チャイニーズウォール

「チャイニーズウォール」とは、金融業界で使われる用語で、特に証券会社や銀行内部における異なる部門間の情報の取り扱いを示す言葉です。具体的には、例えば投資銀行業務と調査部門のように、利益相反のリスクが生じる可能性のある異なる部門間での情報のやり取りを制限・禁止するための「情報の壁」を指します。この「壁」の存在によって、公平性が確保され、不正な取引や情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが目的とされています。言葉の由来は、中国の万里の長城から来ており、強固な情報の分離をイメージさせるために用いられています。

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