発行登録制度
「発行登録制度」とは、企業が有価証券を公募する際の手続きを簡素化し、迅速化するための制度です。従来の公開前審査制度では、証券を公募する前に、その内容が詳細に審査されてから公募が許可されるというステップがありました。
しかし、発行登録制度の導入により、企業は事前に金融監督当局に一定の情報を登録することで、その後一定期間内に自由に証券を発行できるようになります。この制度の大きな特徴は、公募のたびに詳細な審査を受ける必要がなくなることで、資金調達のスピードや柔軟性が向上します。
ただし、企業の情報開示の重要性が高まるため、企業側の情報提供の質や正確性には更なる注意が求められる制度となっています。
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