一本値
「一本値」とは、証券市場における価格の動きを表す言葉の一つで、特定の時間帯(通常は短い期間)において、ある銘柄の取引価格が一定の価格のみで取引された場合を指します。すなわち、その時間帯における最高値と最低値が同じ、つまり価格の変動がなかった状態を意味します。
例えば、ある銘柄が一日の取引時間中に、1,000円の価格でしか取引されなかった場合、その銘柄は「一日一本値で取引された」と言われます。
「一本値」となる背景には、新たな材料や情報が乏しく市場参加者間の価格に対する評価が一致している、または取引量が非常に少ないために価格変動が起きにくいなどの理由が考えられます。
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