを指します。文字通り、「早めに見切りをつけることで、大きな損失を防ぐ」という意味合いです。
この言葉の由来ははっきりしていませんが、古典落語『千両みかん』の中の話から来ているとする説があります。物語の中で、主人公が早くに損を承知で商売の品を手放すことで、結果的に大きな損失から逃れることができたというエピソードです。
投資においては、株価や資産価格が下がり始めた際、さらなる大きな損失を避けるために、少しの損で売却する行動や判断を「見切り千両」と言います。この考え方は、損切りの大切さを強調するものとして、多くの投資家に受け入れられています。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
お金の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。