- 更新日 : 2023年9月8日
貸倒引当金
「貸倒引当金」とは、企業が将来の信用リスクや不良債権のリスクに備えて、損失が発生する可能性があると予想される金額を事前に確保するための会計上の取り置き(予備資金)を指します。具体的には、例えば銀行が貸し出した融資に対して、返済が滞るリスクがあると考えられる場合、その潜在的な損失分を見越して貸倒引当金として確保します。
この引当金は、企業の財務諸表上で、資産の減少または負債の増加として計上されることで、企業の財務の健全性を維持するための手段となります。簡単に言えば、未来の損失に備えて今のうちからお金を取り置きする仕組みです。
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