半値戻しは全値戻し

「半値戻しは全値戻し」とは、証券取引の中でよく使われるテクニカル分析の格言の一つです。

この格言の「半値戻し」とは、株価やその他の金融商品の価格が、前の上昇トレンドまたは下落トレンドの半分の値まで反対方向に動く現象を指します。例えば、株価が100円から200円まで上昇した後、150円(上昇幅の半分)まで下がる動きを指します。

「全値戻し」とは、前の上昇トレンドまたは下落トレンドの全値まで反対方向に戻る現象を指す。つまり、上記の例で言うと、再び100円まで下落することを意味します。

この格言「半値戻しは全値戻し」は、一度価格が半値まで戻ると、その後全値まで戻る可能性が高いという市場の心理や経験則を示しています。しかし、これは絶対的なルールではなく、あくまで参考の一つとして考えるべきです。

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